こんにちは、進光ゼミナール江曽島教室 室長の山城です。

江曽島教室に通う生徒の皆様の期末テストもようやく終わり、少しずつテスト結果も返され始めました。

 

 

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塾では早速、期末テストの解き直しや前回の下野模試の作文添削とその振り返りを行っています。

また、今回の定期テストは江曽島教室 開校以来、初めての試験でもあり、講師陣もより一層強い気構えを持って準備と授業に取り組んでいた為、

「▲▲さんは、あそこの計算方法だけミスをしないよう、テストギリギリまでフォローさせてもらえれば、序盤の計算まではノーミスで乗り越えられるはずでもんね」

「●●くんは、塾での毎日の小テストで、少しずつ点数が上がって来ていたので、化学反応式だけ本番で書けてくれていれば、良いんですけどね~!」

終業後の雑談にも、全ての生徒の名前を挙げながら、学習サポート状況を話し合うテスト期間でした。

テスト前には『期末テスト作戦会議』と称し、全ての生徒様と一対一で面談を行ない、生徒様と二人で話し合いながら、最後はご自身の言葉で「この点数を目標にする!」と5科目のテスト目標点を決めてもらっています。

私も一人一人の各科目ごとに対する手書きコメントと一緒に決めた目標点を 生徒様が、毎授業で目に触れる所に貼り付け、塾に来る度に目標点数を思い出す機会を作ってもらえるよう、取り組んでいました。

夏休み中も含め、誰よりも自習をしに塾に来てくれていたS君は、特に意欲的に取り組んでいた数学のテストが返って来ると「先生、マジで驚くと思うよ(笑)」と、点数の急上昇した答案用紙を見せに来てくれました。

元々、数学が大嫌いで、自分の所属学年の2学年下の学習範囲も苦手としていたU君は、10時間近く集中的に勉強をする学習プログラム “満点サバイバル” を経験してから、自信と実力をつけてくれた上に「なんか俺、最近、英語も数学も理解できるから、楽しいんだよね~。それまでは理解できなかったから、つまんなかったんだけどさ」と塾やご家庭でも話してくれているようで、本当に嬉しく思っています。

彼も、前回の中間テストよりも今回の期末テスト点の上がった科目を報告しに来てくれましたし、入塾当初は50分間、勉強に集中することも苦労していましたが、期末テスト点を報告してくれた日、「テスト期間の終了直後くらいは、遊びたくなっちゃうかな?」と思っていたところ、報告後に1人で3時間も自習に取り組んでいってくれました。

 

勉強の内容 や 学習の中にある楽しさを伝えること、頑張って達成する感覚 を得られるような機会を与えることに、私は全力を尽くす所存で、教室運営に取り組んでいます。

その時の講師のエピソードや教え方が、生徒の皆さんにビビッと来る時もあれば、その子にとっては響かない場合もあります。

「そのうち、何かひとつでも引っ掛かってくれれば!」と思って、出来るだけ多くの機会提供を私達は心掛けます。

ただ、詰まるところ、『やる気』だけは、当の本人でない 私たちのような 外部の人間が、育てられるものではありません。

本当に、最後の最後は、本人でないと、そこに火を灯すことはできない部分があります。

彼らの行動や「最近、内容が理解できるから、数学や英語が楽しい」という発言の変容は、最終的には、本当に彼ら自身でつかみ取ってくれた感覚であり、私たちはそこに火が灯るよう、そこに薪をくべる何十回、何百回として差し上げることが、何より重要な責務です。

 

また、こうしたバイタリティーには必ず波があり、逆に今、そこで苦しむタームに突入している生徒さんもいらっしゃいます。

私は、特にそうしたタイミングにこそ、室長デスクに呼んで、学習やそうでないお話を生徒さんから伺わせて頂いたり、その子が求めている言葉やその子に必要な言葉を熟考し、お伝えすることに時間と労力を割きます。

そこでまた「あ、今、この子は、やる気や心の灯に、火が灯ったな」と感じる場面に出会うこともあります。

登り調子か、悩みの時期かは、本当は関係ありません。

江曽島教室では、自分がそれらのどのタイミングに置かれていても、生徒自身によって火を灯すことが出来る機会に出会う確率を上げさせて頂く作業をどこよりも熱心に取り組ませて頂いている自信と覚悟を持っています。