2022年度(令和4年度)私立大学・短期大学等入学志願動向の集計した結果、598校のうち、定員割れの私立大学は、前年度比7校増の284校となり、大学全体に占める未充足校の割合は、調査開始以降もっとも多い47.5%となりました。

私立大学・短期大学等入学志願動向は、日本私立学校振興・共済事業団が2022年度に実施した「学校法人基礎調査」から、入学定員、志願者数、入学者数等を集計し、入学定員充足率や志願倍率等の動向を規模別、地域別、学部系統別にまとめたものです。

2022年度の私立大学の入学志願動向は、志願者数と受験者数が前年度(2021年度)と比べて減少したが、入学定員と合格者数、入学者数は増加しました。入学者数は、前年度比7,991人増の50万2,199でした。

入学定員充足率は、前年度より1.03ポイント増の100.84%。前年度は、1989年(平成元年度)の調査開始以降初めて100%を下回ったが、2022年度は100%超の水準に戻りました。

定員割れ(入学定員充足率100%未満)の大学は、前年度より7校増の284校。大学全体に占める未充足校の割合は、前年度より1.1ポイント上昇して47.5%となり、調査開始以降もっとも多くなりました。

大学の規模別にみると、入学定員充足率が上昇した区分は、入学定員が「1,500人以上3,000人未満」「3,000人以上」の2区分のみです。「800人以上」の4つの区分で入学定員充足率が100%を超えました。一方、「100人未満」は82.18%、「100人以上200人未満」は89.64%と、小規模校ほど入学定員充足率は低く、前年度より拡大傾向にありました。

地域別にみると、21の地域区分中12の地域で前年度より入学定員充足率が上昇しました。中でも「九州(福岡を除く)」が3.70ポイント、「東京」が2.64ポイント、「四国」が2.62ポイント上昇しました。「北海道」「宮城」「東京」「神奈川」「愛知」「京都」「大阪」では、入学定員充足率が100%を超えました。

学部系統別で入学定員充足率が100%を超えたのは、「医学」「理・工学系」「農学系」「社会科学系」「体育学」「芸術系」。「薬学」「理・工学系」「農学系」は、前年度から3ポイント以上増加しました。

最近の理系人気を反映した結果だと思われます。