こんにちは、進光ゼミナール 江曽島教室 室長の山城です。
先日、進光ゼミナール矢板教室に足を運ぶ機会があり、その帰りに黒磯へ立ち寄りました。
駅前の蔵造りの街並みは圧巻で、明治時代と昭和の間にタイムスリップしたかのような気持ちになる、素敵な所でした。
さて、先日とある所で、小学6年生の子供を持つお母様から相談を受けた個別指導塾の先生のお話を伺いました。
お母様のお悩みは、「最近、子供が何に取り組むにしても無気力になっているようで、親としてはどうしたら良いのか」というものでした。
子供のお話を詳しく伺ったところ、その子は習字、水泳、ピアノ、個別指導塾と沢山の習い事に通っているとのこと。
「何故、それほど沢山の習い事をしているのか」と伺うと「父親が『それくらい取り組んでおく方が良い』と言うので習っているが、最近、子供の元気がなく、気になっている」ということでした。
個別指導塾の先生「お子様は、何をしている時が、楽しそうですか?」
母「そうですね…ピアノを弾いている時でしょうか」
個別指導塾の先生「そうですか、ピアノを弾いている時が、楽しそうなのですね。ならば、習い事はピアノだけを残して、他は本人のやりたいことに取り組んでもらっては、どうでしょうか?」
母「ただ、父親が『そろそろ中学受験の準備をする時期だから、ピアノを辞めろ』と言っていて…」
個別指導塾の先生「そうだったんですね。受験の準備をすることは良いことですが、ピアノだけは楽しくやっているお子様のご様子を伺うと、彼女はピアノに救いを求めているのかも知れません。もしそうなのであれば、ピアノを辞めてしまうことには、あまり賛成できませんね」
母「なるほど…」
個別指導塾の先生「これだけ多くの習い事をしているとなると、お子様も何を自分の柱として注力をしたら良いか、分からなくなってしまっているはずです。また、自分で決めた習い事に取り組んでいるならまだしも、親にどんどんレールを敷かれ、それをただ淡々とこなす日々に、寂しさを抱えているのではないでしょうか。一度、お母様から、彼女の気持ちを改めて聞いてみる機会を作ってみては如何でしょう?」
母「そうですよね…。最近、何に取り組むにも自信が無さそうに見えていましたが、今日帰ったら、本人に何をしたいのか聞いてみたいと思います」
私は、このご相談のお話を伺い、子供に期待を持つ親の気持ちは分かりますが、何でもかんでも押し付けてしまうべきでないように感じました。
これほど多くの習い事があれば、「そもそも何故、この習い事をしているのか?」という問いに、子供自身、意味を見い出せなくなってしまいます。
そうなれば、やる気が出てくるはずも無いのです。
私たち大人は、『何の為の習い事なのか』、『その習い事を子供はどう思っているのか』を改めて問い直し、子供の取り組みの軸を作ってあげることが大切だと強く感じたエピソードであり、子育てに悩んでいらっしゃる地元の保護者の方々の救いに、少しでもなればと思い、この度、ご紹介させて頂きました。
江曽島教室でも、そうしたご相談にも無料で乗らせて頂いているので、少しでも学習についてお悩みがあれば、お気軽にお話をお聞かせ下さいね。
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