西川田教室の新井です。夏期講習が始まり、あっという間に1週間が経過しました。
夏期講習の授業を朝9時30分から夕方まで続けて受ける生徒もいれば、真夏日の中、部活に励み、その足で塾に通う生徒もいます。生徒たちの話を聞くと、皆さんとても充実した夏休みを送っているように思えます。
そんな夏休みの学習において、私は受験生だけでなく、生徒たち全員が「今年は今までよりも勉強を頑張れた夏だったな」と振り返れるよう、全力で支えていきたいと考えています。

支えるための行動の1つとして、私は「宿題」に力を入れていきたいと思います。
夏休みは学校の授業がない分、どうしても1日の勉強時間は夏休み前よりも少なくなってしまう生徒が多いです。したがって、塾の学習はもちろん、家庭学習の時間も大切なものになります。
ただ小学生や中学生に「自分の苦手な科目や単元を自主学習するように」と伝えても、いきなり実行するのは難しいものです。
そのため私たち講師が、授業の中で生徒たちの苦手な問題を抽出し、授業の中で解き方を伝え、類題を「宿題」として課します。その宿題を自宅で解き方を思い出しながら、取り組むことで学習の定着率が向上します。

しかし私たちが宿題を出しても、生徒が取り組まないと、その内容の定着が遅くなります。早速ですが、「夏休みに入ったら、部活で忙しくて、宿題できなかっよ。」と言った生徒がいました。
私はその時「だめだね。」と𠮟りつけることはしません。できなかったことは1日の生活を見直したり、宿題の意味を伝えたり、また宿題に対してその生徒とのルールを決めたりすることで改善されると考えているからです。

苦手な問題のため、全然取り組めなかった場合でも、「でも問3までは頑張った跡がノートにあるね。いいじゃんか!」と生徒の取り組みを認めていきます。
私は「やる気があるから、勉強ができるようになる」ではなく、「勉強ができるようになるから、やる気がでる」と考えています。
その「できる」の経験を積むためにも、宿題に力を入れ、授業で難しいと感じた内容を「できるんだ」と思ってもらうことで、勉強への向き合い方が変わるきっかけになればと思っています。