鶴田北教室室長の新井です。先日、ブログにて数学の問題の向き合い方についてお伝えしました。今回は、ある数学の授業の中で、生徒から1つの質問を受けました。表題にもあります
「先生、別解って何のためにあるんですか?」
です。今回は、その内容について、実際に生徒と交わした会話から、私の考えをご説明させていただきます。
私:~~と考えれば、答えにたどりつくよ。
生徒:あ~、なるほど!
私:あとね、この問題にはもう1つの解き方があるんだ。
生徒:えっと、それ覚える必要あります?
私:えっ?
生徒:だって、さっき教えてもらったやつでいけるんですよね?
別解って何のためにあるんですか?
私:別解は色んな意味があるけど、私が思うに1番の効果は“たしかめ算”のためかな。
生徒:“たしかめ算?
私:そう。数学の問題って、計算過程が多いから、答えがちょっと複雑な分数になると、
合っているかどうか不安にならない?
生徒:なります。その時は途中式を見直しています。
私:いいね。でもさ、中々自分の計算ミスって見つけにくい時もないかい?
生徒:確かに!
私:その時に役に立つのが、解き方が違う別解なんだよ。
解き方が変われば、途中式も変わるから、計算ミスにも気づきやすいんだ。
生徒:そういうことだったんですね!
その生徒はその後、別解の方法も聞き、2つの解法を練習しました。
別解の必要性を感じている者とそうでない者には、問題の定着度に大きな差が出ると私は考えています。
そのためにも、このような考え方は、授業を通してしっかり伝えていこうと思います。
次回の更新日:5月4日
タイトル:自分の人生の主役は〇〇〇〇