叱るだけでなく、正しいことを教える!
こんにちは。
進光ゼミナール西川田教室の岩崎です。
鹿沼東教室が本日、本開校します!
先週は2度ほどヘルプに行ってきましたが、新しい教室は、まだまだ生徒が少なく、広々としていますが、教室内は、活気にあふれ、生徒、講師の明るく、楽しい雰囲気に満ちていました。
今日のブログは、鹿沼東教室の明るく楽しい雰囲気とは、正反対の事柄について取り上げたいと思います。それは「叱る」ことです。
先日、私が購読しているメールマガジンに、次のような記事がありました。
常日頃から「怒る」と「叱る」を意識して使い分けてきましたが、「叱る」のその先について書かれていたので、皆さまとご共有できたらと思い、ご紹介を致します。
「子どもが悪いことをしたとき、私たちは、叱ります。
しかし、叱るだけでは、子どもは、悪いことの反対の良いことを学ぶことはありません。
悪いことをした!と自覚はするかもしれませんが、どうすれば、または、何をすれば、良いことになるのかを明確に示されないのです。
ですから、叱ることと正しいことを示すことをセットにして、子どもと向き合うことです。
また、何でそれが正しいことなのかの意味をしっかり教えることです。
また、子どもが悪いことをして、それを叱る場合、子どもがどうしてその悪いことをしたのか、色々な可能性を創造しながら叱ることです。
例えば、子どもが勉強しないでゲームばかりしている場合、「勉強しなさい!」と一喝するだけではなく、もしかするとA君は、勉強しても、わからないことばかりで、辛い思いをするから、勉強に向かわないのかも知れない、と思いながら、子どもと話をすることです。
つまり、問題行動を叱るということは、その問題行動の原因を解決するために、「勉強の意味」や「わからないことが出てきたらどんな対応をしたら良いのか」ということを教えることとセットでなければならないということなのです。
子どもは、大切な他人(=親や先生)の関心に沿って行動します。
親や先生が、日頃の子どもの多様な行動の中から、発見した望ましい行動に注目して、承認をしっかりしていくことです。
そうすれば、常日頃から望ましい行動を学ぶことができるのです。
子どもの行動を叱るときは、正しい行動とその意味をしっかり子どもに伝え、そして、日々子どもの望ましい行動を親が承認することことです。」
叱ることに留まらないで、正しいことを教える!
私たちの「叱る」のその先に、子どもたちの明るい未来をつくることを想像すること、それが大切なのだと思います。
自主学習
皆さんこんにちは。
進光ゼミナール西川田教室の岩崎です。
最近、西川田教室に在籍している児童・生徒が通っている小中学校では、
「自主学習」という宿題が出されています。
その目的は、自分で自分の課題を発見し、その克服のために自ら学ぶ!と言うことなのでしょうが、
実際のところは、何に取り組んでいいのかわからず、悪戦苦闘している児童・生徒、保護者の方が多いようです。
そのため、多くの児童・生徒がなんとなく、ページを埋めるための自主学習に取り組んでいるというケースが多いようです。
こうして、目的もなくノートを埋めるための自主学習では、ただ時間だけが過ぎていくだけで、成果は期待できません。
進光ゼミナール西川田教室では、こうした自主学習の効果を高めるために、小学生には、毎週、計算ドリルと漢字ドリルの課題を出し、家庭学習(自習学習)に活用していただいています。また、中学生には、受講科目の宿題以外に、理科・社会の次回のテスト範囲と予想される単元を週課題として課し、家庭学習(自主学習)に取り組んでもらっています。
子どもたちは、やることが明確になると、集中して取り組むことができます。
もちろん、自分の課題を見つけ、自ら積極的に学習に取り組むことは大切ですが、自主性を発揮するためには、基本的な学習方法、学習習慣が身についていなければなりません。
まずは小学生は、計算、漢字、英単語、中学生は、次回のテスト範囲の学習から取り組んでいきましょう。
その先に、自習性が生まれるはずです。
鹿沼東教室開校!!!
皆さんこんにちは。
進光ゼミナール西川田教室の岩崎です。
本日、進光ゼミナールが初めて鹿沼市にプレオープンしました!
進光ゼミナールは地域教育にかける決意で、20年前に開設した完全個別指導の学習塾です。
徹底的な面倒見の良さと熱血授業を掲げ、勉強が好きな子も、勉強が嫌いな子も、成績を上げることで自信をもってもらいたいと教師一同がんばってきました。
そのかいあって、「成績が伸びた」「子どもの態度が変わった」など保護者の皆様から多くの感謝の言葉を頂戴することができ、それが他の生徒の紹介につながり、宇都宮市と矢板市に12教室を構える個別指導門専門教室として地域最大規模の学習塾に成長しています。そしてこの度、初めて鹿沼市に13教室目となる新校舎を開校することになりました。
学習塾の教師にとっての何よりの喜びは生徒の成長です。「わかった」「できた」「合格した!」
そんな喜びの声と笑顔があふれる面倒見NO.1 の教室作りを目指します。教育にかける情熱は決して負けません。
地域の皆様、よろしくお願いいたします。
肯定表現を意識的に使う!
皆さんこんにちは。
進光ゼミナール西川田教室の岩崎です。
今日は【否定表現】と【肯定表現】について、簡単にご紹介したいと思います。
子どもが育つ言語環境によって、子どもは色々な影響を受けます。
親の発する言語表現もその一つです。
例えば、否定表現と肯定表現のどちらを多く親が使うかによって、
子どもの物事に対する受け止め方が違う場合があります。
【否定表現】
お母さん:勉強しなければ、高校受験で不合格になるわよ!
お母さん:自分の部屋も掃除できないような人間は、
ろくな人間にはなれないわよ!
【肯定表現】
お母さん:勉強すれば、高校受験で合格するわよ!
お母さん:自分の部屋を掃除できるようになれば、
なんだってできるようになるわよ!
この二つの表現のどちらを多く子どもに使うかです。
ぜひ、肯定表現を多く子どもに使うようにしてください。
物事を自然と肯定的に捉えられるような子どもになっていくはずです。
学年末テスト1週間前!!!
こんにちは!進光ゼミナール西川田教室の岩崎です。
中学生の学年末テストが近づいてきました。
学年末テストは、中3生の特色選抜の日に合わせて実施する中学校が多いため、今年は2月9日(木)に実施する学校が多いです。
進光ゼミナール西川田教室では、生徒の家庭学習促進のために、定期テストの2週間前から、学校のワークを塾に持参してもらい、前回の通塾日から、何ページ進めたかをチェックしています。この取り組みは、受講している科目だけでなく、5科目全てチェックし、期限までにテスト範囲として指定されたページを終わらせること、そして提出することを目標に取り組んでいます。
やはり、成績を上げるためには、学校の授業、塾での学習だけでなく、家庭学習が重要となります。何かで、「誰かに進捗を報告することで、設定された目標以上の成果を出す可能性が高まる!」という記事を目にしたことがあります。ただ「〇〇をやりなさい」と指示を出すだけでなく、生徒の進捗をチェックし、学習計画を一緒に立てることで、今までよりも家庭学習の時間・質ともに向上させることを目指して取り組んでいます。
生徒たちからすると口うるさくて、余計なお節介と思われるかもしれませんが、こういった取り組みを通して、成績が少しでも向上すると、その成功体験を通して、家庭学習の重要性や、学習計画の立て方などを実感し、自立した学習ができるようになります。学習指導を通して、自立した大人への第一歩となるように願いながら、たとえ今は生徒たちに嫌われようとも、余計なお節介を続けていきたいと思います。
教師と生徒とはまったくの対等である。
みなさんこんにちは。
進光ゼミナール西川田教室の岩崎です。
2022年の年末に本を読もうと思い立ち、最近ちょこちょこと本を読んでいるのですが、時代も人の気持ちも移り変わるもので、以前は、kindle否定派だった私も、ついにkindleデビューしてしまいました。きっかけは、読みたい本が書店に在庫がなく、取り寄せに時間がかかるということだったので、すぐにでも読みたくてkindleで購入しました。なんとなく本は手に取って読むもの!と頑なになっていましたが、kindleはkindleで、スマホがあればいつでも、どこででも読むことができ、なかなか便利なものです。そんなkindleで購入した本の中に「アドラー心理学を語る」という本があるのですが、今日は、その中から、とても衝撃を受け、今後の塾での指導方針を考え直すきっかけとなった部分を、かいつまんでご紹介したいと思います。
「教育について
教師と生徒とは、(アドラー心理学では)まったくの対等だと考えます。だから、教師は生徒に何も強制できない。ただ、お願いをできるだけなんです。具体的に言うと、「こっちへ来なさい」と言わないで、「こっちへ来てくれませんか」と言う。もちろん、「勉強しろ」なんて強制はない。サボっていたら、ただ子ども自身が賢くなれないだけなんだから。
-それでは、子どもたちは喜んで勉強を放り出しはしませんか。
もし、多くの子どもたちが授業をボイコットして遊んでいるとすれば、それは教師が悪いんだ。十分に魅力のある授業をしていないということだから。教師が工夫をして授業を楽しくすれば、子どもたちはきっと学問が好きで好きでたまらなくなります。教師の怠慢の責任を子どもに押しつけてはいけない。
-でも、忍耐力というか、つらいことやいやなことに耐える力を養成しなくていいんですか。
学問はつらいこと、いやなことではない。最初からそう決め込んでいるからそうなってしまうんです。人間は学問をすることが好きなんです。あなただって私だって、そうではないですか。こうして、楽しみながら心理学を学んでいる。別に忍耐なんかしていない。
-好きな科目についてはそうですが、嫌いな科目だってあるでしょう。
嫌いな科目あるのは、一つには教え方が悪いからだ。ここでも、子どもが悪いのではなく、教師が怠慢なんだ。第二に、非常に基礎的は教養を別にすれば、何でもかんでも知っている必要はない。最後に学校を出てから、自分の人生のために二次方程式を解かなければならなくなった人が、世の中に何人いると思いますか。あれは、ほとんどの人には必要がない知識なんだ。
-すると勉強に強制はまったく必要がないんですか。
もし強制したら、嫌いになるだけ。「努力して克服する」というのは素敵なことだけれど、それは「自発的に行われたら」であって、努力を強制するのはファシズムであり、サディズムだ。(中略)つまり、目的さえしっかり理解できていれば、人間は自らどんな努力でもするものだと思うんです。今の教育はそういう工夫が足りない。工夫をしないで、くじけた生徒を非難する。」
私たちは、往々にしてできないことを、子どもたちのやる気や、能力のせいにしてしまいます。むしろ子どもたちは人生のルーキーなのだから、できないことが当たり前なのに。自分のことを棚に上げて、子どもたちを非難してしまう。いつの間にか私も、子どものころに嫌いだった大人になってしまっていたようです。今一度、心をあらたに、子どもと信頼に基づく対等な関係を築き、子どもたちが道を誤らないように、導いていかなくてはならないと、心が引き締まる大切な言葉に出会えました。こういった出会いが、本を読む醍醐味の一つですね。