皆さんこんにちは。
進光ゼミナール西川田教室の岩崎です。

前回に引き続き、10/21、10/22に実施いたしました、オンライン保護者会から、「子どものやる気を引き出す親のアプローチ」についてご紹介したいと思います。

今回は、オンライン保護者会で皆さんに取り組んでいただいた、
ワークについてご紹介をさせていただきます。

ワークでは、皆さんに絵を描いていただきました。
やり方は簡単です。
私が、ある絵をみながら、その絵を皆様に言葉で伝えます。
その私の説明を聞ききながら、どんな絵かを想像して、絵を描いていただきました。

例えば、「テーブルの上に花瓶があります」などのようにお伝えし、
皆さまには、できるかぎり、正確に絵をお描きいただきました。

(絵の説明)
・「中央に大きなテーブルがあります。」

・「テーブルの真ん中には、たくさんの本が積みあがっており、1冊は読み途中なのか、開かれたまま置いてあります。」

・「テーブルには、本の他に、紅茶の入ったカップも置かれています。」

・「そして、テーブルの横には、大きな犬がいます。」

絵の説明は以上です。

私の説明を聞いて、全く同じ絵が描けた方は、一人もいませんでした。
例えば、「大きなテーブル」の「大きな」も人によって、
どれくらいの大きさを大きいと感じるかは違うと思います。
例えば、子どもたちは普段学校で使っている、机を基準に「大きい」を考えるかもしれません。
何冊の本を「たくさん」と感じるのか、どれくらいの大きさの犬を「大きな犬」と感じるのかも、
皆様の経験や環境、状況によって、理解の仕方、表現方法、絵を描く技術も異なります。

 

人は、同じ言葉を聞いても、
それぞれの人が持つイメージや想像力が異なるため、絵も異なるものになります。
このように、異なる文化や価値観を持つ人々が共存する社会において、
それぞれの人が持つ感性や経験、知識などを尊重し、受け入れることが非常に重要です。

相手の言動や感情に対して肯定的に受け入れることを「承認」といいます。
詩人 金子みすずさんの言葉をかりるなら、「みんなちがって、みんないい」です。
私たちは、一人ひとり違う世界観を持っています。
まずは、ありのままに肯定的に受け入れましょう。