こんにちは、鶴田北教室の菊池です。

 

十一月になり、いよいよ秋も終わりに近づきつつあります。

次第に乾燥しはじめ、教室内でも加湿器を稼働し始めました。

ただ、生徒達の熱気で、すぐに部屋の中が蒸し暑くなりますね(笑)

 

さて、11月3日(金)の14時から、小学生を対象とした、

今年度2回目の理科実験を実施します。

今回は、CDやDVDディスクでくるくる回る駒を作ります。

 

生徒達にはぜひ、周りのお友達も連れてきて、

一緒に楽しい時間を過ごしてほしいと思います!

 

以前のブログでも書きましたが、

私達の身の回りは科学であふれています。

 

科学に進歩によって、私たちの生活に欠かせない自動車やスマホなどが生まれました。

その原点は「なぜ、この現象が起きるのだろう?」を考えることにあります。

ぜひ、生徒達にも自分の身の回りの現象について、

「なぜ、自転車は動くのだろう?」

「なぜ、葉っぱは緑色に見えるのだろう?」

「なぜ、音は聞こえるのだろう?」など、考えてみてほしいと思います。

 

ここで一つ、「自転車はなぜ前に進むことができるのか?」考えてみましょう。

自転車に乗って、ペダルを漕ぐと前進します。

「ペダルを漕いだから、自転車が前進した」と答えたくなりますが、

では、ペダルを漕ぐと何が起きるでしょうか?

自転車のタイヤが回転します。

そして、タイヤは地面と接しています。

タイヤが動くとその逆向き(=自転車の進行方向)に摩擦力が発生します。

したがって、「摩擦力が進行方向にはたらき、自転車を前進させた」が答えとなります。

 

言い換えると、摩擦力がなければ、自転車は前に進めないということになります。

冬の時期、雪が降り、凍結した地面の上では、

タイヤとの間に摩擦力は発生せず、

ペダルをいくら頑張って漕いでも、タイヤが空回りして前に進みません。

「スリップ」という現象ですね。

そこで、凍結した路面上でも摩擦力を生むことのできるスノータイヤが生まれ、

現在もその研究開発が進んでいます。

最近では、自転車のスノータイヤもあるようですね。

 

私達が普段当たり前のように感じているようなことも、

「なぜ?」を考え、調べることによって、多くの気づきが得られ、科学への興味が深まると思います。

そして、将来、「なぜ?」が新たな大発明につながる可能性もありますね。

 

生徒達には、理科実験や日頃の授業を通じて、

科学の奥深さを伝えていきたいと思います。