こんにちは、西川田教室の岸井です。

あたかかくなり、動物たちの活動が活発になってきました。塾では近ごろ教室内外の掲示物を貼り替えているのですが、外で作業をしていると、先月まではあまり聞こえなかった鳥たちの鳴き声が聞こえ、春を感じることができます。

わたしの住んでいる地域ではよくコウモリが見られます。よく見られる、とはいっても彼らが活動するのは薄暗くなってから夜中にかけてなので、わざわざ見ようと思って上を向いたり、目を凝らしたりしなければ、真っ黒な夜空の中に飛んでいる黒い彼らに気づくことはあまりないかもしれません。わたしはコウモリが好きなので、わざわざ見ようとする側であるので、先日久しぶりに飛んでいる彼らを見たときには嬉しく思いました。

コウモリが好き、というと、不吉、とか、信じられない、とか、言われますが、今日はなぜコウモリが好きなのか、もっというと、彼らに興味を持ち、尊敬しているのか、書いていきたいと思います。

まずはじめに、コウモリは鳥類ではなく哺乳類です。そのため飛ぶための十分な能力を持ち合わせていません。たとえば、鳥が飛んでいるのを見ると、飛んでいる間ずっと羽ばたいているのではなく、何回か羽ばたいたら羽ばたかなくても飛んでいることができます。これはわたしたちが自転車をこいだときに、ある程度こぐとその後しばらくこがなくても自転車は進むことと同じように思われますが、空を飛ぶことについてはお話は別で、この能力はコウモリにはありません。少しでも羽ばたくのを止めてしまうと、途端に落ちてしまいます。

次に、同じ地域に住んでいる友人となぜかコウモリの話をしていたとき、空中を舞うような(わたしたち人間にとっては)軽く、つくりが簡単なサンダルがあれば、コウモリが捕まえられる、という話を聞きました。コウモリが飛んでいるところにサンダルを投げると、コウモリがサンダルを掴むのですが、自分の体重より重く、地上に落ちるため、簡単にコウモリを捕まえられる、と言うのです。

これらふたつの話から、わたしは「コウモリのように生きたい」と思いました。

この世界には、自分にはない能力を持っている人や、得意不得意な事柄が自分とは真逆な人、はたまた稀に「天才」と呼ばれる人たちもいます。そんな人たちは鳥だと思います。わたしは人より物分りがいいわけでも、要領がいい訳でもない、コウモリです。でも、鳥のように空を飛びたいという目標・願いは捨てずに、自分の持てる力を持て余すことなく使い、自分なりに努力して目標を達成します。また、目の前に飛んできた「チャンス」を逃さずしっかり掴む貪欲さも持ち、もしそれがすぐ自分の成長に繋がらなくても、生きていればどんなことでも自分の考え方次第で活きてくる、と言うことを信じ、様々なことに挑戦していきたいと思います。

進光ゼミナールは、生徒ひとりひとりの「明確な目標設定」を応援しています。塾に来ている生徒たちと話していると、目標に向かってがんばる姿勢に励まされ、わたしもがんばらなきゃと逆に後押しされることもあります。

夢・目標がときに遠く見えるときもありますが、一緒に励まし合い、努力し続けていきましょう。目標を達成した先で、一緒に笑い合えるのを楽しみにしています。