こんにちは☀️西川田教室の岸井です✨

 今週は週明けから台風に見回れ、その後も豪雨・雷雨が激しく、天候の安定しない日が続いていますね。昨日も「今日は晴れている!」と思ったら急な雷雨。中学生の生徒さんたちが、びしょ濡れになって帰ったと話してくれました。みなさんが風邪をひいたりしないよう願っています。

 さて、今週きました台風15号により千葉県では停電・断水が続いているそうですね。このことがメディアであまり報道されていないときに、「あまり報道されていませんが千葉は大変です。拡散お願いします。」といった言葉とともに、水道から途切れ途切れに水が出てくる動画をTik Tokにアップされた方がいました。その動画のコメント欄を見てみると討論がなされていました。

 発端は「毎回災害の度に事前にラーメンやお水を大量買いする沖縄に住んでいるものです。なにか対策できたのではないかと思います。」という、沖縄県在住の方のコメントのようでした。このコメントに対し「そのとおり!」という同意のコメントと「いちいち準備などしてられるか!」という反対のコメントとが上げられていました。

 反対意見の理由としては、「そんな災害が来るごとに備えていたらその時期だけ食費が多くかかってしまう」というもの。それに対し最初のコメントをされた方は「ラーメンは食べることができ、水も飲める。消耗品だから無駄になることはない。」との言い分でした。

 この討論を見て私は準備をする大切さと、準備をすることへの“勇気”に気づかされました。

 沖縄県は台風により関東とは比べられないような被害を毎年受けています。そのような地域の方なら、備えをするのも慣れっこなのかもしれませんが、普段あまり激しい災害に遭わない地域であれば、準備をしても大したことがなかったときに「意味がない」と感じることもあると思います。しかし私は「やっても意味がないことはない」と思います。

 「用意しても使わなかったら損」という考え方がありますが、使わなかったからといってその物の価値が下がるわけではありません。使う場合をプラスと考えると使わない場合はマイナスではなくゼロなのです。このゼロもマイナスのように否定的に考えてしまうことが多いですが、プラス=ラッキー、ゼロ=ラッキーではなかっただけであり、この「ラッキーでない」と「アンラッキー(不運)」は別物なのです。また、非常食について沖縄の方が言っていた通り、用意したものは他の機会に使うこともできます。災害用に買ったラーメンを災害じゃないときに食べてはいけないなんてことはないわけですから。

 このことから勉強も同じことが言えるなと思いました。中高生はテストのためにたくさん勉強をして備えます。しかしその勉強している範囲のうち、実際テストに出るのは何割かです。それでテストに出なかったからと言って勉強したことは無駄にはならないでしょう。次のテストで出るかもしれないですし、入試で出るかもしれません。また、中学校範囲の内容でもしっかり知っておくと、高校生・大人になったときに興味・関心が広がるのはもちろん、与えられた情報をより早く理解できます。

 今週末から入試対策の特別授業が始まります。莫大な量の時間を費やし学習に取り組みますが、それが無駄になることは絶対にありません。

「未来の私を救えるのは、今の私。」

電車の広告で見かけた言葉です。将来の自分を救うため、今できることを目一杯がんばりましょう。