皆さんこんにちは。進光ゼミナール西川田教室の岩崎です。
今日は、私が読んでいるメルマガから、親子関係で陥りやすい事象と、その解決方法の1例をご紹介したいと思います。皆さんは、家事で仕事で疲れ、忙しい時に、子どもから話しかけられたら、どのように対応してるでしょうか。そんな時は、この記事を思い出してみてください。

親が問題と捉える子どもの行動のほとんどは、子どもが親からの注目を得ることで、家庭内での自分の存在を確認するためです。ですから、子どもの行動が問題だと感じたら、親の注目の仕方を変えると、まるで何もなかったかのように問題が解消することが多いのです。
昨今の両親は、昔に比べて忙しく余裕がないようです。その影響が子どもに及ぶと、様々な問題が生じてきます。子どもの世界も課題で溢れています。これらの課題を克服するためには、子どもが、親から関心を寄せられているという実感を持つことができると、自分は価値ある人間だと実感し、課題に取り組む勇気が湧きあがるのです。
子どもは、そのエネルギーを獲得する為に、親から注目を得ようとするのです。
さて、親は忙しい。子どもの細かい行動に目が行き届きません。そこで、子どもが親に関心を示されていないと感じれば、課題解決のためのエネルギーを獲得できません。そこで、なりふり構わず、注目を得ようとするのです。
親が忙しい時に、
子:「ねーねーお母さん聞いてよ!今日、学校でね…」
親:「今忙しいから、後でね!」
しばらくして、
子:「ねーねーお母さん。今日…」
親:「今、お母さん何しているかわかるでしょ!あなたの話は後で聞くって 言ったでしょ!」
子:「……。(後でって、いつ!?お母さんは自分の話を聞いてくれない)」
となるかもしれません。

それでも、親の関心を得ようとすると、
親:「(子どもの顔を睨みつけて)何度言ったらわかるの!?お母さんは今忙しいの!」
子:「(ヤッター!お母さんがちゃんと僕の方を向いてくれた!!)」
と、叱られているのにも拘わらず、注目を得られたことに満足し、「親が忙しい時(いつも忙しそうですが・・・)に声をかけよう!」と新しい行動を学ぶのです。このようにして、親が問題だと思う行動が始まり、継続してしまうのです。

まずは、普通の忙しい親を子どもの前では一旦棚上げすることです。子どもは1時間も親に話をしようとはしないはずです。精々10分位のことでしょう。子どものエネルギーを高めるか、それとも将来に渡ってエネルギーを消失させてしまうことを考えたら、決して長い時間ではないはずです。

子:「ねーねーお母さん聞いてよ!今日、学校でね…」
親:「ごめんね。今、どうしてもおかあさん手が離せないから、あと30分位したら、終わるから、後で聞かせてくれる」
子:「うん。わかった。」

30分経過したところで、

親:「さっきは、ごめんね。あなたの話を聞かせて?」
子:「あのね。今日、学校でね…」
親:「(子どもの顔をしっかり見て)ふん。ふん。そんなことがあったの…。それで、どうしたの?」
子:「それでね、…」
親:「そうだったんだ。それは、楽しかったわね!」

子どもにとっては、これだけでいいのです。
是非、少しの時間でいいので、子どもの話を聞く時は、普通の忙しい親を棚上げしてみて下さい。
現在、そして、将来の子どものために。

「子どものやる気を引き出す! 親のアプローチ(R)」vol.864(中土井鉄信著)より抜粋