鶴田北教室室長の新井です。
夏休みも中盤戦に入り、生徒たちは日々の学習の疲れを感じながらも努力を続けております。
しかし、この努力を子どもたちだけに任せるのは教育として不十分です。
こちらからもモチベーションアップを狙った言葉掛けをしています。
私はその時に、「ピグマリオン効果」を狙った言葉掛けをしています。
ピグマリオン効果とは、他者から期待されるとその期待に沿った成果を出すことができる現象のことです。
具体的には
「あなたならきっと大丈夫だよ! 次の問題も挑戦してみよう」
「昨日出した宿題、とてもよくできていたよ。次も楽しみにしているよ」
などの言葉掛けを他者から受けることで
「先生がこう言ってくれたし、頑張ってみよう」
と思い、結果通常時よりもパフォーマンスが良くなるなどの状態をさします。
せっかく塾に来てくれて、遊びたい時間を削って勉強するのだから
前向きになってもらいたい。
そういう思いから、声をかけています。
ただ生徒たちはまだまだ子どもですので、ミスもしますし、ずるをする時もあります。
そんな時には、注意をしますが、それが「ゴーレム効果」に繋がるようなことは特に避けるようにしています。
ゴーレム効果とは、ネガティブな言葉をかけ続けると、言われた本人のパフォーマンスがどんどん下がっていく現象のことです。
具体的には
「何をやっているんだ! もっと勉強しないとだめだろ!」
「何回同じ問題をミスするんだよ! いつになったら覚えるんだ!」
などの言葉掛けを他者から受けることで
「やらなくちゃ。でも、また怒られちゃうのかな。嫌だな…」
と思い、結果通常時よりもパフォーマンスが悪くなるなどの状態をさします。
上記の2つの内容について、どこか心当たりがあるような保護者様いらっしゃいませんか。
自分の子どものことだからこそ、ついつい言ってしまう。
もしかしたら、ゴーレム効果に繫がっていたかもしれない。
そう思われる方がいても仕方ないと思います。
自分の子どもだからこそ、誰よりも報われてほしい。そのために悪いところを指摘する。
それは当然のことと思います。
この現状の解決案の1つとして、塾がある。
学力だけではない。その先の未来でも前を向いて歩いていける人になれるように。
もし何かお困りごとがありましたら、いつでも頼っていただければと思います。
※次回の更新はお盆休み明けの8月21日(月)になります。