鶴田北教室室長の新井です。鶴田北教室が開校してから今までの間に、小学生たちとの面談や、その保護者様とのご連絡を多く取らせていただきました。

学校での過ごし方から、塾へのご要望など、たくさんのお話を交わさせていただきました。その中で、小学校の宿題の1つとして出題されやすい、“音読”の宿題について、私の考えをお話したことがありました。
今回はその時のお話をさせてください。

小学生はドリルからプリントなど、様々な宿題を出題されますが、音読はドリルと同じくらい大切な宿題だと考えています。なぜなら、音読は学力向上に非常に効果的だと考えているからです。

文章を声に出して読む音読をおこなうことで、黙読では理解できなかった文章が理解しやすくなります。
大人の私でも、取扱説明書や契約書などの難解な内容も、声に出して読むことで頭が整理されたという実感があるので、声に出すことで、文章を理解し、語彙力・読解力の向上に繋がります。

また、音読の良さは医学的な視点からでも説明できます。
音読をすることで脳の前頭前野が活性化されます。これにより、記憶力や判断力を高める効果があると言われています。さらには、前頭前野が活性化されることでセロトニンも分泌されるため、興奮をおさえ、集中力を発揮する効果も得られるのです。

以上のことから、音読の宿題は大切なことだと考えています。そのため、つかえたり、読み間違えたりしても決して叱らずに、できているところを褒めていただければと思います。
それを繰り返すことが、読むことを好きだと思い、前向きに読書に取り組んでもらえる第一歩だと考えているから。

次回の更新日:5月2日
タイトル:やる気維持法その5:どんな問題にも、まず〇〇〇〇!