こんにちは
若松原教室の阿部です

いよいよ受験シーズンに突入します。
小学生は、私立の中学受験が今月末から始まります。
高校生は、推薦の結果が出始め、また来月には一部の私立大学入試が始まります。
中学生の高校入試はまだ先ですが、中学校での三者面談が始まり、人生で最初の決断が迫られます。

そうなると子どもたちは知らず知らずのうちに「ストレス」が溜まり、「不安」を抱えていくようになります。

「ストレス」と「不安」を抱えている子どもたちとどのように接していけばいいのでしょうか?

まず大切なのが、「異変」に気づくことです。
毎日一緒にいると「異変」は見落としがちです。
受験生に限らないことですが、些細な行動や発言の変化に気を付けてください。
例えば、
朝起きるのがいつもより遅い → テスト前で勉強していたのだろうと決めつけない
食事をする時間が長くなる → 「いつまでも食べてないで早くしなさい」と一方的に言わない
言葉数が減る
などがあげられます。

過干渉は良くありませんが、「無関心」も良くありません。
思春期の子こどもですから、いろいろな悩みを抱えて当然です。
そしてそれを自分で克服することも大切です。
が、周りの大人たちが、子どもたちの『サイン』を見逃さないことが大切なのです。
その『サイン』に気づいたら、声をかけてあげましょう。
最初は「YES」「NO」で答えられる声がけで良いと思います。
「心配しすぎかな?」くらいがちょうど良いのかもしれません。
子どもたちに、「心配しているんだ。だから何かあったらいつでも相談しなさい。」とこちらも『サイン』を出しておくのです。
そして、子どものほうから打ち明けてきたら、一人で悩み、苦痛を我慢していたことを労い、これからは一緒に解決していこと伝えてください。
また、打ち明けてくれて「ありがとう」と、ぜひ言葉にしてください。

周りの大人は、受験を一度経験しているので、「受験くらい」と思いがちです。
でも子供たちにとっては、「生まれて初めて自分で選択をする」という行動をとるのです。
この上ないプレッシャーになります。

ストレスや不安の解消方法はいくらでもあります。
それでも最大の解消方法は、ぼくたちまわりの大人や家族が「寄添う」ことなのではないのでしょうか?

かくいう自分も、日々子どもたちの『サイン』を見逃しがちなので、こうしたブログを書くことで意識していこうと思っています。