皆さんこんにちは。
進光ゼミナール西川田教室の岩崎です。

本日、3/22(水)から、プレ春期講習が始まり、いよいよ新年度の授業がスタートしました!
長い長いと思っていた1年も、気づけばあっという間に過ぎ、もう、新年度に突入しようとしています。

ブログのタイトルを「春期講習はじめました!」と、夏の風物詩「冷やし中華はじめました」風にしてみたのですが、「冷やし中華」って、冷たいラーメンとも違うし、どこで発明されたのだろう?と思って調べてみました。

冷やし中華は名前に『中華』が付くので、中国生まれの料理だと思う人も多いと思いますが、実は日本生まれの料理で、発祥とされるお店も国内にあり、その元祖は、宮城県仙台市にある中国料理店『龍亭』が有力だとされているようです。龍亭の冷やし中華誕生は、昭和12年の夏にまでさかのぼるようです。当時はキャベツやニンジンなどの野菜をのせたシンプルなものでしたが、少しずつ改良され、さまざまな具材をのせた現在のスタイルへと変化していきました。この冷やし中華誕生は、中国料理は熱いイメージがあるため、夏が熱い東北では、夏期の売り上げが低下していたそうです。仙台七夕のお祭りと重なるその時期、観光客を呼び込み売り上げを伸ばす『打開策』として考案されたのが、冷やし中華でした。
*宮城県仙台市の『龍亭』と同じ時期に、神田・神保町の『揚子江菜館』でも冷やし中華が提供されてたようです。同時期に似たようなものが複数生まれることは珍しくなく、どちらを元祖とするかは判断が難しいところですが、いずれにしても、冷やし中華の発祥が日本であることに変わりはないようです。

このように、売り上げの打開策として考案された冷やし中華は、日本の夏の風物詩となり、今も多くの人々に愛されています。先人たちの食文化、食へ対する探求心に、問題解決のための発想力には、本当に感心するばかりです。先人たちに負けぬよう、新しい食文化を作り、世界で愛される日本であるために、さらに日本が、世界がより良く発展すために、未来を担う子どもたちの成長に関わる仕事に従事しているという責任感を、あらためてかみしめるとともに、冷やし中華の麺を噛みしめる3/22の昼下がりでした。