811, 2021

2学期は「生徒との対話」を重視する

11月 8th, 2021|

西川田教室の新井です。西川田教室付近の中学校では、中間テストが近づいて来ました。中学生の学習内容がまた一段と難化傾向にある今学期。数学を例にすると、各学年「比例・反比例・一次関数・二次関数」という関数領域の学習に移ります。関数領域の学習は、文字式・方程式を扱ってきた1学期の代数領域のものに比べ、内容が難しいと感じる生徒が多い分野です。なぜなら、1学期は式だけを扱っていましたが、2学期になると、式・表・グラフなどのいわゆる「数学的モデル」を相互に関連付けて扱わないといけないからです。

私が大学・大学院で数学教育の研究を行っていた時も、「関数領域の問題を理解させるためにはどのようなアプローチがあるか」などを研究している論文を何度も目にしていました。様々な論文がありましたが統一して述べられていたことは、「演習量を重ね、式・表・グラフの出題に慣れていかなければ、理解に至ることは難しい」ということでした。

そこで私は、西川田教室にて、生徒の「分からない」と今まで以上に向き合っていこうと考えています。どこが分からないのか、何が読み取れていないのかを生徒との対話の中で、発見し解決していくことで、教室に来た時よりも「分かった」と思って帰宅してもらえればなと考えています。これを繰り返すことで、2学期最初の中間テストでよりよい「スタート」を切ってもらえれば、そう願って生徒たちと接しております。

910, 2021

イベントを通してのコミュニケーションを

10月 9th, 2021|

西川田教室の新井です。大学入学共通テストまで、残り98日(本日を含めての日数)となりました。高校3年生が大学受験に向けて猛勉強の真っ最中である今日この頃、中学3年生にも少しずつ受験の意識が強まっているように感じます。

私が意識の強まりを感じる1つの理由は、今週から進光ゼミナール全体で始まった中学3年生向けの長期イベント「理社マラソン」の効果だと考えています。
理社マラソンとは、「授業が終わってから、理科・社会のプリントを渡し、そのプリントの内容をしっかり覚えないと帰れない」という流れを授業後、毎回行うイベントのことです。
このイベントを通して、生徒がプリント内で間違った箇所をしっかり覚えなおせているかどうか、我々講師陣が生徒に口頭で間違った問題を出題し、理解を深めることで、知識が大きな土台となる理科・社会の得点の幅を広げる手助けをすることができます。

また、学習においてだけでなく、コミュニケーションの面でもこのイベントで深めるチャンスがあると私は考えています。
なかなか合格がもらえず、帰れない生徒に対して「理科・社会の1つの用語がどれだけ大切か分かるでしょ?あと少しだから頑張れよ。」と声をかけたり
「前回よりも帰る時間早くなったね。頑張って予習してきたでしょ。」などと話ができたりと、中学3年生と話す機会が増え、最近ではよりいっしょに受験に向けて準備をしているように感じます。

今後、受験に向かっていく中で、生徒の想像を超えるほどに辛いことが待っているかもしれません。
その中でも私は、学習面のサポートはもちろんのこと、生徒の精神的な支えにもなりたいと考えています。
そのため、私は生徒全員を「塾で1日1回は笑顔にして帰そう」を目標に、塾は大変なこともあるけど「楽しいな」と思ってもらえるように
これからも学習面並びに生活面,精神面のサポートも欠かさず行っていきたいと考えています。

2409, 2021

個別指導ならではの授業展開を

9月 24th, 2021|

西川田教室の新井です。西川田教室付近の中学校では、1学期の期末試験を終え、成績表が確認できるようになりました。生徒たちの成績を確認していく中で、私は様々な声を聴きました。

夏期講習では、連立方程式の計算をよくミスしてしまっていた生徒が、期末試験の連立方程式の計算問題を満点取ったこと。他には苦手だった社会の点数が上がったのだと教室に入ってすぐに話してくれたことなど、私が自分のことのように喜べる話がたくさんありました。
しかし一方では、自分が思ったよりも伸びなかったことや、ケアレスミスで10点ほど落としてしまったことを悔やんでいる声もありました。特に英語で思ったように得点を伸ばすこtができなかった生徒が多かったように思えました。

学習指導要領は約10年に1度のペースで改訂されてきましたが、英語は難化傾向にあり、学校の授業のペースが速く、例年よりも定期テストが難しくなっています。
英語とは「積み重ねの科目」であると言われているように、しっかりとした土台の上に知識を乗せていくことで、初めて内容理解に繋がります。その大切な土台がしっかりしていないと、学校で教わる内容が土台から崩れ落ちてしまうことになります。

しかし、学校では年間指導計画もあり教科書を戻ったり、内容が分からない生徒のためだけの授業展開を行ったりすることは考慮されておりません。

だからこそ、私は、学校ではできないその子に合わせた授業展開を意識して行っています。
まずは新出単語を抑えることに重きを置く生徒もいれば、文法表現の形を意識して問題を解くことを重視する生徒もいます。
そして少しでも「分かった」や「楽しかった」の気持ちになってもらい、一歩ずつその子に合わせた歩幅で進んでもらいたい。その想いも持って、これからも生徒と接していこうと考えています。
学校が大変な時期だからこそ、私たちがより一層がんばっていきたいと思います。

1009, 2021

褒めること・叱ることの意識

9月 10th, 2021|

西川田教室の新井です。9月2日㈭から、時間割が通常授業に戻りました。夏期講習に1コマ75分の授業に取り組んでいた生徒たちにとって、通常授業の50分はかなり短く感じられるようでした。
先日授業を担当した生徒が「えっ、もう授業終わりですか?」と驚いていました。
その生徒に私が「そう思えるくらい、集中して勉強に取り組む力が夏に鍛えられたってことだよ。」と返すと、生徒は少し嬉しそうにしているように見えました。

このように生徒ができていること・できるようになったことに目を向け、しっかりと言葉をかけるようになったのは、「承認する」ことが生徒の自己肯定感を高めることができると学んでからのことです。
以前私が、高等学校で教壇に立っていたときは、生徒のダメなところ・叱るべきところにばかり目が行っていました。生徒を褒めたことよりも、叱ったことの方が圧倒的に多かったと思います。

ですが、ある調査では「叱られる経験が多いが、褒められる経験が少ない子どもは『へこたれない力』と『自己肯定感』の二つの力が低い。褒められることと叱られることの経験を多くしてこそ、この二つの力が高くなる」というものがあるそうです。
つまり、褒めるか叱るかのどちらか一方だけでしかコミュニケーションが取れていないと、生徒たちが困難な場面に立ち向かったときに、自分に自信をもって前に進むことが難しくなってしまうのです。

このことを当塾での講師生活を通して学んだ私は、まず生徒たちのできているところに目を向けて、声をかけるようにしました。
その行いの繰り返しが、生徒との信頼関係を築き、生徒を褒めるとき、時に叱るときにより効果が発揮されると考えています。
これからも私は、褒める経験と叱る経験を多く行い続け、生徒のへこたれない力と自己肯定感を高めていきたいと思います。
そして、生徒が塾を旅立った後、しっかりと学校や社会の中で強く生きていける人間になってほしい。そう心から思っています。

 

 

3008, 2021

遅すぎると思えた時から

8月 30th, 2021|

西川田教室の新井です。8月31日で、夏期講習が終了します。始まってみると、長いようであっという間に日々が過ぎていきました。
それは私だけでなく、生徒たちも同じ感覚だったようで、今週私に「夏休みがもう終わっちゃうんですよ。やばくないですか?」と話してくれた生徒がいました。
その生徒とは夏休みが始まって最初の夏期講習の授業で

生徒「夏休みが約1か月もあるって最高ですよね。」
私「その気持ちすごく分かるよ。でもね、たぶんあっという間だぞ?」
生徒「えっ、マジですか?」
私「うん。だから、夏休みの勉強は今日から!全力で!頑張ろうね。」
生徒「はーい。」
と話していた生徒だったのです。その生徒は8月29日(日)に下野模擬試験を始めて受ける中学3年生でした。

授業の中で、下野模試の過去問に触れ、内容が難しく感じた生徒は
「もっと前から勉強を頑張っていればな」と、勉強するスタートを切るのが遅すぎたことに後悔している様子でした。
しかし、誰にだって勉強や行動を移すのに遅れて後悔することは多くあると思います。
私も「行動するには遅すぎたな」と反省することが何度もあります。
ですが、「遅すぎたな」とだけ反省していても、何も前には進めません。

私は「遅すぎると思ったその瞬間が、これからの人生の中で最も早い」と考え、行動に移すようにしています。
そのため、生徒たちが勉強を取り組むのに遅すぎたと反省していたとしても、そこからすぐにスタートを切れるように、これからも生徒への声掛けや接点をもつことを徹底していこうと思います。

1908, 2021

夏期講習後半戦!

8月 19th, 2021|

西川田教室の新井です。8月16日(月),17日(火)に中学3年生を対象とした日帰り合宿「満点サバイバル」を実施しました。朝9時半から始まり、最長12時間学習する大変な行事でしたが、無事に終えることができ嬉しく思います。
約12時間に渡る学習は、辛いこともあったと思います。テストで必死に満点を目指したが、惜しくも再テストになってしまった生徒もいました。
しかしもう一度、またもう一度と机に向かい、根気強くテストに取り組み、合格だったときの生徒の表情は、みんな笑顔で溢れていました。

「勝負の夏」と呼ばれるこの時期に、1日で約12時間も勉強を頑張れたということは、これからの受験勉強を乗り越えていくための大きな自信になるのではないかと思います。
この2日間の努力が実を結ぶよう、これからも今まで以上に、熱く指導していきたいと考えています。

そして夏期講習は、これから後半戦に突入します。私は学年に応じて、以下のように対応していきたいと考えています。
中学3年生は8月29日にある下野模擬試験のために、苦手な分野を見直し、少しでも多くの問題に取り組めるよう支援していきます。
中学1,2年生は8月末または9月初旬に控える期末テストに向けて、テスト範囲の問題の復習に取り組んでいきます。
小学生は夏休み明けの学校の学習内容についていけるようになるだけではなく、家庭での学習時間もふやせるように、宿題を通して内容の復習と家庭学習の時間を増やす働きかけを行っていきたいと思います。
高校生には、自分自身で夏休み後半の目標を定めて勉強に取り組んでもらい、困っている時に、しっかりと手助けを行える状態を整えていきます。

残り半月となった夏期講習。これからも生徒個々に合った指導や声掛けをし、生徒のみんなが夏休み明けの授業やテストにしっかりと応えていけるようにしていければと思います。