こんにちは
若松原教室の阿部です

中学生は期末テストが終わり、成績表が返却されています。
前回の中間テストと比較して、一喜一憂しています。

中3のM君。
なんと、前回の中間テストから5科で60点も上がりました。
しかし、どことなく落込んだ表情なんです。
前回よりも60点も上がっているんだから、もっと喜んでもいいところなのですが…。
実は今回、平均点が74点の科目があり、その科目だけ平均点を大きく下回ってしまっていたのです。
テスト前に、学校のワークを2回取組む約束をして、4科目はなんと3回もやったのです。
ところが、その科目は手をつけずに「実力」でのぞんでしまったのです…。
苦手な科目ということもあり、どうしてもやることができなかったそうで、夏期講習の2コマで終わってしまいました。
その取組み方を反省して、素直に喜べずにいました。

でもここで僕は、一つ彼の成長を感じました。
今までは、結果だけにとらわれていたM君ですが、今回は結果を出すまでのプロセスを反省していました。
4科目からは、そのプロセスの努力を見て取ることができました。
「字」も丁寧になって(7と9の区別ができました)、数学の問題には今までになく途中式がぎっしりと書いてありました。
僕はいつも、成績表より生徒の「答案用紙」を見るようにしています。
テストは平均点やテストを作成する先生の志向によって変わります。
ワークやプリントからまんまだす先生もいれば、入試レベルの問題を出してくる先生もいます。
だからこそ、生徒の答案用紙が大切なんです。
答案用紙には、生徒の「到達度」「癖」「思考」が強く出ます。
M君の答案用紙と問題用紙からは、今までにないM君の努力を感じたので、M君をめちゃくちゃ褒めました。
少しだけ気持ちがすっきりしたのか、次は苦手な科目も頑張ると言っていました。
更なる成長を期待したいですね!!