3008, 2021

遅すぎると思えた時から

8月 30th, 2021|

西川田教室の新井です。8月31日で、夏期講習が終了します。始まってみると、長いようであっという間に日々が過ぎていきました。
それは私だけでなく、生徒たちも同じ感覚だったようで、今週私に「夏休みがもう終わっちゃうんですよ。やばくないですか?」と話してくれた生徒がいました。
その生徒とは夏休みが始まって最初の夏期講習の授業で

生徒「夏休みが約1か月もあるって最高ですよね。」
私「その気持ちすごく分かるよ。でもね、たぶんあっという間だぞ?」
生徒「えっ、マジですか?」
私「うん。だから、夏休みの勉強は今日から!全力で!頑張ろうね。」
生徒「はーい。」
と話していた生徒だったのです。その生徒は8月29日(日)に下野模擬試験を始めて受ける中学3年生でした。

授業の中で、下野模試の過去問に触れ、内容が難しく感じた生徒は
「もっと前から勉強を頑張っていればな」と、勉強するスタートを切るのが遅すぎたことに後悔している様子でした。
しかし、誰にだって勉強や行動を移すのに遅れて後悔することは多くあると思います。
私も「行動するには遅すぎたな」と反省することが何度もあります。
ですが、「遅すぎたな」とだけ反省していても、何も前には進めません。

私は「遅すぎると思ったその瞬間が、これからの人生の中で最も早い」と考え、行動に移すようにしています。
そのため、生徒たちが勉強を取り組むのに遅すぎたと反省していたとしても、そこからすぐにスタートを切れるように、これからも生徒への声掛けや接点をもつことを徹底していこうと思います。

1908, 2021

夏期講習後半戦!

8月 19th, 2021|

西川田教室の新井です。8月16日(月),17日(火)に中学3年生を対象とした日帰り合宿「満点サバイバル」を実施しました。朝9時半から始まり、最長12時間学習する大変な行事でしたが、無事に終えることができ嬉しく思います。
約12時間に渡る学習は、辛いこともあったと思います。テストで必死に満点を目指したが、惜しくも再テストになってしまった生徒もいました。
しかしもう一度、またもう一度と机に向かい、根気強くテストに取り組み、合格だったときの生徒の表情は、みんな笑顔で溢れていました。

「勝負の夏」と呼ばれるこの時期に、1日で約12時間も勉強を頑張れたということは、これからの受験勉強を乗り越えていくための大きな自信になるのではないかと思います。
この2日間の努力が実を結ぶよう、これからも今まで以上に、熱く指導していきたいと考えています。

そして夏期講習は、これから後半戦に突入します。私は学年に応じて、以下のように対応していきたいと考えています。
中学3年生は8月29日にある下野模擬試験のために、苦手な分野を見直し、少しでも多くの問題に取り組めるよう支援していきます。
中学1,2年生は8月末または9月初旬に控える期末テストに向けて、テスト範囲の問題の復習に取り組んでいきます。
小学生は夏休み明けの学校の学習内容についていけるようになるだけではなく、家庭での学習時間もふやせるように、宿題を通して内容の復習と家庭学習の時間を増やす働きかけを行っていきたいと思います。
高校生には、自分自身で夏休み後半の目標を定めて勉強に取り組んでもらい、困っている時に、しっかりと手助けを行える状態を整えていきます。

残り半月となった夏期講習。これからも生徒個々に合った指導や声掛けをし、生徒のみんなが夏休み明けの授業やテストにしっかりと応えていけるようにしていければと思います。

708, 2021

私の注意の仕方

8月 7th, 2021|

西川田教室の新井です。授業中も休み時間も、生徒同士または生徒と講師の間に笑い声や指導する声が絶えず聞こえる賑やかな教室の日々は、暑い夏に負けないほどの活気と熱意があります。8月も猛暑が続くと思われますので、教室の熱気に負けないように水分補給を忘れず、勉学に取り組んでもらえればと思います。

生徒自身も教室全体も活気があるのは良いことです。しかし賑やかすぎてしまったり、学習から大きく脱線してしまったりすると、塾としての本来の役割を果たすことができません。そんな時に私は修正すべく注意をしますが、その注意の仕方で心がけていることが1つあります。

それは、「私の気持ちをそのまま伝える」ことです。

例えば、生徒が何かいけない行動を取ったとき
「あなたがそのようなことをするのはだめなことだからやめなさい」と言ってしまうと
間違った行動がその子だけの問題になってしまいます。そうではなく
「あなたがそのようなことをすると、私や周りのみんなが困るからやめてほしいな」と伝えることで
間違った行動がその子だけでなく、周りの人たちを含めた問題になっているのだと捉えてもらうことができます。

この手法は教育心理学でも、指導の際に扱うべきものとして挙げられる内容の一つです。
その子自身のために行動を改めるよう促すよりも、その子と仲の良い相手や周りの人たちのために行動を改めるよう促す方が、改善するよう動くことが多いという実験結果が出ています。

ですから、私は注意を促す際に、自分がその行動を取られてどう思っているか、周りにどんな影響を与えているか伝えるようにしています。
そのためにも生徒をしっかりと見て、その生徒に合った声掛けを徹底したいと思っています。

308, 2021

宿題との向き合い方

8月 3rd, 2021|

西川田教室の新井です。夏期講習が始まり、あっという間に1週間が経過しました。
夏期講習の授業を朝9時30分から夕方まで続けて受ける生徒もいれば、真夏日の中、部活に励み、その足で塾に通う生徒もいます。生徒たちの話を聞くと、皆さんとても充実した夏休みを送っているように思えます。
そんな夏休みの学習において、私は受験生だけでなく、生徒たち全員が「今年は今までよりも勉強を頑張れた夏だったな」と振り返れるよう、全力で支えていきたいと考えています。

支えるための行動の1つとして、私は「宿題」に力を入れていきたいと思います。
夏休みは学校の授業がない分、どうしても1日の勉強時間は夏休み前よりも少なくなってしまう生徒が多いです。したがって、塾の学習はもちろん、家庭学習の時間も大切なものになります。
ただ小学生や中学生に「自分の苦手な科目や単元を自主学習するように」と伝えても、いきなり実行するのは難しいものです。
そのため私たち講師が、授業の中で生徒たちの苦手な問題を抽出し、授業の中で解き方を伝え、類題を「宿題」として課します。その宿題を自宅で解き方を思い出しながら、取り組むことで学習の定着率が向上します。

しかし私たちが宿題を出しても、生徒が取り組まないと、その内容の定着が遅くなります。早速ですが、「夏休みに入ったら、部活で忙しくて、宿題できなかっよ。」と言った生徒がいました。
私はその時「だめだね。」と𠮟りつけることはしません。できなかったことは1日の生活を見直したり、宿題の意味を伝えたり、また宿題に対してその生徒とのルールを決めたりすることで改善されると考えているからです。

苦手な問題のため、全然取り組めなかった場合でも、「でも問3までは頑張った跡がノートにあるね。いいじゃんか!」と生徒の取り組みを認めていきます。
私は「やる気があるから、勉強ができるようになる」ではなく、「勉強ができるようになるから、やる気がでる」と考えています。
その「できる」の経験を積むためにも、宿題に力を入れ、授業で難しいと感じた内容を「できるんだ」と思ってもらうことで、勉強への向き合い方が変わるきっかけになればと思っています。

2407, 2021

振り返れるノートへ

7月 24th, 2021|

西川田教室の新井です。私が西川田教室に配属となり、1か月半が経過しました。
この期間で生徒の学習状況を把握することができるようになったからこそ、私は生徒一人ひとりに合った助言を行っております。
それは英単語の覚え方や国語の文章読解、数学の応用問題の答え方などの教科についてだけでなく、ノートの取り方についても話し合うことがあります。

ノートについて生徒と話し合うとき、私は必ず1つの質問をします。
それは「学校や塾のノートを復習で見ることがあるか?」というものです。
それに対し「見たことがない」との答えがほとんどでした。

これは非常にもったいないことです!!

もちろん、学習内容を定着するために演習量を重ねる。それに使うのも、ノートの一つの役目だと思います。
ですが学校の授業は、先生が教科書の内容を分かりやすくまとめて板書してくださります。
塾の授業は教室のみんなではなく、自分が分からない内容をまとめることができます。
そのノートは、きっと自分が成長できるためのきっかけとなってくれるはずです。

そのため、私は生徒に
・復習ではノートを振り返る時間もつくること
・振り返れるノートづくりを意識すること
を助言しています。

具体的には英単語ではノートの下5行を空け、調べないと分からなかった、また間違って覚えてしまっていた単語を書きまとめたり
数学の計算では、間違えてしまった問題の隣に正しい答えを書き、自分がどの計算過程で間違ってしまったのか見て分かるように書きまとめたりするように伝えています。

振り返れるノートとは、自分の定着していない箇所が一目で分かるものほど良いと思います。7月22日㈭より始まる、夏期講習では総復習を行いますので
ぜひとも、夏期講習の1回1回の授業が自分の糧となれるよう、振り返れるノートをつくっていきましょう。

1707, 2021

「ありがとう」を伝える

7月 17th, 2021|

西川田教室の新井です。最近は、気温が30°を超えるような暑い日もあれば、突然の雷雨・豪雨にみまわれ、学校帰りにずぶぬれになる日もあり、気候の変化に体が追いつかず体調を崩しやすい時期です。
また東京都では緊急事態宣言が再度出されるなど、コロナウイルス感染症はいまだ猛威をふるっているので、皆様も体調管理に気をつけ、ご自愛ください。
もちろん、お休みになってしまった授業は振替を致します。そのためご無理なさらず、元気な状態で授業にお越しいただければと思っております。

そしてこの梅雨の時期が過ぎれば、いよいよ夏が始まります。
進光ゼミナールでは、7月の22日㈭から夏期講習がスタートします。夏期講習ではこれまでの学習内容を総復習し、一人ひとりの学びをアップデートしていきたいと思います。
特に、中学生は8月下旬~9月上旬に学校の定期テストや下野模擬テストがあるので、この夏休みの間に苦手を克服し、自己ベストを目指しましょう。

また夏休みは、塾での学び方に変化があるように、自宅での生活にも変化があるかと思います。
そこで、小学生の保護者の皆様にはお子様に家事の手伝いをいっぱいさせていただければと思います。
「学校がある日は忙しいから遠慮してたんだけど・・・」などのようにお願いし、家事を分担してもらい
そして「ありがとう!」と感謝の言葉を伝えてあげてください。

子どもにとって、他人から感謝される経験を多く受けるということは、今後のエネルギーになります。

誰かに期待されている、誰かの役に立っていると実感できれば、支え合うことの大切さを学ぶことができるのではないかと思います。
夏休みの時間をその貴重な経験を得るチャンスになれば、今までとは違った夏休みになるのではないでしょうか。