進路を考える、とは
こんばんは、鹿沼東教室の久保井です。
前回のブログで、進路を考える=高校生活だと、書きました。
せっかく、楽しそうな高校生活なのに、なんでそんなに大変なことを常に考えなくてはいけないのっ、と
突っ込みが入りそうですが、さらに続けます。
高校生活は、ほぼすべてが選択の連続だからです。
商業科、工業科など、専門課程のある高校へ進んだ生徒さんは、どの資格試験から受けるかの選択が始まります。
卒業までに取るべき資格(高校によって異なります)もあり、逆算して、各学年ごとに考えなければなりません。
選択とは一見、自由で楽?と感じます。しかし、自由度が増すということは、それだけ、自分に責任が増すということになります。
資格を取っても、取らなくても、最終的には自由なのが高校です。
入学手続をした高校から、課題が出ていると思います。しっかりやっても、やらないで入学しても自由です。
受取る結果は、行動の積み重ねです。どうか、高校の定期テストを大切に考えてください。
高校の勉強が解らなくなる前に、相談に来てください。
落ち着きましたか?
こんばんは、進光ゼミナール鹿沼東教室の久保井です。
栃木県立高等学校入学者の一般選抜の発表から、3日経ちました。
合格した生徒さん、残念だった生徒さん、気持ちは落ち着きましたか?
泣いても笑っても、高校生になるんですね。本当におめでとうございます。
高校から大学へ進もうと考えている生徒さんも多いと思います。
国公立大学へ進むだけではなく、私立大学も多く取り入れている大学入学共通テストについて説明します。
毎年、1月の上旬で行われているものですが、出願はいつでしょう。
毎年9月末から10月の初旬に高校を通して出願します。
当然、受験科目を決めて出願します。出願から受験まで約3カ月ありますが、その受験科目を決めるのが大変、大切になってきます。
高校は3年間ありません。常に進路のことを考えるのが高校です。
気持ちが落ち着いたら、高校で何をしたいか、将来何をしたいかを相談しましょう。
理科は実験
こんばんは、鹿沼東教室の久保井です。
引き続き、令和5年度入学者一般選抜の学力検査問題から、お話します。
理科は、一問一答問題が未だあります。大問🈩の8問でした。
後は大問2⃣から9⃣まで、実験、観察(遺伝)(天体)でした。
実際の小学校や中学校では、実験はどうしても手間と時間がかかり、減る傾向にあります。
あったとしても、映像を長い時間見るなどして、実際に手を動かすことが少ない、現状です。
だからこそ、実験が受験問題に多く出ています。当然、説明文も長くなり、
読解力がまたまた、必要になっています。
鹿沼東教室には、5教科の問題が貼りだしてあります。
理科と社会の文字数の多さは、俯瞰で見ても充分感じます。
理科、社会はもう暗記教科ではありません。
昨年度との違い
こんばんは、鹿沼東教室の久保井です。
昨日、行われた栃木県立高等学校入学者一般選抜で出題された問題をチェックしました。
最も変化したのは、国語の作文の文字数です。
昨年度や、下野模擬テストでは、240字以上300字以内だったのが、200字以上、240字以内で書き上げる問題になっていました。
300字の時は、受験生が経験してきた具体的な事柄を入れさせる問題が多くありました。
字数がタイトになったので、一番主張したいところのみを、書く力が求められました。
その分、大問4⃣の5では、登場人物の思いを、60字以内で書くという、今までで最も長い文字数となっていました。
”的を射る”が本来で、”的を得る”は、慣用的に使われるようになっています。
両方とも「的確に要点をとらえる」ことを意味します。
自分の主張したいこと、的のど真ん中に当てるつもりで、的確に要点を捉えて書く。余計なことは入れずに、短い時間で書く。
とんでもなく難しいことを求められている、国語の作文問題でした。
だから~、が大切です
こんばんは、鹿沼東教室の久保井です。
栃木県の令和5年度入学者一般選抜が終わりました。
試験に臨んだ中3生の皆さん、保護者の皆さん、本当にお疲れ様でした。
早速、社会の問題の分析です。
保護者の皆さんは、”社会なんて暗記すれば、できるようになるから”と、未だお考えの方、いらっしゃいますね。
既に、一問一答の大問はありません。論理的思考力がなければ、答えにたどり着けません。
論理的思考力とは、だから~、だから~と、玉突き的に考えられることです。
今日の大問🈩の⑸の問題です。
日本の火力発電は、主に原油や石炭、天然ガスを利用している。(中略) それぞれの県の総発電量に占める火力発電の割合(2020年)が最も低い県はどれか。
ア岐阜県、イ三重県、ウ山口県、エ福岡県
ここでは、2020年は関係ありません。この4県の火力発電の割合を暗記している受験生は希少です。
日本は、原油や石炭や天然ガスはほとんど、輸入に頼っている
だから、外国から輸入するときは、大型タンカーで輸送されてくる
だから、大型タンカーが着く港が必要
だから、海に面していない県は、輸入しにくい
だから、岐阜県は火力発電の割合が低い
このように思考できれば、比較的短時間で解答でき、次の問題に移れたでしょう。
大学入学共通テストの出題の形が、やはり問題文が長くなってきました。その影響が県立高校の一般選抜にも
しっかりと出ています。
暗記しているだけでは、希望の点数は取れないのです。普段から、だから~、だから~、の思考の形を身につけましょう。
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気づきを与える、与え続ける
こんばんは、鹿沼東教室の久保井です。
「あっ、こうやればいいんだ」と、言ってもらって、私達は満足してはいけないのです。
やり方がわかったら、すかさず、類似問題をやってもらって、やり方を定着させる。
アウトプットできるようになって、はじめて、出来るようになったと。
でも、せっかくわかったやり方も、忘れてしまうこと、今までありましたよね。
上の写真は、私が生徒さんに説明するときに使う、フリーハンドのものです。
たいがい、生徒さんは左側のイメージで勉強しています。できないから、できるようになる道は一本道だと。
実際は、右側のように成長していきます。だんだん、できるようになる、ピンクの面積が広くなっていきます。
アウトプットを繰り返し、この面積を広げていかないから、定着しないのです。
「あれっ、なんで定期テストになるとできないのか?」
その気づきが、チャンスです。いろいろ自分に合った方法で試してみましょう。
生徒さんが、自ら気づけるように、きっかけを与え続けることが、私の仕事です。