私が子供の頃、夏休みの後半になると、
「読書感想文」、「自由研究」といった簡単には終わらない宿題に頭を悩ませていたものでした。

ところが、最近では小学校でも、中学校でも「読書感想文」が
夏休みの宿題として必須になっていない学校が多いようで驚きました。

ということで(何がということでかわかりませんが)、
今週、西川田教室の小学生には、夏期講習の締めくくりとして「読書感想文」を書いてもらっています。

“本を読み、自分が感じたことを言葉に表す” 簡単なことのようで実に難しい。
自分の気持ちや考えを表すのに最適な言葉を探し、出来るだけ正確に相手に伝える。
こういった経験が人とコミュニケーションをとる際にも活きてくるのだと思います。
最初は「書けない、書けない」と言う小学生も多く、原稿用紙の使い方や、
句読点の打ち方もわからない子も少なからずいますが、
何度か取り組んでいくうちに、どんどん字数もかけるようになり、
原稿用紙の使い方も覚え、少しずつ内容もよくなってきます。
本を読むときには、一部を音読してもらい、読み方のチェックもしています。
正確に相手が伝えたいことを「読み取る」、
誤解のないように自分の考えや気持ちを「伝える」、
形式に合わせて「書く」、

この3点を鍛え、生徒たちのコミュニケーション力を育んで行きたいと思います。