鶴田北教室室長の新井です。この間の日曜日に下野新聞模擬テストがありました。
いや~、8月と同様、難しいテストでしたね。今回は、その話をさせてください。

今回、1番お伝えしたいこと。それは今の下野模試や県立高校入試で点数を上げるためには、「読み取る力」が鍵となっていることです。

数学を例に説明します。皆さんは数学の問題と聞くと、どのようなものを思い浮かべますか?

数式がすでにあり、それを計算するものですか?
グラフや表から数字を考えるものですか?

もちろん、これらのような問題も出題されますが、今一番ホットな問題は、
文章から数学の問題へと自分で変換するものです。
※このことを「数学化」といいます。

下図でいう、「A1」にあたるもの。それこそが、今の数学で求められていることなのです。

数学化

(引用:中学校学習指導要領 数学より)

 

実際に昨年度と今年度の10月下野模試で数学の応用問題の文字の数を比べてみました。
表やグラフと言った、データを扱う問題の説明文は昨年度が63文字。
今年度が138文字と倍近くになっていました。

一次関数の問題の説明文も昨年度は222文字だったところ、
今年度は391文字とこちらも倍近い分量になっていました。

そのため、今の生徒たちは、文章を解釈し、数学の問題へと変換させていく、いわゆる「読み取る力」が非常に問われるようになったのです。

これは、理科や社会も同様で、今までは「暗記」の一言で片づけられた科目でしたが、今では「文章を読み取って、何を求められているか考える力」が必要不可欠なものになっています。

ですが、その訓練を学校では多く取り扱うことができません。
(膨大な量の学習を進めないといけない年間カリキュラムがあるためです)

そのため、塾で徹底的に読み取る問題演習をしていきたいと思います。

3月を笑顔で迎えるために。
誰一人下を向かせない。
そんな3月を目指していこうと思います。

次回の更新日:10月13日
タイトル:そろそろきますね。