こんにちは。進光ゼミナール西川田教室の岩崎です。
私は、生徒、保護者の皆様と、面談や学習ガイダンスでお話をさせていただく際に、「結果よりもプロセスを大切にしましょう」ということを伝えています。

我々、進光ゼミナールの教育理念は、「失敗を恐れず挑戦できる子どもたちを育む」というものです。

このことを伝えるとき、私はAppleの創業者、スティーブ・ジョブズ氏が2005年6月12日にスタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチを例に挙げお伝えしています。

ジョブス氏の育ての親は、稼いだお金の全てを、ジョブス氏の大学の学費に注ぎこんでいました(もちろん、両親は息子のために喜んで費用を捻出していました)。そんな状況の中、ジョブス氏は、そこまでして大学で学ぶ意味を見出せなくなり、半年で退学を決心します。そして、大学で必修の授業を受講する必要がなくなったジョブス氏は、興味があったカリグラフ(簡単に言うと西洋書道)の講義に潜り込み熱心に学びました。そしてそれが、10年後、世界で初めて美しいフォントを持ったコンピューターを生み出したのです。

ジョブス氏は「もちろん、当時は先々のために点と点をつなげる意識などありませんでした。しかし、10年が経ち、いまふり返ると、将来役立つことを大学でしっかり学んでいたわけです。繰り返しですが、将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎあわせることなどできません。できるのは、後からつなぎ合わせることだけです。だから、我々はいまやっていることがいずれ人生のどこかでつながって実を結ぶだろうと、なにかを信じるしかないのです、運命、カルマ…。なんにせよ。点が道をつなぐと信じていれば、あなたはあなたの心に従う自信を得られるでしょう。点が困難な道を進まなくてはいけないときでさえです。そしてそれは大きな差をもたらしてくれたと思っています。」と語りました。

今の努力に何の意味があるのかわからない人もたくさんいるでしょう。しかし、確実に、今の努力が未来の自分を創ってくれるはずです。今は成果がでなくても、努力を続けることです。だから、努力している子どもたちを全力で支えること、自信を失わないように、失ってしまった時に、心にエネルギーを与え、迷わず人生を歩めるように自立させることが、我々の使命だと考えています。