2801, 2026

学歴社会は悪なのか?①

1月 28th, 2026|

こんにちは。若松原教室の本田です。

子どもたちに勉強を教える上で避けられない質問があります。
「何で勉強しないといけないの?」「勉強する意味って何?」
本当に頻繁に聞かれる上、非常に答えづらい、厄介な質問です。

果たして正解があるかどうかも分からないこの質問に対し、我々大人は
「勉強がいかに進路に影響するか」とか、「勉強がいかに人格形成に影響するか」などあの手この手で答えてみせます。
もはや学生でない我々が何を言おうとも、説得力をもって彼らの心に訴えかけることはかなわないのかもしれません。
それでもなお、我々も大人として、できるなら上手にこの問いに答えたいものです。

私もこれに対する答えを持ち合わせているわけではありませんが、今回は「自由と平等を学問が維持している」という考え方をご紹介します。
慶應義塾、つまり現慶應義塾大学の創設者である福沢諭吉は以下のように述べています。

福沢諭吉『学問のすゝめ』より抜粋
「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず・・・(中略)・・・医者、学者、政府の役人、または大いなる商売をする人、夥多の奉公人を召使う大百姓などは、身分重くして貴き者というべし。身分重くして貴ければ自ずからその家も富んで、下々の者より見れば及ぶべからざるようなれども、その本を尋ぬればただその人に学問の力あるとなきに由ってその相違もできるのみにて、天より定めたる約束にあらず。」

「人は生まれながらにして貴賤貧富の差はない。身分が高く裕福な人は、生まれによって定められているだけで、そうでない人とは土俵が違うようにみえるが、本質を突き詰めてみると、その差は学問の力の有無によって生まれているにすぎない。」

拙訳で恐縮ですが、概ねこのような内容です。
彼が著書『学問のすゝめ』を著した1872~1876年は丁度江戸時代が終わり明治時代が幕開けた時期です。
当時の明治政府は「四民平等」を掲げ江戸時代の士農工商の身分制度を撤廃しようとしていました。
しかし急速な変革によって名目上の身分差別はなくなったものの、社会的な差別や格差は依然続いていたようです。
従来の価値基準が崩壊し社会的な混乱が起こる中で花開いたのが彼の思想だったわけです。

彼はよく「学問の力で自由と平等を実現しようとした」人物であると評されますが私は誤解だと思っています。
彼は「今の世の中、生まれたときは人間に身分の差も、貧富の差もないはずなのに、実際貧富の差も、身分の差も依然としてある。豊かな人とそうでない人の差はなんなのか?」と考えた結果、それが「学の有無」にあることに気づいたのです。
「今の社会の貧富のカギを握っているのは学問だからみんなも早くそれに気づいて勉強しなさい、勉強して豊かになるチャンスがだれにでもあることの裏返しなんだよ」私は彼の記述をこのように解釈しています。
「学問が自由と平等を生む」、「自由で平等な社会では学問の力が貧富を左右する」これらは似ているようで実際は全く異なるかんだと思いませんか?

身分制度が撤廃されてから、あるいはそれ以前から、豊かさを決定づける要素として「学問」は彼にとって無視できない存在だったのでしょう。
「学問」が自由と平等を生んだかは定かではないですが、たしかに”今の”自由と平等を享受し、維持していくために「学問の力」は大切です。
また何をもって「学問の力」とするかは曖昧で、またそれは時代によって変わってくるのでしょう。
今でいえばAIの知識であったり、PCの技術であったり。
学校教育のいわゆる十科や主要五科目も、いわゆる「実学」に発展していくための型や理論を身に着けるために必要になります。

そしてそれら「学問」が軽視、あるいは憎まれるようになった結果「身分制」や「独裁」の社会が誕生した、という歴史も忘れてはなりません。
世間から「学力」を求められること、それに対し子どもたちが葛藤していること、それ自体が自由で平等な社会を維持できているサインなのかもしれませんね。

1401, 2026

正月はない?

1月 14th, 2026|

こんにちは
宇都宮市進光ゼミナール若松原教室の阿部です

さて、1/14(水)から通常授業が始まりました。
中学3年生は、私立高校の入試が終わり、合否の結果も出ました。
県立高校を第一に考えている生徒は、ここからさらにギアを一段上げて、3/5迄全力疾走です!

高校3年生は、1/17(土)18(日)の大学入学共通テスト直前です。
余計なことは考えず、自分を信じて、「いざ出陣!!」です。
また、私立大学の一般入試も始まります。
体調管理に十分気を付けて、こちらも全力で頑張りましょう。

話はそれますが、競馬の世界では、お正月というものはないそうです。
お正月がない、というよりは、お正月に「お正月気分」にはなれないそうです。
業界の人にとって、「お正月気分」になるのは、日本優駿(日本ダービー)が終わった時だと、聞いたことがあります。

学習塾で働くようになって、僕もそんな感覚です。
すべての入試が終わった3月頃に「お正月気分」がやってきます。

今は、これまでの努力が無駄にならないよう、まずは無事「入試」を迎えられるようにしましょう。
ともに頑張るぞ、受験生諸君!!

301, 2026

「午」年は”飛躍”の年!!

1月 3rd, 2026|

新年、あけましておめでとうございます
宇都宮市進光ゼミナール若松原教室の阿部です

今年は午年です。
午→馬なので、今年は、「躍動」「前進」「情熱」が連想され、エネルギッシュで行動力があり、チャンスを掴みやすい年、だそうです。
特に、202年は「丙午(ひのえうま)」で、「火」の要素が強く、「情熱」「激しさ」「変化」を伴うパワフルな年、みたいです。
何か期待できそうですが、どんな一年になるのでしょうか?

さて、中学3年生は、1/4(日)の宇都宮短期大学付属高校の入試を皮切りに、私立高校の入試が続きます。
受験票をはじめ、筆記用具やカイロなど、忘れ物しないように準備をしっかりして、落ち着いてのぞんでください。
これまでの自分を信じて、いつも通りの自分でのぞむことです。

本日1/3(土)から、冬期講習の授業が再開します。
受験生のみんなは、まだもう少し、気を抜かず「前」を向いて頑張りましょう。
受験生ではないみんなも、今年度、有終の美で終われるよう、すべてのことに気を抜かず、すべてのことに全力で取り組みましょう。
冬に我慢強く頑張ってものが、春に美しい花となります。
ぜひ、みんなも自分らしい美しさを持った花を咲かせましょう!!

 

ちなみに、丙午生まれの女性が「気性が激しい」というのは、江戸時代のとある事件から来ているみたいです(諸説ありますが)。
興味のある人は「八百屋お七」で調べてみてください。

ステキな1年にしましょう。
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進光ゼミナール 若松原教室
室長 阿部泰幸
Tel&Fax 028-688-0136
URL http://www.sinkohseminar.com
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2912, 2025

自分は「かく」生きたい!!

12月 29th, 2025|

こんにちは
宇都宮市進光ゼミナール若松原教室の阿部です。

本日12/29(月)で、冬期講習がいったん終了して、明日12/30~1/2迄は冬季休業で休塾となります。
年明けからすぐに、私立高校の入試が始まり、1/17(土)18(日)と大学入学共通テストも実施されます。
今までの努力を、すべて出し切るためには、体調管理が大切です。
「体調管理」も実力のうち!!
塾がお休みの4日間、生活サイクルを乱さないよう過ごしてください。
人が多く集まる場所に行くこともあるでしょう。
マスク着用と防寒対策をしっかりして外出してください。
そして、うがい・手洗いの励行です。
「うがい・手洗い」が一番効果があるような気がします。

皆さんにとって、今年1年「巳年」はどんな年でしたか?
何か、もやもやした1年であれば、来年はすっきりした1年にすべく、年初に計画をしっかり立てましょう。
その前に「目標設定」ですかね。
自分の理想とする「目標」を掲げなければ、計画も行動もできませんからね。
中高生のみんなも、自分の生き方の『理想』を抱いてください。
「自分はこう生きたい」の「こう」は何ですか?

 

2412, 2025

向上の一路に終点なし。さあ、冬期講習!

12月 24th, 2025|

こんにちは
宇都宮市進光ゼミナール若松原教室の阿部です

12/25(木)から、冬期講習が始まります。
1/12(月)までの12日間になります。

受験生は、特に中学3年生は、最後の総まとめをします。
これまで身につけた知識の再確認と、身につけ方知識を活用して過去問などの演習問題に取り組みます。
先日返却した下野模擬テストの結果に甘んじることなく、また、落ち込むことなく、「前」を向いて、ひたすら演習に取り組みます。
この短い期間にどこまで自分を追い込めるか、自分にプレッシャーをかけられるか、で笑顔の行方が決まります。
「向上の一路に終点なし」です。
今の努力は、「入試」の結果につながらない場合もあります。
でも、自分の生きる長い人生の「何か」の結果には必ずつながります。
努力は報われる、と信じています。
ですから、今この時間を大切にして、悔いのない受験生活を送りましょう!

ともに頑張ろう、受験生諸君!!

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進光ゼミナール 若松原教室
室長 阿部泰幸
Tel&Fax 028-688-0136
URL http://www.sinkohseminar.com
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1012, 2025

「友達」とは?

12月 10th, 2025|

こんにちは
宇都宮市進光ゼミナール若松原教室の阿部です

これまで以上にインフルエンザが猛威を振るうここ数日、高校3年生の大学受験の結果が届きました。
学校推薦型選抜や総合型選抜を利用して、この12月までに結果が出る「年内入試」の結果が届きました。
残すは、国立大学受験組です。
来月の大学入学共通テストに向けて、最後の追い込み真っ最中です!

そして、中学3年生は、私立高校の入試を約3週間後に控え、過去問に取り組み、もがき足掻いています。

中学2年生も、そろそろ「高校受験」を意識していかなければいけません。
学力テストの際に、志望校を記入するのですが、中2のNさんと行きたい高校について話していました。

Nさんは、「A高校かな。友達が行くから」との返事。
否定はせず、一応「友達で選ぶのではなく、3年生になったら、もう少し具体的に決めよう」と話しました。
そして、「なんで、友達と一緒がいいの?」と尋ねると、「だって楽しいじゃん。」と。
「そりゃ、そうだ。」と思いながら、「でも環境が変わると、友達関係も変わるんじゃない?」と意地悪な質問を。
「えぇ、変わんなないよ。だって友達だよ。」と。
中学生らしい答えだったので、「友達って何だろうね?」と、聞きました。
「友達は、友達じゃない。先生友達いる?」と聞かれ、「あたりまえじゃない、100人くらいいるよ」と。
結果、今のところA高校という名前が出たことに良しとしました。

さて、「友達」と何なんでしょうか?
改めて考えてしまいました。
大学を卒業し、社会に出て、会社勤めになり、ある組織(団体やグループ)に所属してから、「友達」と呼べる人はいなかったような気がします。
むしろ、「友達」という言葉を、中学を卒業してから使っていないような…。
「仲間」「ダチ」なんていうのは使っていましたが…。

思春期を迎える子どもたちにとって、「友達」の存在は、周りの大人が思っている以上に大きな存在なのかもしれません。
自分の頃も多分そうだったのだろうけど、大人になるにつれてその感覚がなくなっていくのでしょう。
それはあたりまえのことかもしれませんが、Nさんとのやり取りで、今の自分を少し寂しく感じました。

「友達」とは?

冬期講習生受付中です。
詳しくは、教室までお問合せください。
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進光ゼミナール 若松原教室
室長 阿部泰幸
Tel&Fax 028-688-0136
URL http://www.sinkohseminar.com
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