先日、雑誌を読んでいたら、
‴職場の最新心理学”という記事の中で
「今の若い人たちは、褒めて育てられた世代。特に1990年代以降は、子供は褒められることで自己肯定感が高まると考えられていました。
しかし実際はそうはいかなかった。調査の結果、自己肯定感が低い若者が3倍になってしまったのです。
現在の30代以下の人たちは、叱られる経験が少なく、心が鍛えられなかった」
(雑誌PRESIDENT「職場の最新心理学」 プレジデント社より引用)
という言葉を目にしました。

人は認められることで安心感を持ち、自分自身をより信頼する気持ちが生まれ、
自己肯定感(セルフエスティーム)が高まると言われています。
しかし、注意しなくてはならないのは、相手の良いところを見つけたり、
行いをすぐれていると評価して「褒める」だけではなく、
その人のありのままを受け入れ「承認(認める)」することが必要なようです。

私たち塾人も、問題が解けたことを「褒める」前に、
子供たちが元気に塾に来てくれることに感謝し、良いときも悪いときも
子供たちの存在のそのものを受け入れること(存在承認)が大切なのだ。
子供たちの自己肯定感(セルフエスティーム)を高め、心の強い大人になれるよう、
私たちの一挙手一投足が重要なのだ。
その自覚をもって子供たちと向き合おう!

そう改めて感じることのできる記事でした。