少し前のお話
2月3日(土)節分、その日は、中3生の入試必勝パーフェクト講座があり、
朝から中3生とともに、県立高校入試に向けて熱い授業を行っていた。
午前中の授業が終わり昼休みなる直前、その人物はやって来た。
その人物は、事前に注文しておいた中3生、先生方全員分の
合格祈願ののしのついた恵方巻を届けに来てくれたのだが、生徒たちは恵方巻よりも、
届けに来てくれた人物に興味津々!みなその人物を一目見ようと席から腰を浮かせていた。

なぜ、その人物にみんなが興味津々だったのかというと、、、
彼女は、かつて私が矢板教室で指導したいた時の教え子だからだ。
それもとびきり手のかかる!笑
当時の矢板教室には、飛び切り手のかかる生徒たちがたくさんいたものだ!笑

そんなかつての手のかかる生徒が、某コンビニエンスストアで正社員として
働いていることは風の噂で聞いていたが、ひょうんなことから連絡をくれ、今回の恵方巻につながったのだ。

10年後にこうして思い出してもらえたことをうれしく思った。
そして、その日、彼女から送られてきたメッセージにはこんなことが書かれていた。

「今日はありがとうございました。
昔、とてつもなく迷惑をかけた方が、今こうして自分に声をかけてくれたことがとても嬉しく、
がんばるバネになります。本当にありがとうございました。
先生もがんばって下さい」

とてつもない迷惑なんてかけられていない。
私にとって、矢板教室での経験は学ぶことばかり、
多少は大変なこともあったが、楽しい思い出ばかりだ。

なによりも、10年後に思い出してもらえたことが本当にうれしかった。
「10年後に思い出してもらえる先生」が私の教室での目標だ。
10年後に思いだしてくれてありがとう。

あと10年、がんばれそうだ。