こんにちは。西川田教室の岸井です。平成最後の3月がもう終わろうとしています。

進級を控えているみなさん、新学年の準備はもうできていますか?ノート、新しい筆入れ、もしくは、シャーペンも新しいものにして、新学年を迎えようという人もいるかもしれません。そんなみなさんが、気持も新たに新学年を始められることを願い、前回に引き続き、今日も勉強に向かう姿勢について書いていきたいと思います。

前にこんなお話を聞いたことがあります。

 

「人がなにかするとき、その姿勢は3通りに分けられる。」

「“してやってる”、“やってやってる”と思う、

“させられてる”、“やらされてる”と思う、

“させていただいてる”、“やらせていただいてる”と思うの3通り。

「“してやってる”と思うと《怒り》が出てくる。

“させられてる”と思うと、《疲れ》が出てくる。

“させていただいてる”と思うと《感謝》が出てくる。」

というものです。

みなさんはどんな気持ちで、勉強をしていますか?

最近、中学生の生徒たちから「部活いやだぁ」という声をよく聞きます。「自分で選んで入ったんでしょ?」と聞くと、「最初は楽しかったけど。」といった感じのお返事。

ここでもうひとつ、ちょっとおかしいお話があります。私が大学生のときに、教育についての授業で先生から聞いたお話です。それは、

「未就学児(幼稚園児・保育園児)に“小学校に入って一番楽しみなこと”を聞いてみた結果、《勉強》という回答がいちばん多い」

というものです。わたしはこの話を聞いて、そんなことないと思いましたが、たしかに親戚の5歳の子が「お勉強する~」といって、紙に文字らしきものをたくさん書いくのをよく見ます。

「実際やってみると、イヤなことたくさんあるし、大変だよ。」と思うでしょう。でも、考えてみてください。

小学生のころ、楽しみにしていた部活→練習時間が長くて他のことできないし、朝早く起きるの辛い→「実際やってみると、、、」

中高生のころ、夢見ていた学業とバイトの両立→バイト先で怒られることも多いし、テスト期間だからって自由に休むことも難しい→「実際やってみると、、、」

この調子では、いま将来なりたいと思っている夢が叶っても「実際やってみると、、、」となってしまいます。

もちろん、どんなものにも長所と短所があって、嫌なことがひとつもない、なんてことはありません。でも、このような考え方でいては、せっかく楽しめるチャンスがあっても、ずっと願ってた夢が叶っても、ネガティブな感情ばかりが目立ってしまって、残念です。そうならないように、第一歩として「させていただいてる」精神で臨み、感謝の気持ちをうむことで、少しでも楽しく明るい気持ちでいられたらなと思います。

 

前回と今回の2回に分けて、新学年になるみなさんへの応援として、ちょっとした小話をさせていただきました。これらが少しでもみなさんの参考になり、より楽しい学校を送っていただけたら嬉しいです。

もし何か質問や相談があれば、ぜひ進ゼミの先生たちにも聞いてみてください。勉強のことに限らず、なんでも快く応えてくれます。

充実した学校生活が送れるよう、一緒にがんばっていきましょう!