先日、高校生に塾が必要か、大学進学について学習する機会がありましたので、まとめさせていただきます。

 

大学を経由する子って特殊な職業で医者は医学部を目指すので医者になりたいなと思った瞬間には俺は医学部行けばいいんだなって考えて、医学部行くためにはどこに医学部があって必要科目が何で、これぐらい点数取んなきゃいけないっていうふうに逆算して分かっていくものですが、普通科の高校の子で医学部のような特殊な学部じゃない子に職業から大学を考えようっていう 指導の仕方をするのは難しいと考えていて、そういった指導の一番典型が学校の方が多く、学校のキャリア教育ってそのようなイメージをお持ちかと思います。

 

大学ってそういうところではなく、大学って何のために行くのか。何しに行くところなのか。分かってない人が多いのが現状です。大学は研究するところだという認識が低いです 日本だけじゃなく、世界のどこに行っても大学っていうのは専門の研究をするために行くところです。例えば中学校は教科書に沿ってカリキュラムできていて、文部科学省が作っています。それに沿って、学習指導要領があります。高校も同じですが、大学は大学のカリキュラムは学者が作っているということになります。学者が作っているということは何するために作っているのかって言ったら研究者を育てるためにカリキュラムは全部作られているということになります。日本だとどうしても就職予備校みたいな位置づけになっている側面が強くて、学歴の意味も日本と海外じゃ全く異なっていて海外だと学歴って何のことかと言ったら、どういう学位を持っていて、何の専門性があってこういう研究論文を書きました。ということを学歴って指します。しかし日本だと学歴は大学の序列のことなので、意味が全く違います。大学は本質的に研究をするところなので、就職からそれを引っ張ってくるっていうのは本来、無理なことです。
したがって中学生、高校生は何しなきゃいけないか考えると、研究をする際に自分はどういう方面に向いているのかを分かった状態で、こういう勉強をもっと深掘りしてみたいとか、こういうことやってみたいと考えるのが必要となります。
今自分が学んでいる科目の中でどういう科目だったら一生懸命にやろうと思うのかを懸命追求させることで、どのような大学に行きたいかが見えてきます。学力が中位の子たちがなぜそれが難しい状況にあります。彼らは一生懸命勉強しないから上位の子と違って、課題や今の勉強についていくことに追われてしまっているので、何をもっと勉強したいや、何をもうちょっと深掘りしたいかが出てこないじゃない状況にあります。勉強させることの重要性がより顕著に表れていると思います。