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#26: 自分の人生の主役は〇〇〇〇

鶴田北教室室長の新井です。GWも後半に入りました。生徒の皆さん、保護者の皆様、充実したGWをお過ごしでしょうか。
GWが明けて授業が再開する頃が、宇都宮市の中学校の中間テストのおよそ1か月前ですので、その対策のためにも、生徒面談を実施して、テストへの目標決めと達成のための行動を話していこうと思います。

先月も生徒面談を行い、様々な内容を生徒と話していきましたが、その中である生徒と、“人生”について、少し話し合ったことがありました。今回は、そのことについてお話させていただきます。

その生徒は、視野が広く、とても明るく社交的で、リーダー役にふさわしい性格をしています。
そう考えるのは私だけではなく、学校の先生も同じようで、学級委員を任されることもあるそうです。
ただ、その生徒は「自分よりも適任がいるのに、その役を自分が行う」ことに少し違和感を抱いていたようです。

その時その生徒に、私の考えになりますが、「自分の人生の主役は自分自身でないといけないと思う」と伝えました。
もちろん、私も社会の一員として、自分よりも適任がいるなら、その席を譲った方が、と考えることがあります。しかし、自分が任されたり、そうしたいという想いがあったりした場合は、迷わずそこへ進んでいける人でありたいとも思っています。
そのため、その生徒にも私の考えを伝えたうえで、「どうしたいのか、もう一回考えてみたらどう? それで、“やってみてもいいかな”って思ったら、やればいいんだよ」と言いました。

やれるかどうかではなく、やりたいかどうか。

生徒の皆さんには、この思いを大切にしてもらえればと思います。

次回の更新日:5月5日
タイトル:やる気維持法その6:歴史は〇〇を知ること!

#25: 「先生、別解って何のためにあるんですか?」

鶴田北教室室長の新井です。先日、ブログにて数学の問題の向き合い方についてお伝えしました。今回は、ある数学の授業の中で、生徒から1つの質問を受けました。表題にもあります

「先生、別解って何のためにあるんですか?」

です。今回は、その内容について、実際に生徒と交わした会話から、私の考えをご説明させていただきます。

 

私:~~と考えれば、答えにたどりつくよ。

生徒:あ~、なるほど!

私:あとね、この問題にはもう1つの解き方があるんだ。

生徒:えっと、それ覚える必要あります?

私:えっ?

生徒:だって、さっき教えてもらったやつでいけるんですよね?
別解って何のためにあるんですか?

私:別解は色んな意味があるけど、私が思うに1番の効果は“たしかめ算”のためかな。

生徒:“たしかめ算?

私:そう。数学の問題って、計算過程が多いから、答えがちょっと複雑な分数になると、
合っているかどうか不安にならない?

生徒:なります。その時は途中式を見直しています。

私:いいね。でもさ、中々自分の計算ミスって見つけにくい時もないかい?

生徒:確かに!

私:その時に役に立つのが、解き方が違う別解なんだよ。
解き方が変われば、途中式も変わるから、計算ミスにも気づきやすいんだ。

生徒:そういうことだったんですね!

 

その生徒はその後、別解の方法も聞き、2つの解法を練習しました。
別解の必要性を感じている者とそうでない者には、問題の定着度に大きな差が出ると私は考えています。

そのためにも、このような考え方は、授業を通してしっかり伝えていこうと思います。

次回の更新日:5月4日
タイトル:自分の人生の主役は〇〇〇〇

#24: やる気維持法その5:どんな問題にも、まず〇〇〇〇!

鶴田北教室室長の新井です。私は当ブログで、様々な角度から“やる気”を維持する方法をお話してきました。

・達成感を得るために、目標を設定すること。(長期間の“やる気維持”)
・目標へと向かう過程で、1日の振り返りを大切にすること。(短期間の“やる気維持”)
・習慣をつける為、勉強しない日をつくらないこと。(その1日の“やる気維持”)
・ポモドーロ・テクニックを駆使し、勉強に取り組むこと。(1日の中身の“やる気維持”)

過去4回は、長期的なものから短期的、1日、1時間と、徐々に短い時間でどのように“やる気”を維持するかをご説明させていただきました。
今回は、実際に当塾で生徒のやる気を引き出した例についてご説明させていただきます。“数学”についてのやる気維持法です。

中学生の数学は、4月,5月に計算問題をどの学年でも取り組みます。新しい問題、新しい解き方に触れることで、この先1年間の学習の幅を広げることが狙いだからです。
中学生の生徒たちは、小学生のうちから、時間をかけて計算問題に取り組んできたので、新しい計算問題が出されても、比較的飲み込みは早いです。しかし、5月中旬以降にある、新しい解き方を利用した文章題になると、つまずいてしまうことが多いです。

では、どうして新しい計算問題の飲み込みは早いのに、それを利用した文章題になるとつまずいてしまうのでしょうか。それは、生徒たちは“すでに数学の問題になっているもの”をよく解いているからです。

生徒たちは、式として出された問題は、かなり正確かつ素早く解くことができます。しかし、それはすでに“式”になっているからで、自ら“式を立てる”経験が積み重なっていません。

文章題では、その式を立てるための作業が必要なため、経験が積み重なっていないと、どうしても詰まってしまいます。

そのため、当塾の先取り学習で、文章題に触れている生徒たちには、問題を見て、いきなり式を立てようとするのではなく、その文章をよく読んで、数量関係を考えてみようと話しています。

いきなり文字を使おうとするのではなく、文章の流れを掴んで、どのような計算で(足し算?引き算?掛け算?割り算?)、どうつながっているのか、考えてもらっています。

時には、「じゃあ、リンゴ1個だったら、かご代も合わせていくらになる?」「どう計算したの?」などの発問も挟んでいます。
このように、どんな問題も、まず“具体的に”考えてみることが、数学の文章題のやる気を引き出し、取り組んでいける力になります。

当教室では、その指導にこれからも全力であたっていこうと思います。

次回の更新日:5月3日
タイトル:「先生、別解って何のためにあるんですか?」

#23: 小学生の宿題で大切なものは〇〇!!

鶴田北教室室長の新井です。鶴田北教室が開校してから今までの間に、小学生たちとの面談や、その保護者様とのご連絡を多く取らせていただきました。

学校での過ごし方から、塾へのご要望など、たくさんのお話を交わさせていただきました。その中で、小学校の宿題の1つとして出題されやすい、“音読”の宿題について、私の考えをお話したことがありました。
今回はその時のお話をさせてください。

小学生はドリルからプリントなど、様々な宿題を出題されますが、音読はドリルと同じくらい大切な宿題だと考えています。なぜなら、音読は学力向上に非常に効果的だと考えているからです。

文章を声に出して読む音読をおこなうことで、黙読では理解できなかった文章が理解しやすくなります。
大人の私でも、取扱説明書や契約書などの難解な内容も、声に出して読むことで頭が整理されたという実感があるので、声に出すことで、文章を理解し、語彙力・読解力の向上に繋がります。

また、音読の良さは医学的な視点からでも説明できます。
音読をすることで脳の前頭前野が活性化されます。これにより、記憶力や判断力を高める効果があると言われています。さらには、前頭前野が活性化されることでセロトニンも分泌されるため、興奮をおさえ、集中力を発揮する効果も得られるのです。

以上のことから、音読の宿題は大切なことだと考えています。そのため、つかえたり、読み間違えたりしても決して叱らずに、できているところを褒めていただければと思います。
それを繰り返すことが、読むことを好きだと思い、前向きに読書に取り組んでもらえる第一歩だと考えているから。

次回の更新日:5月2日
タイトル:やる気維持法その5:どんな問題にも、まず〇〇〇〇!

#22: やる気維持法その4:イタリア語で“トマト”

鶴田北教室室長の新井です。先日、ある中学生が部活の疲れからか、あまり塾の授業に集中できずにいたのを目撃しました。
新学期に入り新しい環境に慣れること、本格的に部活動が始動したことなど、4月は疲労がたまりやすい月ですので、その生徒の様子には大変共感できました。

そこで、私がその生徒に伝えたことは、共感の声と、1つの提案でした。以下で、そのやり取りを一部記載します。

私:どうしたの? へとへとじゃん。

生徒:はい……。

私:部活? 本格的に始まったって、Bさんから聞いたよ。

生徒:そうなんです。ちょっとその疲れが出て……。

私:今まで部活動休みだったもんね。それは疲れる。めっちゃ気持ち分かるよ。

生徒;すみません。ちょっと、切り替えて頑張ります。

私;おっ、いいね。じゃあ、これから10分頑張ろう。“集中タイム”だ。

そして、それが終わったら、一旦5分休憩しようぜ。

丸付けるからさ。その時に、ちょっと部活の話聞かせてよ。

生徒:えっ、いいんですか?

私:もちろん。じゃあ、今から10分ね。頑張ろう!

生徒:はい!

結果、その生徒はその後10分間集中して、計算問題に取り組むことができ、私は休憩時間に、部活動の話を訊くこともできました。

このように、“時間管理を徹底する”ことや、“その時間内で何をやるべきか明確にすること”、“休憩時間のルールを決める”ことを定めると、決められた内容を終わらせようする意識が強まり、集中力が高まります。
この時間管理法のことを【ポモドーロ・テクニック】といいます。

これは、集中力が長く続かない方や、逆に過集中で疲れてしまう方におすすめの時間管理法になっています。

長期休みで中だるみしやすい時だからこそ、短い時間だからこそ、ポモドーロ・テクニックを使い、学習してみてはいかがでしょうか。

以下には、ポモドーロ・テクニックの一般的な流れを記載します。お手すきの際にご確認いただけますと幸いです。

〈ポモドーロ・テクニックの基本的な流れ〉

1.やりたい、やらないといけない勉強を優先順位の高い順に書き出す。
2.タイマーを25分にセットしてスタート。
3.タイマーが鳴るまで、学習します。
4.タイマーが鳴ったら、5分休憩します。これを4周繰り返します。
5.4周目が終了したら、15分から30分間の長めの休憩を取ります。
※1回で取り組む時間を25分としていますが、こちらは各個人で調整されても大丈夫です。

〈余談〉

ポモドーロ・テクニックとは、イタリアの起業家で作家のフランチェスコ・シリロが1990年代初めに発案した、時間管理術です。
“ポモドーロ”とは、イタリア語で“トマト”のことで、これはシリロが学生時代に愛用していたトマト型のキッチンタイマーから来ているそうです。

次回の更新日:5月1日
タイトル:小学生の宿題で大切なものは〇〇!!

#21: 決意表明!〇〇○○します!!

決意表明させていただきます。GW期間は、ブログを毎日投稿します!!

鶴田北教室室長の新井です。生徒の皆さん、保護者の皆様、充実したGWをお過ごしでしょうか。

当教室の生徒たちに「GWをどう過ごすのか」を訊いてみたところ

「毎日、部活動ですよ~」や
「大会の組み合わせが悪く、強豪校とあたってしまいました」との大変そうな声や
「友達とお泊りの予定があるのです!」と楽しそうにしている声もあり、また
「家族で、~~~に出かけます」との予定を教えてくれる声などがありました。

生徒たちは、このように様々な出来事に触れながら、勉強に取り組むといったスケジュールになります。
長いようであっという間のGWにて、継続して勉強を取り組んでいくのは、大変なことだと思います。

大変であるだろう生徒たちに向け、授業がなく、コミュニケーションがとれない自分に何かできることはないかと考えていました。

そこで、先程の決意表明に至りました。改めてお知らせいたしますが

私は塾がGW休みとなる4月30日(土)~5月8日(日)の間、毎日ブログを投稿します!

上記の計9日間のブログでは、やる気維持法や、教育ニュース、鶴田北教室が開校してからの2か月間の思い出などをお話させていただければと思います。

ご挨拶だけのブログとなってしまいますが、GW期間もどうぞよろしくお願いいたします。

次回の更新日:4月30日
タイトル:やる気維持法その4:イタリア語で“トマト”

#20:GWをとことん楽しもう!!

鶴田北教室室長の新井です。明日からGWに入ります。当塾も4月30日(土)から5月8日(日)まで休塾日になるため、1週間以上お休みになってしまいます。
その間、生徒の皆さんと授業をしたり、お話したりすることができずに残念でありますが、“宿題”はたっぷり出させていただきましたので、“計画的に”取り組んでいただけたらと思います。

今日は、勉強だけでなく、プライベートや部活動も含め、GWをとことん楽しむためにも、上手に学習に取り組む方法を2点ご紹介させてください。

1.自分にあった勉強のリズムを習慣に!

GWなどの長期休み前は、「勉強も頑張るぞ!!」と決意していても、ついダラダラしてしまうことってありますよね。私はまさにこのタイプの人間でした。
そのため、私が取り組んだことは「学校がある日と同じリズム」で生活するというものです。
GW中は毎日部活動があったり、友達と遊んだり、家でのんびり過ごしたりすることがあるかと思います。

その中でも例えば

・起きる時間は学校と同じ時間に合わせよう
・学校がある日も1時間は自主学習をしているので、今日は遊びに出かける前に1時間勉強しよう

などの、自分が今まで過ごしてきたリズムのまま、まずは1日頑張ってみることが効果的だと思います。

2.予定と成果を書いていく!

「よし!やるぞ!」と思っていても、「あれ…何からやればいいのかな」と困ってしまうこともあるかと思います。そこでおすすめしたいことが、予定と成果を書きだすことです。

予定・成果図

「どのページをどの時間」などときっちり決めすぎると、それがうまくいかなかったときに、学習意欲が薄くなってしまいます。
最初のうちは、図のような大まかな予定を立てることからでいいと思いますので、何をすべきかどうかを事前に決めておいてはどうでしょうか。
また予備日も設けると、何かがあったときのカバーができますので、こちらもおすすめです。
以上の点を踏まえて、GWをとことん楽しく!とことん笑えて!とことん学べるものにできれば幸いです!
次回の更新日:4月29日(金)
タイトル:決意表明!〇〇〇〇します!!

#19:新井のお悩み相談室

鶴田北教室室長の新井です。鶴田北教室の生徒たち、保護者の皆様はご存じのことと思いますが、私と生徒たちの接点は授業だけではありません。教室に入室したときの挨拶はもちろん、1対1で行う生徒面談でもコミュニケーションをとっています。今回はその生徒面談について、ご紹介させてください。

今月、生徒たちと面談を行いましたが、そこでは今年度の学習についての目標を確認したり、進学・進級により、新しい学習環境がどう変わったのかを聞いたりしています。
それらの話を深める中で、今抱えている悩みを打ち明けてくれた生徒たちもいました。
「学校の授業が本格的に始まって、ついていけるかどうか」を不安する生徒や
「クラス替えで仲の良い友達と分かれてしまった」と、新しい友達ができるかどうかを心配している生徒もいました。

以下は、実際にある生徒とやり取りした会話の一部です。(一部私の発言をかっこよく修正しています。)

生徒:数学の最初の計算問題は、塾で分かるようになったんですけど
学校の授業についていけるかどうかは不安で……。

私 :そっか。○○さんは学校の授業についていけるかどうかが不安なんだね。

生徒:はい……。

私 :なるほどね。
ごめん、「何か勉強について不安なことある?」って質問で、この話が出るとは思わなかった。
だって、計算問題のページ、7~8割くらいの高い正答率で突破してたでしょ。

生徒:はい。

私 :今、ここで出されても答えられるんじゃない?

生徒:たぶんいけます。

私 :でしょ?
だから、私はこの内容なら、何の心配もなく送り出せるよ。

生徒:本当ですか? 学校でもこの問題いけると思いますか?

私 :もちろん。もっと自信もっていいよ。一緒に勉強してから断言できる!

生徒:えー、そう言ってもらえるなら安心かも。

私 :そう思ってくれてよかったよ。ただ少し不安もあるようだし、今度の数学の宿題は、
今の進捗に合わせたものじゃなくて、計算問題の復習にしようか。
宿題として出されたものを、一人で解けたなら、本当に自信つくんじゃない?

生徒:いいんですか? それならお願いしたいです! 私がんばります!

私 :よし! 一緒に頑張ろう!!

このようにその生徒自身と向き合って、生徒本人は気付いていないが、確かに成長しているところを気付かせ、さらに上へと伸ばすことも生徒面談で取り組んでいます。

そのため、これからも生徒たちの悩みを引き出せるような塾長を目指して、生徒たちと楽しく学んでいこうと思います。

 

次回の更新日:4月28日(木)
タイトル:GWをとことん楽しもう!!

#18: 私の仕事は“レール”の用意と誘導です。

鶴田北教室の室長の新井です。新学期が始まり、本格的に学校の授業が始まりました。
鶴田北教室の生徒たちは、春休みから先取りで学習を積み重ねてきました。その成果が出ているのか、生徒たちや保護者の皆様から、学校の授業が「分かる」,「楽しい」等のお声をたくさんいただいております。今日はそのことについて、私の考えをお話します。

「あんなに嫌だった数学の授業で、出された問題が全部合っていました。こんなの初めてですよ。」と嬉しそうに声を掛けてくれた生徒がいました。

このような言葉をいただけると、私は本当に嬉しい気持ちになります。ただ、「分かる」,「できる」まで頑張ったのは生徒たち自身です。私は、生徒たちが走る“レール”を敷いて、誘導する手助けをしているだけです。
実際にはそのレールの上を時に一歩一歩丁寧に歩いたり、時に駆け抜けたりしているのは生徒です。
どんな生徒も本人の「がんばろう」という意思なくして、成長はありません。

最近、保護者の皆様とお電話等でお話する機会が増えましたが、その際にもありがたいことに「塾が楽しいと言っている」とのお声をいただけております。
そのお言葉は本当に嬉しいです。塾人として私が今までいただいてきた言葉の中で「楽しい」に勝るものはありません。
ただ、「がんばっている」のは生徒自身なのだと、レールの上で一生懸命歩んでいるのは、私ではないことは、ここで強く言わせてください。

もちろん、生徒が歩みを止めたり、迷ってしまっていたりする時は、全力でご指導します。
私は、あくまでサポート役。生徒たちの人生の主役はその生徒自身です。
その人生をより輝くものにすることが私の仕事だと思っています。

※次回の更新日:4月25日(月)
タイトル:『新井のお悩み相談室』

#17: 「先生、私すごくないですか!?」

鶴田北教室の新井です。春期講習ですが、今日を含めると残すところ、後2日になりました。

3週間の講習会の中で、ほとんど毎日塾に顔を出す生徒もいれば、「自習したいので、残ってもいいですか?」と声を掛けてくれる生徒もいました。私はとても充実した講習会にできたのではないかと考えています。そう強く思えるエピソードがいくつもありました。
特に印象的だったエピソードを1つお話します。

数学が苦手なある生徒の授業で、次年度の先取り学習を行いました。
授業前は「予習なんて、私じゃ絶対解けないです。分からないですよ。」と言っていました。
「解き方ちゃんと伝えるし、分からなかったらしっかり解説するから頑張ってみようよ」と、私は声をかけました。
そう声をかけても、その生徒の表情は曇ったままでしたが、そのままでいるわけにはいかないので、授業を進めていきました。

結果その生徒は、その日の授業でワークを2ページ半も進めることができ、正答率は7割を超え、かなりの好成績でした。

「先生、私すごくないですか!?」

私にそう言った生徒の表情は、授業冒頭時の曇ったものではなく、笑顔でいっぱいになっていました。
通常授業よりも長い75分の授業終わりのチャイムが鳴ると、「もう終わりですか?」と言って帰っていったほどです。

目の前の問題に夢中になって取り組み、積み重ねた分が自信となった、その結果が表れたのだと思いました。
その後の授業も担当した私から見ても、「この調子なら、次年度の最初の授業で『分かるぞ』と思ってもらえる」と感じました。

この生徒だけでなく、春期講習に一生懸命取り組んだ生徒たちを、問題なく次年度に送り出せると思えるような講習会となりました。

これからも、生徒たちの意欲を引き出し、高められるような授業を展開していこうと思います。

※写真は教室の目の前にある大きな桜の木です。

桜