皆さんこんにちは。
進光ゼミナール西川田教室の岩崎です。

最近、子どもの「自主性」や「主体性」を尊重するということがよく言われます。

しかし、果たしてそれが子どもにとって良いことなのか…。
実は、よくよく考えないとわからないものです。

小さいうちから、自主性だ!主体性だ!と言ってみてところで、
何の判断基準も持ち合わせていない子どもに、そもそも判断なんてできないように思います。
そこは、ある程度、親や先生、大人がガイドしていかないと正しい方向へは進みません。

子どもの意志次第だというのはもっともですが、なんでも子どもが決めて良いわけがありません。

子どもでは判断がつかないことはいくらでもあります。

逆に言うと、「自分のことは自分で決めなさい」というのは、
ある意味では親としての責任を回避しているとも言えます。

子どもが決めた責任は子どもにあると考えるのは、
結果が良くない場合は無責任以外の何ものでもありません。
子どもを守る責任が親にはあるからです。

確かに、子どもにも自己選択権があります。
ですがそれは、子どもに責任が負える範囲でのことです。ここが重要なポイントです。

親が子どもを見ていて、子どもにとって意味があることは何なのか。
そして今の子どもの状態で、何をすれば子どものためになるのか。
そういう判断基準で親が子どもをガイドすることが大切なことです。

子どもの年齢によって、ガイドの度合いは違ってきますが、
大切なことは、子どもが正しい判断ができるようになるまで、大人が見守りながらガイドすることです。