#57: 鶴田北教室の今年の漢字は〇です
本日が今年最後の授業の日になります。
鶴田北教室は2022年3月1日に開校しました。
まだ1年も経っていませんが
こうして無事に年を越せることに心からよかったと思っております。
今年一年、本当にありがとうございました。
日本漢字能力検定協会が、今年の漢字は”戦”だと発表しましたね。
ウクライナ侵攻、北朝鮮の相次ぐミサイル発射により、「戦」争を意識したこと
円安、物価高、電力不足に感染症といった生活に関わる身近な「戦」いがあったこと
当然、W杯もあったからでしょうか。今年にぴったりなこの漢字だと思います。
ただ鶴田北教室の今年の一年を振り返って、「鶴田北教室の今年の漢字」として、もっと適切なものがあるのではないかと思いました。
それは「絆」です。
何もなかったところから、一人、また一人とご縁を結ぶことができました。
生徒たちの日々の成長を間近で感じ、生徒たちとのコミュニケーションも日に日に濃くなっていきました。
気付けば、私が想像していたよりも、はるかに大きな絆ができていました。
塾人として、一人の教師として、こんなに嬉しいことはありません。
鶴田北教室の室長になれたこと、私の人生にとってとても大きな財産になりました。
感謝しかありません。本当にありがとうございました。
鶴田北教室室長
新井 翔太
#56: 1.01と0.99の差
鶴田北教室室長の新井です。突然ですが、数学の問題を3問出題させてください!
(1)1.01-0.99
(1)は簡単ですよね? 答えは0.02です。
皆様は、0.02と聞くと「大したことはない、小さな差」だと思いませんか?
では、今度は続けて2問出題します!
(2)1.01の365乗
(3)0.99の365乗
携帯や電卓を使っても大丈夫です! 一度考えてみてください。
(2)の答えは37.8です。
(3)の答えは0.03です。
どうですか? たった0.02の差だった2つの数に見える、この「大きな差」は。
(365乗しているのは、一年が365日のため、それを入れてみました)
小さな差であっても積み重ねれば、それは大きな力となります。
逆に少しずつサボると、やがて力はなくなっていくということです。
冬期講習会に入る前に、中学3年生対象の入試対策講座にて、この問題を出して、私は生徒たちに言いました。
「僕らがしないといけないことは、この1.01を積み重ねることである」と。
確かに毎日コツコツ、周りよりも努力することは、口で言うほど簡単ではない。
だが、「鶴田北教室のみんなはそれができるメンバーなんだ」と。
一緒に頑張ろうと話しました。
復習の積み重ねができる最後の機会として、本日より冬期講習が始まりました。
生徒の皆さんには、ぜひ1.01を目指していってもらいたいと考えています。
#55: W杯~努力は〇〇派~
鶴田北教室室長の新井です。先日W杯の決勝戦が終わり、4年に1度の祭典の幕が閉じました。
日本代表の大活躍は、私に元気をくれて、”できることを全力で取り組もう”と思わせる、すばらしいものでした。
私は、中学生までサッカー部に所属していた大のサッカー好きなので(今ではこんな体型ですが。。。)
日本代表の試合だけでなく、他の国々の試合も観ていました。
当然、決勝戦も観ました。優勝はアルゼンチン。本当にすばらしい、熱い試合でした。
フランスが勝ってもおかしくない試合内容でしたが、最後はアルゼンチンに軍配が上がりました。
アルゼンチンのエースにリオネル・メッシという選手がいます。今日はメッシのお話から「努力とは環境である」というお話をさせてください。
サッカーをあまり詳しくない人でも「リオネル・メッシ」の名前は聞いたことがあるのではないでしょうか。世界一のストライカーの一人であるメッシですが、実はメッシが少年期に難病指定の病気だったことは皆様ご存じでしたか?
メッシは5歳の頃に、父親がコーチを務めていた「ニューウェルズ・オールドボーイズ」という地元クラブに加入しました。その頃から世界一のサッカー選手の才能を発揮していたそうですが、10歳の時に、「成長ホルモン欠乏症」だと発覚したそうです。
この病は、簡潔に説明すると「身長が伸びなくなる病」でした。そのため、成長ホルモンの投与なしでは、身体が発達しないと診断されたのです。
難病指定されているもののため、治療費は高額で、「ニューウェルズ・オールドボーイズ」も匙を投げ、メッシの獲得を狙っていたアルゼンチンの強豪クラブ「リーベル・プレート」も獲得を諦めたそうです。
しかし、13歳の時に受験して合格した「バルセロナ」の加入テストにて、メッシに転機が訪れます。
当時の監督カルロス・レシャックがメッシのプレーを一目見て、小さな体に驚くべき才能と将来性が宿っていることを悟り、すぐさま合格を決めたのです。治療費はクラブが全額負担するといった好条件をつけて。
当時のメッシの身長は143cmでしたが、クラブチームでの投与治療を受けて、170cmまで伸びたそうです。
このように、メッシは「バルセロナ」の環境下にいたからこそ、成長することができて、世界一の選手にまで登りつめることができたのです。
よく「努力はただの努力だ」とか、「努力できることは立派な才能だ」との話を耳にしますが
私は「努力するための要素には環境も含まれる」と考えています。
「良い環境では良い結果がうまれやすいのではないか」と思うのです。
私の仕事は、まさにこれだと考えています。
生徒たちにとって、鶴田北教室が「良い環境」であること。その環境づくりこそが私の仕事であると。
さぁ、今日も明日も。生徒たちの環境を整えていくぞ。
#54: 言葉はまるで〇〇〇〇
鶴田北教室室長の新井です。突然ですが、今回はある歌詞の一部をブログのタイトルにさせていただきました。
〇〇〇〇に入る言葉は何だか分かりますか? ちなみに答えは”雪の結晶”です。
この曲は先月より放送スタートしている、ある木曜劇場の主題歌です。
このドラマが始まる時間は22時からで、私はこの時間帯教室にいます。
そのため先日の保護者面談で、あるお母様からお話を聞くまでは、このドラマの存在も知りませんでした。
「先生、このドラマ本当に良くて、娘にも観るように言ったんです。」
「そうなんですね。じゃあ、僕も観てみます!」
そんなお話を交わし面談を終え、お昼を食べながら、見逃し配信されている1話を観てみたのですが……
もうボロボロ泣いてしまいました。
1回観るだけでは、中々消化できない。色んな想いを感じ取り、共感し、共に悩めるようなドラマでとても良かったです。
今は3話まで観たのですが、4話以降のネタバレをある生徒にされて、かなりテンションが下がっています。
(その日、ネタバレした生徒の宿題はいつもの1.5倍にしました。)
そして、主題歌が入るタイミングもまたいい!!
ドラマの大切なポイントに絶妙なタイミングでかかるので、涙を止められませんでした。
(生徒には、「嘘だ」と言われますが、実は私は涙もろいです。)
そんな曲の歌詞の一部に、”正しさよりも優しさが欲しい”という詩があります。
これは、生徒たちとのコミュニケーションでも、よくあるシーンだなと思いました。
生徒とのコミュニケーション、特に進路について、正しい・現実的なことを伝えなければならないシーンは多くあります。
ですが、時としてその正しい・現実的なことをそのまま伝えることは、生徒の成長や目的意識にとってデメリットになることがあります。
その時私は、生徒に歩み、寄り添って”別の目標を立てたり”、”もっとよくなる上で取り組むことを伝えたり”します。
そうすることが、正しくもあり、優しくもあるような対応だと思って、行動しております。
私の生徒対応のスタンスは開校時と何も変わりません。
とことん寄り添う塾人を目指して、これからも邁進していきたいと思います。
#53: 小学校でインフル休業
鶴田北教室室長の新井です。最近一段と寒くなってきましたね。私もベットから出るのに一苦労な時期に突入しましたが、皆様はいかがですか? 寒さに得意ですか?
寒さというと、これからの時期に流行るものがありますよね。インフルエンザです。
実は、今月の7日。インフルエンザの感染者が複数確認されたとして、鹿沼市みどりが丘小1年生の1学級が学級休業になりました。休業期間は7日と8日の2日間ですので、もうすでに解消されています。
鶴田北教室では、安心してこれからも楽しく通えるように、喚起やアルコール消毒、検温等の感染対策を引き続き実施していきたいと思います。
#52: ルールを破って賞賛された話
鶴田北教室室長の新井です。進光ゼミナールは、現在保護者面談の期間中です。
保護者の皆様からお伺いできるお話は生徒たちと交流を深める上で非常に大切だと思っております。同時にご自宅では見られにくい生徒たちの良さをこちらからお伝えし、生徒たちへのアプローチを摺り合わせることも大切だと思っているので、点数には表れない話もたくさんしています。
今回は、鶴田北教室の保護者面談でのエピソードを1つお話します。
あるお母様のお悩みとして、「家でのルールを守らないことがあった」というものがありました。
ご事情をお伺いすると、そのご家庭では「勉強を1時間してから、ゲームを1時間することができる」というルールを定めていました。ですが、お子さんはある日「ゲームからやらせて! 絶対勉強もするから!」とルールを変えるだけでなく、ゲームが終わると、勉強をせず寝てしまったことがあったそうです。
塾での決まり事をしっかり守ってくれている生徒だったので、私は意外で非常に驚きました。
「こんなことは初めてだったので、これが習慣化する前に先生の方からご指導してもらえませんか?」と、お母様からのお願いを受け、その生徒が来た時に面談をしました。
私はお母様から先程のお話を聞いたことを伝え、
「その時、いったい何があったの?」と生徒に質問しました。
その生徒は
「友達が学校で嫌なことがあって落ち込んでいたので、ゲームをしながら話してスッキリしようと約束した。それで疲れてしまって、そのまま寝てしまった。」
と話してくれました。
私はものすごく感動してしまいました。
「友達のために行動できるなんて、本当に〇〇はいいやつだな」と言って、その生徒を承認しました。
私はその話をお電話でお母様にご報告しました。
お母様も「理由を聞いてあげればよかった。友達のための行動だったんですね。」と大変喜ばれていました。
確かにその子は「勉強を1時間してから、ゲームを1時間することができる」というルールを破りました。
ですが、私やお母様から賞賛を受けました。
それはなぜか。その生徒にとって勉強以外の大切なものはなんだったのか。
これを確認する非常に良い機会となりました。