#90:ピグマリオン?ゴーレム?
鶴田北教室室長の新井です。
夏休みも中盤戦に入り、生徒たちは日々の学習の疲れを感じながらも努力を続けております。
しかし、この努力を子どもたちだけに任せるのは教育として不十分です。
こちらからもモチベーションアップを狙った言葉掛けをしています。
私はその時に、「ピグマリオン効果」を狙った言葉掛けをしています。
ピグマリオン効果とは、他者から期待されるとその期待に沿った成果を出すことができる現象のことです。
具体的には
「あなたならきっと大丈夫だよ! 次の問題も挑戦してみよう」
「昨日出した宿題、とてもよくできていたよ。次も楽しみにしているよ」
などの言葉掛けを他者から受けることで
「先生がこう言ってくれたし、頑張ってみよう」
と思い、結果通常時よりもパフォーマンスが良くなるなどの状態をさします。
せっかく塾に来てくれて、遊びたい時間を削って勉強するのだから
前向きになってもらいたい。
そういう思いから、声をかけています。
ただ生徒たちはまだまだ子どもですので、ミスもしますし、ずるをする時もあります。
そんな時には、注意をしますが、それが「ゴーレム効果」に繋がるようなことは特に避けるようにしています。
ゴーレム効果とは、ネガティブな言葉をかけ続けると、言われた本人のパフォーマンスがどんどん下がっていく現象のことです。
具体的には
「何をやっているんだ! もっと勉強しないとだめだろ!」
「何回同じ問題をミスするんだよ! いつになったら覚えるんだ!」
などの言葉掛けを他者から受けることで
「やらなくちゃ。でも、また怒られちゃうのかな。嫌だな…」
と思い、結果通常時よりもパフォーマンスが悪くなるなどの状態をさします。
上記の2つの内容について、どこか心当たりがあるような保護者様いらっしゃいませんか。
自分の子どものことだからこそ、ついつい言ってしまう。
もしかしたら、ゴーレム効果に繫がっていたかもしれない。
そう思われる方がいても仕方ないと思います。
自分の子どもだからこそ、誰よりも報われてほしい。そのために悪いところを指摘する。
それは当然のことと思います。
この現状の解決案の1つとして、塾がある。
学力だけではない。その先の未来でも前を向いて歩いていける人になれるように。
もし何かお困りごとがありましたら、いつでも頼っていただければと思います。
※次回の更新はお盆休み明けの8月21日(月)になります。
#89:お盆休みは時間割をつくってはいけない。
鶴田北教室室長の新井です。
進光ゼミナールは今週末の12日(土)で、お休みの期間に入ります。
再開は21日(月)になりますので、よろしくお願いいたします。
子どもたちにお盆休みの宿題を配っていましたが
その時に、ある中学生から
「お盆休みはどれくらいの時間勉強したらいいの?」
「時間割を作った方がいいの?」
というご質問を受けましたが、その時に私がお答えしたものについてお話いたします。
結論から申し上げますと、夏休みに時間割を作ろうとすると、失敗すること可能性があります。
そのため、「時間割」ではなく、その日1日ずつの「ノルマ」を作ることをおススメします!
これから大切な夏休みを過ごすために、計画を立てる時には、
「これもできるように」
「勉強時間も多めに」
と考えがちです。
その結果、部活動や家族や友人との時間を無視した
現実的でないプランになってしまいます。
そして、そのせっかく立てたプランが守れないと、モチベーションも下がってしまいます。
その悪循環の一歩目になりがちなのが、「時間割」なのです。
そのため、今日何ができるようになりたいのかを決めて
目標を立てる。
例えば、方程式ができるようになりたいという目標があるなら
学校の夏休みのワークの方宇定式のページを見る。
それが1日で解けそうなら、それを行う。
そして、それが終われば自由時間とするなどのメリハリをつけることが
長期休みでは大切です。
お盆休みの課題も同様で
「毎日2ページ取り組む」などの目標を立てて
実りのあるお盆休みにしていきましょう!
#88:夏の夜空に願いを込める
進光ゼミナール鶴田北教室室長の新井です。
めちゃくちゃ綺麗な花火の写真があるかと思いますが、こちらは
8月2日(水)に新潟県で行われた「長岡花火」の写真です。
日本一との呼び声高い花火大会は、インターネットで調べればすぐに動画が出てきます。
しかし、一生に一度は見てみたいと考え
2日の休校日に新潟まで車を走らせ、出かけてきました。
写真や動画で収めた5倍、綺麗な花が夜空に咲きました。
今までの自分は花火を「綺麗なもの」と捉えていました。
しかし、今回の長岡花火は
「自然と涙が出てしまいそうになるほど、感動するもの」でした。
タイミングが合うなら、観に行かれることをおすすめします。
「日本一」と呼び声高い花火にふさわしく素晴らしい景色でした。
子どもたちにも、それぞれが目指す「1番」良い景色まで
導いてあげられるように、日々の指導に努めて参りますのでよろしくお願いいたします。
#87:お母さんと話し合えば?
鶴田北教室室長の新井です。先日、学校の三者面談を終えた中学3年生と受験について話し合う時間がありました。今回はそこで生徒に伝えた内容について共有させてください。
三者面談、お母様は学校の先生に
「この子、家ではずっとスマホいじってばっかりで勉強なんて1秒もしていないんです」
と伝えたそうです。
その事を生徒から聞き、「そっか。学校にバレちゃったのか」と言葉を返すと
「はい、本当に余計なことをされました」と言葉を発しました。
以下は、その後の会話です。
~~~~~
私:気持ちはめっちゃ分かるけどさ、何もそこまで言わなくてもいいじゃん。許してやれよ。
X:いやですよ! そのせいで(学校の先生にも)怒られたんですから。
私:余計なお世話って思う気持ちはわかるよ。でも、お母さんも「余計なことを言わせないように勉強頑張れよ」って思ってるかもよ?
X:……。いや、頑張ろうと思ってましたもん。
私:それも分かるよ。そう思ってなかったら、この授業だって頑張ってないもんな。今日3ページも進んでんじゃん。
X:はい、そうです。
私:だからさ、もっとお母さんと話し合ったら?
X:えっ?
私:きっとお母さんが求めている受験生の姿とXの現状にギャップがあるから、言葉に出たんじゃない?
X:……。
私:それにさ、本当はXだって分かってるんじゃない? 家でも勉強しなきゃいけないってことに。
X:何でそう思うんですか?
私:だってXはさ、部活動の最後の大会に向けて、学校の練習以外の時間も公園に行って練習してたじゃん。上手くなるためには、もっとやらなきゃって思ってたんじゃないの?
X:……。
私:これはXだから話しているからね。自分の意見も言えて、今みたいに私みたいな他人の意見もしっかり聞けるXだから言っているんだからね。
X:聞いてもらえますかね。私の意見。
私:当たり前だろ。お母さんっていうのは、何があっても子どもの「1番の味方」なんだぞ。2番目は私。
X:…いや、2番目は〇〇先生(鶴田北の講師の名前)です。新井先生は5番くらい。
私:いや、(私)結構負けてるじゃんか。
X:今日、帰ったら話してみます。どれくらい勉強したらいいかって。そしてこれくらい勉強しようと思ってるって。
私:よし、それでいこう!
~~~~~
受験が初めての子どもたちは、「どれくらい取り組むものなのか」本当に分かっていないんです。
そのため、しっかりと話し合ったうえで、子どもたちに納得してもらうことが必要になります。
納得して行う勉強と、強制的にやらされる勉強では、定着に大きな差が出ます。
貴重な青春時代の1ページに後悔がないように。
子どもたちと、とことん向き合っていきたいと思います。
#86:夏休みが大切なのは、受験生だけじゃない!
鶴田北教室室長の新井です。今週は日中30°を超える日々が続いております。皆様、お変わりありませんでしょうか。
この夏は受験生にとって”勝負の夏”と言われる大切な時期ですが、何もこの時期の学習が大切なのは受験生だけではありません。
中学生は2年前にあった教科書の改訂により、「1年生」から学校の授業についていくことが難しいカリキュラムになりました。
中学2年生の学習内容は栃木県立入試において大切な単元が多くあります。
難易度が高い中学生の学習についていくためには、小学6年生までの内容を正しく理解していることが不可欠です。
また大学や就職を考えると、高校生の定期テストで点数を取り、成績表を良くする必要があります。
このように子どもたちみんなそれぞれが大切にしなければならない夏なのです。
その年の夏休みは一生に一度しかないのですから。
去年の受験生によく言っていたことですが
「反省は残しても、後悔は残さないような過ごし方」
を、子どもたちに伝えていこうと思います。
仲間の存在
こんにちは、鶴田北教室の菊池です。
連日、暑い日が続いていますね。
関東地方では、気温が40℃近くまで上昇した地域もありました。
皆さん、水分補給をこまめに実施しましょう。
また、少しでも気分が悪くなったり、フラフラしたりするときは、
速やかに涼しい部屋で休みましょう。
鶴田北教室では、
生徒たちの体調を第一に考え、
生徒たちの様子を注意深く見守っていきます。
さて、本日は私が微笑ましく感じたことについて書きたいと思います。
最近、中学生でバスケットボール部のAさんが鶴田北教室に入塾しました。
とても、勉強熱心な生徒で、宿題もしっかりとこなし、
授業中も真剣に、目の前の問題に取り組んでいます。
鶴田北教室には、高校生でAさんの部活の先輩だったBさんも通っています。
先月の中旬、二人が教室内で再会しました。
Bさんが中学校を卒業して以来の再会ということでした。
二人は休み時間中、とてもうれしそうな表情で会話を楽しんでいました。
私は、その光景を見て、
「部活動を通じて、喜怒哀楽を共にしてできた絆はとても深いものなんだろうな。
先輩と後輩っていいな。」と実感させられました。
仲間の存在は、自分自身を強くします。
そして、勉強でもお互い切磋琢磨し合えるという良い効果が生まれます。
鶴田北教室には、AさんとBさんだけでなく、
同じ学校の友達どうし、部活の先輩と後輩という関係の生徒が多くいます。
私は、生徒たちが勉強で切磋琢磨し合い、
みんなの学力を向上させられるような雰囲気をつくっていきたいと思います。