#77:ネガティブやめたいの? まず〇〇と〇〇やめてみ?
鶴田北教室室長の新井です。先週の木曜日から新年度に切り替わったこともあり、生徒面談を行っています。
そこで進級、進学した生徒たちの期待溢れる話をたくさん聞いていますが、そこである生徒から1つの相談を受けました。今回はこの話をさせてください。
※今回一人の生徒に対してアドバイスをしました。それは私も含め、日本人のおよそ8割がしてしまっている悪習慣についてです。そのためブログを閲覧しているお客様・保護者様・生徒たちも確認してみてください。そして周りの人に教えてあげてください。人生が好転する内容です。
その生徒は表題にもあるように「ネガティブな性格」を直したいと言っていました。
私がその生徒に「変えたいなら、次の2つを直すように」と伝えました。
以下はその生徒との対話の一部です。
—————
私:まず1つ目、悪口を口癖にしないこと。
生徒:悪口?
私:時に話しを聞いてほしくて、ついつい話し込んでその流れで悪口を言ってしまうことってあるよね。
生徒:あります、あります。
私:そりゃ人間だから、言いたくなることもあるさ。でもそれは口癖にしちゃだめなんだ。
生徒:どうしてですか?
私:その悪口を1番聞いてるのだれ?
生徒:え……友達?
私:自分だよ。自分の言葉を誰より多く聞いているのは自分なんだよ。例えばだけど、悪口ばっかり言ってる人が新しいクラスにいたら、どう思う?
生徒:ちょっと嫌です。
私:だろ? それを自分にしちゃってるんだぞ?
生徒:……何か、嫌ですね。
私:この悪循環から抜け出そうぜ。悪口やめよ。それと猫背。
生徒:猫背?
私:そう。〇〇くん、猫背じゃん。実は「猫背をはじめとする悪い姿勢は、心をネガティブにする」ということが心理学の実験で証明されているんだよ。
生徒:本当ですか!?
私:本当だよ。だから、悪口と猫背。この2つからはじめてみなよ。
生徒:この2つならできそうです!
私:よし! 来月も面談で、進捗を絶対聞くからね。
生徒:はい!
—————
人間はちょっとした変化すら嫌う傾向にあります。
変化した先を意識し、今までの友人関係等が崩れてしまうリスクを無意識に恐れているからです。
しかし、その変化が「今からできるほんの小さなこと」からなら、人間は踏み出すことができます。
小さな一歩を大切に。その一歩の踏み方から、支えていきたい、教えていきたいと今回のことで強く思いました。
#76:迷ったら、1番好きな方へ
鶴田北教室室長の新井です。
7日(金)は高校の入学式、本日は中学校の始業式、明日は中学校の入学式と
新たな門出を祝うと同時に期待と不安が重なる時期となりましたね。
本日塾に来た生徒たちに「クラスどうだった?」と話すとともに
今年度の目標について話し合っています。今回はその話をさせてください。
ある中学生の男の子と今後の目標の話をしていた時のことです。
その生徒は将来、学校の先生になりたいと考えていましたが
「これを教えたい!」と強く思える教科を選べずにいました。
その生徒との会話の一部です。
—————
私:そっか。どの教科の先生になればいいか分からないのか。
生徒:はい。得意なのは数学なんですけど、好きなのは理科なんです。でも、理科は数学よりも点数が低いんです。
私:なるほどね。
生徒:教えることが仕事なのに、1番得意じゃない教科選んで先生になるのは難しいのかなって。
私:難しいだけでしょ?
生徒:えっ?
私:それって難しいだけなんだろ? じゃあ、諦める必要ないよ。理科の先生になろう。
生徒:でも、いいんですか? 得意な教科じゃなくて。
私:もちろん。今の高1の生徒たちが中3で受験生だった時、よく話していたんだけど「高校は1番のところに行くんじゃなくて、行った先を1番にできるところを探せ」って伝えてたんだよね。
それは職業にしてもそう。
1番得意なのを職業にするんじゃなくて、1番好きなのを職業にした方が絶対楽しいよ!
生徒:なるほど…分かりました! じゃあ俺、理科の先生目指します!!
私:よし! がんばろう!!
—————
夢を追う。
口では簡単に言えますが、実際は難しく苦戦を強いられる瞬間があると思います。
迷った時は、1番好きな方へ。とことん笑える方へ。
生徒たちが走れるように導きながら、背中を押していきたいと思います。
今年度も昨年以上に楽しい1年になりそうです。
#75:レベルアップ
鶴田北教室室長の新井です。本日で春期講習会が終了となります。
「やっと終わった~!」と言い、笑顔で帰っていく生徒たちを見送り、無事に乗り切ることができそうで、ほっとしています。
この講習会で、生徒たちは学習内容の基礎や知識、応用力が伸びている一方で
別角度で、実はもう1つ成長しているものがあります。
それは「75分間頑張れる集中力」です。
学校や進光ゼミナールの通常授業は50分です。
そのため、1.5倍となっている講習会の授業の75分は、中々辛いものがあります。
(自分も短期集中型なので、75分はちょっと……)
しかし講習会の授業を通して75分学び切る力をつけた生徒たちは
講習会が終わり、50分の授業になると
「えっ! もう終わり?」
と、必ずなります。
これが学校が再開して、進学・進級があり、慣れない先生、慣れない教室、慣れない雰囲気でも
頑張れる力なるのです。
生徒たちが笑顔で春を駆け抜け、笑顔で次の春を迎えられるように
学習内容だけでなく、学習計画や習慣のフォローも入れていきたいと思います。
#74:鶴田北バトン
鶴田北教室室長の新井です。新年度を迎え、生徒たちは少しずつ新学期の始まりを意識しているように思えます。
私も生徒たち同様、気を引き締め直して生徒たちの授業をしていこうと思っています。
今回は、そんな思いを抱きながら授業をした時の話をさせてください。
新中学3年生の授業を指導していました。私は生徒たちの丸付けをする際に
丸付けをしながら、コミュニケーションを取ります。
今ですと、春休みの過ごし方や部活動、新学期についてなどです。
そんな中、「高校生になったら……」の未来の話をしていました。
以下は、その生徒との会話です。
生徒:高校生になったら、何しよっかな。
私:おっ、未来のポジティブシンキングでモチベーション高める作戦だね?
生徒:いや、そこまでは考えてないけど…まず、塾はそのまま通うでしょ。
私:えっ? マジで!? 高校でも通ってくれるの?
生徒:……ん? 逆に私、辞めていいの?
私:いや、僕は嫌だけど…。でも何で続けることが当たり前みたいな……。
生徒:いや、ここ(鶴田北)の先輩たち、結構塾に残るじゃん。だから、私もそうなんだろうなって思ってさ。
その生徒は、高校でも継続する先輩たちの姿を見て
その生徒自身に、継続する意識が自然とついていました。
新高校1年生に継続する重要性については、たくさん語ってきました。
それもあってか、継続することになった生徒は半数以上いました。
しかし今回の新中学3年生には、高校の学習については、まだほとんど話していませんでした。
それなのに、もうすでに継続の意思を伝えてくれたのは
決して、私の力ではないと思います。
先輩たちが、姿で伝えてくれたのだと思っています。
言葉よりも雄弁で。
鶴田北教室のバトンは、次の学年へ繋がったようです。
#73:年度終わりに10の質問に答えてみよう!!
鶴田北教室室長の新井です。本日は3月31日、年度終わりになります。
私は仕事に追われまくっておりますので、ついつい内省をする時間を取れないのですが
次年度を有意義にするためには、振り返りは欠かせません。
今回はこの場を借りて、1年を振り返るポイントをお話していこうと思います!
生徒の皆さん、保護者の皆様、一緒にやってみることを強くお勧めします。
(子どものことを、ご両親のことを深く知れる良い機会になりますので! ぜひ!!)
振り返るポイントとして、以下の10点の質問を答えてみるとよいでしょう。
例として、私の場合を記載します。
質問1「今年、楽しかった思い出や嬉しかった経験はなんですか?」
これは、あなたの価値観を明らかにするための質問です。何を楽しい、うれしいと思うのか、あなたの心が感じる喜びを改めて意識すれば、誰かと比べた相対評価ではない自分軸での振り返りができます。
私の場合:受験報告を生徒が教室に来てくれて『合格』を聞けたことが嬉しかったです。
質問2「今年、時間やパワー、お金を費やしたことは?」
あなたが何を頑張ったのか、あるいは頑張りたいと思っていたのかを意識するための質問です。
私の場合:入院に一番お金を使いました。次年度は健康第一を目指します!
質問3「今年達成したかった目標は?」
年初に立てた目標や計画、途中で新たに立てた目標を明らかにするための質問です。なりたいと考えていた自分を思い出し、「本当のなりたい姿」をより深く考えるきっかけになるでしょう。心から達成したいと思っていなかった目標は、来年は手放すのもおすすめです。
私の場合:ダイエットです。次年度こそ、絶対に達成してみせます!
質問4「今年の成果は?」
「今年の目標」を明確に立てていた人は、達成状況を振り返りましょう。来年の目標設定に役立ちます。目標が曖昧だった人は、たとえば売上、利益、睡眠時間、何を〇回達成した、などのように数字で1年を振り返ってみると、今年の成果を可視化しやすいでしょう。
私の場合:鶴田北教室を80名以上の生徒がいる校舎にできたことです。本当に恵まれました。
質問5「今年、いちばん大きく変化したことは?」
1年で、自分自身や環境がどう変化したのかを把握するための質問です。その変化がプラスなら自己成長感を得られますし、逆に変化がマイナスであっても、希望が叶わなかった原因を探るきっかけになります。
私の場合:宇都宮へ引っ越しをしたことです。仕事に専念する時間が増えたのでプラスでした!
※残り5問!現在の自分を改めて見つめ直せば、チャンジしたい取り組みや乗り越えたい課題などを明確に意識でき、次の1年を有意義に過ごせると思いますので、もう少々お付き合いください!
質問6「今年の自分の好きなところは?」
1年のあなた自身を、肯定的に評価するための質問です。誰かと比べる必要はありません。自分自身を見つめたときに好感を持てるところを探して、まずは自分を褒めましょう。他人と一緒に振り返る場合は、お互いに褒め合えば、より自己肯定感が高まるでしょう。
私の場合:生徒たちからたくさんの「おもしろい」という言葉をもらえるくらい、コミュニケーションを取ったことです。ちょっと恥ずかしいですが。。。
質問7「来年の自分で、変えたいところは?」
自分の良いところを認めたうえで、改善したいところに目を向けるための質問です。他者からの期待に答えるためではなく、「自分自身のために自分を変えたい」と思うからこそ、改善につながる行動がとれるはずです。
私の場合:計画的に仕事に取組み、仕事をためないこと!
質問8「今年、感謝を伝えるべき人は?」
人は1人では何も成し得ません。力を貸してくれた人、動いてくれた人、支えてくれた人、機会をくれた人、見守ってくれた人、感謝を伝えるべき人の顔を思い浮かべてみましょう。あなたに感謝の気持ちがあるからこそ、来年以降もよりよい関係でいられるでしょう。
私の場合:たくさんいます。そのうちの1つとして、私の指導法についてきれくれた、鶴田北教室の講師の先生方には「ありがとう」と言いたいですね。
質問9「今年、失敗から学んだことは?」
1年の振り返りで大切なのは、良かった出来事を反芻して満足することだけではありません。失敗を振り返り、何を学んだのか、何を得たのかを自覚すれば、来年に活かせます。
私の場合:生徒と対応で少し……はい。一人ひとりに合わせたコミュニケーションを取る必要があるなと思いました。
質問10「1年前に戻れるなら、自分に何と言ってあげる?」
1年前に戻れるなら“当時の自分”に何と声をかけてあげますか? どんなアドバイスをしてあげたいでしょうか? それこそ、あなたが次の1年の振る舞いのなかで、本当に大切にしたい軸になるかもしれません。
私の場合:「悩んだら、迷ったら、とことん笑える方に行け。それが正解だったぞ。」です。
1年の振り返りは、自分自身を客観的に見つめ直す機会となります。
1年間の自己成長や新たに得た学びを改めて自覚すれば、来年の目標や大切にしたい価値観が明確になるでしょう。
次の1年を有意義に過ごすための準備をしてください。
#72:勉強に友だちが必要なのは何故か。
鶴田北教室室長の新井です。この春期講習期間は朝9時30分から授業が始まり、最後の授業の終わりは21時25分です。
学校が休みとなる長期期間は部活動のスケジュールやご家庭のご都合が、学校がある日と比べてイレギュラーになりやすいです。
そのため、生徒たちの通いやすい時期に合わせられるようなスケジュールとなっていますので
講習会期間中は、多くの生徒たちと学習したり、お話できたりします。
それが講習会時の私の楽しみの1つです。
そんな講習会中にご入塾いただけた保護者様から
「この子、塾に友だちがいてほしいって言うんです。勉強に友だちって必要ですか?」
とのご質問を受けた際に、私が話した内容をお伝えさせてください。
~~~~~
私:そうですね。私は場合によっては必要だと思います。
保護者様:どうしてですか?
私:勉強において、友だちが必要なのは、主に2点あります。1点目は、友だちが「心の支え」になるからです。
保護者様:それは先生が代わりにはなれないのですか?
私:もちろん私どもも声掛け等を行い、そうなれるように努めています。しかし、同じ言葉であっても上司ではなく同僚に言われる方が納得することってありませんか? 子ども目線でいうなら、先生ではなくクラスメイトです。
保護者様:確かに。
私:それに勉強は一人で行っていると、心が折れかけた時に辛い思いをしてしまいます。友だちはその辛さに共感出来て、励ましあえて、時には喜び合える存在なんです。
保護者様:なるほど…。
私:2点目は友だちが「競争相手」になれる点です。ある心理学の実験で、一人で学習するよりも、友だちと一緒に勉強する方が脳が刺激され、闘争ホルモンの「アドレナリン」がより多く分泌されたそうです。「この人に負けたくない」って意識が、勉強に向かわせるということです。
保護者様:でも、進光ゼミナールは個別指導ですよね?
私:はい。ですが、鶴田北教室では休み時間などに「ワークをどこまで進められたか」、「通知表の評定がいくつだったか」などを話し合っている生徒たちがいます。そのような話し合いができた後の授業は今まで以上に頑張っていますよ。
保護者様:一緒にだらけてしまうことはありませんか?
私:もちろん時として、あります。その時は私が声掛けをして、勉強への意識を再確認していますよ。
保護者様:なるほど! じゃあ、もし子どもがだらけたら、先生からきつ~く叱ってもらえるんですね。
私:お任せください! もし生徒たちがだらけていたら、私は(ーーあえて伏せます。あえてね。ーー)してますから!
保護者様:分かりました! よろしくお願いいたします。
~~~~~
このようなメリットがあり、デメリットは私たちがフォローできるので
塾の学習において、友だちは必要な存在ではないかと思っています。