鶴田北教室室長の新井です。最近は冬の厳しさが抜けたのか、暖かい時間が多くなったように思います。それと同時に、花粉が私を困らせています。今回はこの時期に不可欠な存在の「ティッシュペーパー」について、1つお話をさせてください。

 

ティッシュペーパーは1枚の厚さが0.04mmです。コピー用紙が0.09mm。髪の毛が平均0.08mm。新聞紙が0.07mmであり、ティッシュペーパーはこれらと比較すると、かなり薄いことが分かります。

 

しかし、「1日の努力量なんて、ティッシュペーパーの厚さしかない」と私に教えてくれた人がいました。
前職でお世話になった部長です。

 

その部長は視野が広く、考えが深く、何をすることにも積極的で、私の憧れの存在でした。(今でもそうです。)
どうしたら、部長のようにかっこいい大人になれるのだろう。
私は仕事を精一杯取り組んでいましたが、私と部長との社会人としての差が一向に縮まっていないように感じており、少し思い悩んでいた時がありました。

そんな私にかけてくれた言葉が、先程のものです。そして、「この努力を続けろ」と助言をしてくれました。

以下は、その当時の私と部長との会話です。

私:ティッシュペーパーの厚みしかない努力を続けるのですか?

部長:そうだ。続けろ。

私:でも、それだと成長が遅くないですか?

部長:そんなことはない。毎日サボらず積み重ねられるかが大切なんだ。

私:……。

部長:新井は目の前の成果だけに目が行き過ぎだ。3年後どうなっているか、考えてみろ。

私:3年後ですか?

部長:ティッシュペーパー1枚分の0.04mmの努力を365日重ねたらどうなる?

私:14.6mmになります。

部長:それを3年続けたら?

私:43.8mmです。

部長:約4.5cmだな。どうだ。0.04mmとは大きな差になっているだろう?

私:確かに。

部長:それでも新井は、0.04mmの努力が成長が遅く実らないと思うのか?

私:……。

部長:信じて続けろ。毎日仕事のことを考え続けろ。積み重ねたものが財産になるからな。

私:ありがとうございます!

 

私は、今だからこそこの言葉の意味が分かったような気がします。
0.04mmをいかに大切にできるのか。積み重ねられるかが、自分を大きく成長させてくれます。

生徒たちには、この0.04mmを大切にしてもらいたいと思います。

そして、生徒たちの0.04mmに目を向けた承認活動を行っていこうと考えています。

 

※次回の更新日は、月曜日ではなく、来週の水曜日になります。