鶴田北教室室長の新井です。私立受験の結果が届き、教室で喜びを爆発させているこの時期に、私事ですがもう1つ良い知らせを聞くことができました。
私の大学生時代の友人から連絡がきたのです。今回はその話をさせてください。

その友人からの連絡は、夢の実現に向けた試験を無事合格できたというものでした。すぐさま私は電話をかけ
「おめでとう!!」と声をかけました。

「ありがとう! 嬉しいよ!」と返事をくれ、その後少し雑談をしました。

その雑談の中で、「試験に合格できたのは自分がよく復習していたところが出たので『運が良かった』からだ」と言っていましたが
「それは違う」と私は声をかけました。
以下では、その時の電話の内容です。(※一部、私のセリフをカッコよくしています)
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友人:えっ? それは違うってどういう意味?

私:『運は偶然じゃない』ってこと

友人:……はぁ

私:どうした?

友人:いや、ちょっと意味が分からなくて。

私:例えば、歩いている時に鳥の糞が肩に落ちてきたら、「運が悪い」の一言で片づけるのか?

友人:まぁ、最悪だし、どこに落ちてくるかなんて分からないでしょ。

私:洗濯物を干したのに、午後から雨が降ってきて、服はびっしょりになっても、「運が悪い」のか?

友人:……?

私:ワールドカップの決勝で、メッシが延長後半に決めた得点は、キーパーが弾いたこぼれ球をつめて取ったものだけど、それもメッシがたまたま偶然そこにいたから決められた『運』がいいものだったのか?

友人:いや、あれは『メッシがこぼれ球に反応できる位置に走りこんでいた』から、決められたものだろ。メッシの実力だ。

私:そう。それなんだよ。運の『カラクリ』は。

友人:んっ?

私:メッシは味方がボールを持つ位置などを考えて、自分へのパスがないと判断したから、パスを受けるスペースにいるのではなく、こぼれ球に反応できる位置に走りこむことにしたんだ。

友人:なるほど。

私:前に挙げた2つの例もそう。「この電柱付近は鳥の糞がよく落ちてくるんだよな」って分かれば、そこを離れればいい。天気予報アプリで降水確率を見れば、「これから雨が降るかもしれないから、洗濯は明日まとめてにしよう」って思えるかもしれないだろ。

友人:確かにね。

私:これが運の『カラクリ』だよ。運はそれを予期して、準備してきた者のところにしか舞い降りないんだよ。だから、過去問演習や問題集で勉強をしてきたからこそ、できるところが増えて、出題されても対応できる問題数が多くなったんだ。その結果、試験に受かったんだ。

友人:…なんか、照れるな。
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これはどの出来事にも当てはまります。
生徒たちには運を手繰り寄せるための準備を徹底してもらえればと思います。
そのために必要なことはこちらで用意できればとも考えています。