こんにちは、進光ゼミナール江曽島教室 室長の山城です。
進光ゼミナール江曽島教室では現在、保護者の方々と面談をさせてもらっており、お陰様で「近所のママ友にも、ここの塾を紹介させてもらいますね」とお言葉を頂けています。
これも日頃、進光ゼミナール江曽島教室を信じて塾学習に励んで下さる皆様のお陰です。
私なりに 寝る間を惜しみ、生徒の皆さんにメリットを還元できるよう、どの学習塾よりも努力をしている覚悟で教室運営をしています。
ただ、塾生の皆さんが多くなる中でも お一人お一人のご性格や学習進度に合わせた きめ細やかなカリキュラム組みを続けていく為には、単純に業務の総時間も増えて参ります。
学習塾側の業務時間内で、塾生の皆さん全員へ授業をご提供していくは、「お月謝に相当する授業」+α のきめ細やかなサービスを削っていかなくてはならない、という教室運営の仕方もあると思います。
ただ、私はそのクオリティーを下げるつもりはありません。
先日、以下のようなお話を聞く機会がありました。
そのお話を聞き、「どれほど塾生の皆さんが増えたとしても、フォロー体制を万全にして、サービスのクオリティーを下げるものか」という考えが私の中で、より確固たるものになりました。
とあるところに、立地にあまり恵まれないラーメン屋さんがあったそうです。
一生懸命ビラ配りをしてもなかなか客足は伸びませんでしたが、そのお店は、接客の質もラーメンの味も良く、通ってくれる数少ないお客さんによる口コミでは、とても評価が高かったそうです。
ある日、そのお店がテレビで取り上げられ、とても多くのお客さんで大行列になりました。
ただ、あまりの忙しさに、今まで通りラーメンを提供していくだけで精一杯になってしまって、接客の質は下がり、ラーメンの味もやや大味になって来てしまいました。
その結果、テレビの紹介情報やお客さんの少ない頃からの口コミでお店に足を運んでくれた客さんたちは「聞いていた接客の質の高さは感じられないし、味も聞いていた美味しさとは違う」と、客足が遠のいてしまいました。
その後、『テレビで話題になった、あの名店!』と一生懸命ビラ配りをしても、客足は一向に戻らなかったそうです。
新しくお店に足を運んでくれたお客さんは、「あのラーメン屋さんは、接客の質も高いし、味も美味しい」と評判を聞いたからこそ、それが目的で、お店に来てくれてたはずです。
お客さんの立場に立って考えれば、「接客の質も高いし、味も美味しいと聞いたから来てみたら、違うじゃないか」と感じるはずですし、その後も通いたいと思うでしょうか?
お店が大盛況したのは、お店に拍が付いたわけではなく、それまでの努力で維持して来た “高い接客の質と味” があってこそのもので、そこで従来のお客さんの信頼を得て来たんだと、私はこのお話を聞いて感じました。
お客さんに口コミとして周りに話したくなるような満足度を感じてもらえてからが勝負で、「あの塾は、生徒が増えてから変わったよね」と言わせてしまうことのないようなサービスを提供し続ける覚悟で、私はおります。
「勝って兜の緒を締めよ」、そうした思いで私は、この言葉をこの記事タイトルの後半に付けさせてもらいました。
また、記事タイトルの前半に付けさせてもらった一節は、”浪花節だよ人生は” の一節を一部引用したものです。
これは、現在フリーアナウンサーでいらっしゃる古館 伊知郎さんが、報道番組『報道ステーション』の最終出演日のスピーチで、同じ一節を引用されていました。
学習塾は様々あり、同じ学習塾の中での各教室にも様々な特徴があります。
この一節をタイトルに付けさせてもらった意味は、今日の記事を読んで下さった 方々の中で、伝わる人にだけ伝われば、と思います。