はじめまして、西川田教室の新井です。私が西川田教室に配属となり早いもので、1か月が経ちました。
この1か月間、私は生徒たちに大変助けられているのだと改めて実感しました。
勤め始めた当初、私と生徒たちの会話は挨拶だけで終わってしまっていました。
しかし西川田教室の明るい生徒たちが、挨拶しかできなかった私に歩み寄ってくれ
今では時に勉強の質問や相談を。時に休み時間では楽しく勉強以外の会話もできるようになり、とても充実した楽しい日々を送ることができています。
そんな中、私が生徒たちとの会話で常に心がけているのが、生徒たちの「なぜ?」に答えることです。
以前、小学5年生の女の子に「何で、『合同』を勉強するの?」と訊かれたことがあります。
その子は、合同などによる関係概念を理解し、図形の感覚が豊かになれば、掲示物をきれいに貼れたり、ノートがきれいにまとめたりする良さに気付いていなかったのです。
私は教室に貼ってある掲示物を指さし、こんな会話をしました。
私:あの掲示物を見てごらん。A4の同じ大きさの紙を横にまっすぐ(平行)に並べているることで、きれいに見えない?あれ、きれいに貼られてるでしょ?
女の子:うん。
私:合同や平行を理解すれば、きれいに掲示する感覚だって身に付くんだよ。
女の子:ふーん、そうなんだ。
その後、その女の子はワークの問題を丁寧に解いていきました。このように、生徒たちの「なぜ?」に答えることで、生徒たち自ら勉強に関わる姿勢を示してくれたのです。
これは教育コンサルタントの中土井鉄信先生のメールマガジン「子どものやる気を引き出す!親のアプローチ」の中でも語られている内容です。一部を以下で引用します。
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子どもの年齢に応じて、勉強をする目的をしっかり話しながら、親が勉強に関心を示し、子どもの努力をしっかり評価しながら、勉強に関わっていくことが大切なことです。
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つまり生徒が勉強をするためには、まず第一にその目的や理由を伝えなければならないということです。私はこのことを心がけて生徒たちに接し、目の前の問題の解説だけでなく、生徒たちの学習意欲の向上にも一役かうことができれば、と考えております。「教えられる」だけではなく、自ら「考え、杼木を活用できる」大人になってほしいと思います。