1週間丸々【10月の秋休み】
潜在能力のプラトー
こんにちは。
進光ゼミナール宇都宮市竹林教室 室長の山城です。
『潜在能力のプラトー』という言葉をご存知でしょうか?
「新しいワークを書店で購入したのに、ここ1ヶ月、全然効果があらわれない」等のお声を耳にする際、私はいつもこれを思い出します。
上記の通り、実際の進歩は曲線を描いて上昇し、最初のインプットの期間は、全くと言っていい程、成果が目に見えないケースがほとんどです。
しかし、自分の中に蓄えた知識同士が繋がり、考え方の道筋が見えた時に、進歩が確認できるんです。
人はどうしても、今までとは異なる手法をとったり、改善してから「毎回『必ず』少しずつ改善がみられる」と信じてしまいがちです。
自分の期待値を下回る “実際の進歩” を目にしてしまうと、どうしてもそこに失望感を感じてしまいますし、それを『潜在能力のプラトー』では、『失望の谷』と形容しています。
そこを乗り越えれないまま、毎日 改善行動を地道に撮り続けることは根気のいる作業であり、そこでくじけてしまい、改善行動をやめてしまう人がかなり多いと言われています。
そこで成果が出るまで続けられるかどうか、という点は学習にも共通して言えることであるように感じた、今日この頃でした。
進光ゼミナール竹林教室
栃木県宇都宮市竹林町620-1
Tel&Fax 028-612-7308
「まず自分が幸せにならないと、周りを幸せにすることはできない」とは本当か
こんにちは。
進光ゼミナール宇都宮市竹林教室 室長の山城です。
先日「まず自分が幸せにならないと、周りを幸せにするいことはできない」という考え方について、私も考えさせて頂く機会がありました。
私も一時期、周りの人や教室で生徒の方々に対してできることをひとつでも多くする為に、余暇で自分の心を満たすような過ごし方をし、心のゆとりをチャージしてから、生徒の方々へは十二分な心遣いができるよう努めていました。
この考え方について考えさせて頂く上で、新たにシャンパンタワーの例え話を伺いました。
シャンパンタワーは、自分のグラスが満ち足りたら、そこから溢れる分が下の段のグラスに注がれていきます。
そこで私が目を向けるべきと感じた点は「最初に 自分へ注がれる分は、必ず誰かが注いでくれる分だ」ということでした。
「まず、周りの方々へ何かを奉仕していく」という考えを「周りの方々から、自分のグラスに注いでもらっている」というマインドを持ちながら、私達 教育業界の人間は、お仕事に従事しなくてはならない、と考えさせられる機会でした。
もちろん保護者の方々も含め、お仕事をされている方々は「心のゆとりなんて、とてもある状態じゃない。周りに与える余裕なんて、とても捻出できない」という、ギリギリの所で生活を支えて下さっているケースも往往にあることと思います。
そうした状況下であれば、根本的な考え方も様々かと思いますし、私が生徒の方々の為にさせて頂けますことを少しでも増やしていく為に、私自身が持つべき視座のひとつになったな、と考えさえられたお話でした。
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大人の期待
こんにちは。
進光ゼミナール宇都宮市竹林教室 室長の山城です。
本日は『子どもの学力の伸び方』についてお話できればと考えております。
人の潜在能力には『 潜在能力のラプトー(停滞期間) 』というものがあります。
それまで塾に通っていなかった子どもが新たに塾へ通い始めたり、新しい学習の仕方を実践し始めると、私達大人は「これで成績が上がる」と期待してしまいがちです。
『大人が期待する学力の進歩』について、「毎日、少しずつ上がっていってほしい!」と思ってしまうことも少なくないですが『実際の進歩』は、曲線を描くように伸びていき、またその初速はほとんど変わって」いないように見えてしまうことも少なくありません。
そして、『大人が期待する学力の進歩』である直線的な期待値 と それに追いつかない形で徐々にしか伸びない『実際の進歩』の間に生まれる「やり方を変えたはずなのに、なぜ伸びないんだろう。新しいやり方を続けても、意味がないんじゃないか」というギャップは『失望の谷』と呼ばれたりします。
そこをぐっと我慢し、乗り越えることで『大人が期待する学力の進歩』を超えていくような飛躍的な伸びを記録する子どももいるんです。
成果がすぐ目に見えない努力は、子どもたちにとっても退屈に感じてしまう部分もあるかも知れませんし、私達大人からするとじれったい気持ちにもなってしまいます。
これらを理解した上で “見守る子育て” が、子どもの学力の伸びを手助けするんだな、と改めて感じさせられました。
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“主体的な学習” は、義務教育の目標に適さないのか?
こんにちは。
進光ゼミナール宇都宮市竹林教室 室長の山城です。
先日、「児童の “主体的な学習” は、義務教育の目標に適さない」といったテーマの教育論壇を聞かせて頂く機会がありました。
細かな内容について書くことは控えますが、まず教育業界には、”学びの合意” という言葉があります。
これは、必ずしも “教える側” が伝えることを “教わる側” が無条件に受け入れる、ということはなく、”教わる側” も “教える側” を自らに合う人間かを選んでいて「あなたからなら、教えを請いたい」という態度が “教わる側” が取れており、”授業をする” という行為自体にお互い同意している状態をさします。
まず、これが1990年以降、学校教育で取りづらくなり、授業が成立しなくなって学力低下が日本全体で始まったことから、ゆとり教育を試し、”総合学習の時間” を試し、絶対評価を試して “主体性(周囲の意見や指示に頼らず、自分自身の考えを軸として問題に取り組む性質)” を重んじる風潮が蔓延したと言えます。
その打開策として学習指導要領の変更が行われ、基礎知識を叩き込んで学習難度を高めることで、学力低下に歯止めをかける施策がとられたと言われています。
結局のところ、今実践されている「基礎知識を叩き込む」というやり方が、学力低下を防ぐ為に必要と今日本で考えられている手法であり、学校という “社会の荒波” からも守られた環境では、そもそも『学力向上 ≠ 主体的な学習』に結びつかず、『学力向上 = 基礎知識の徹底的な定着』に繋がる、というお話でした。
主体性は大切ですが、それは自らの社会性を育むことに特化したシチュエーションで育つものであり、大人になる為の知識基盤を整える “義務教育” の場では、”主体的な学習” を私達 塾業界や学校教育が、”教育の目標” とするには適さない、という意見は、中途半端に自由だけを許してあげてしまう教育目標でなく、学力向上にコミットしている教育目標でもある、と感じ、進光ゼミナール宇都宮市竹林教室の授業風土にも 一部、反映できる部分がある考え方だと感じた今日この頃でした。
進光ゼミナール竹林教室
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