鶴田北教室室長の新井です。先日、学校の三者面談を終えた中学3年生と受験について話し合う時間がありました。今回はそこで生徒に伝えた内容について共有させてください。

 

三者面談、お母様は学校の先生に

「この子、家ではずっとスマホいじってばっかりで勉強なんて1秒もしていないんです」

と伝えたそうです。

その事を生徒から聞き、「そっか。学校にバレちゃったのか」と言葉を返すと

「はい、本当に余計なことをされました」と言葉を発しました。

以下は、その後の会話です。

 

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私:気持ちはめっちゃ分かるけどさ、何もそこまで言わなくてもいいじゃん。許してやれよ。

X:いやですよ! そのせいで(学校の先生にも)怒られたんですから。

私:余計なお世話って思う気持ちはわかるよ。でも、お母さんも「余計なことを言わせないように勉強頑張れよ」って思ってるかもよ?

X:……。いや、頑張ろうと思ってましたもん。

私:それも分かるよ。そう思ってなかったら、この授業だって頑張ってないもんな。今日3ページも進んでんじゃん。

X:はい、そうです。

私:だからさ、もっとお母さんと話し合ったら?

X:えっ?

私:きっとお母さんが求めている受験生の姿とXの現状にギャップがあるから、言葉に出たんじゃない?

X:……。

私:それにさ、本当はXだって分かってるんじゃない? 家でも勉強しなきゃいけないってことに。

X:何でそう思うんですか?

私:だってXはさ、部活動の最後の大会に向けて、学校の練習以外の時間も公園に行って練習してたじゃん。上手くなるためには、もっとやらなきゃって思ってたんじゃないの?

X:……。

私:これはXだから話しているからね。自分の意見も言えて、今みたいに私みたいな他人の意見もしっかり聞けるXだから言っているんだからね。

X:聞いてもらえますかね。私の意見。

私:当たり前だろ。お母さんっていうのは、何があっても子どもの「1番の味方」なんだぞ。2番目は私。

X:…いや、2番目は〇〇先生(鶴田北の講師の名前)です。新井先生は5番くらい。

私:いや、(私)結構負けてるじゃんか。

X:今日、帰ったら話してみます。どれくらい勉強したらいいかって。そしてこれくらい勉強しようと思ってるって。

私:よし、それでいこう!

 

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受験が初めての子どもたちは、「どれくらい取り組むものなのか」本当に分かっていないんです。

そのため、しっかりと話し合ったうえで、子どもたちに納得してもらうことが必要になります。

納得して行う勉強と、強制的にやらされる勉強では、定着に大きな差が出ます。

 

貴重な青春時代の1ページに後悔がないように。

子どもたちと、とことん向き合っていきたいと思います。