いよいよ来週から冬期講習が始まります。中3にとっては追い込みをかける本当のラストチャンスになります。周囲を気にせず、それこそがむしゃらに勉強してください。もし志望校に落ちた時でも、限界までやり切って落ちたのであれば、後悔なく高校に進学できるでしょう。まずは直前の目標、私立入試に向かって頑張ろう。
さて前回「高大接続改革」について書きましたが、その続きを書いていきます。
現在高校3年生の進路先は下記の通りです。
4年制大学へ進学・・・・・・・約55%
就職希望・・・・・・・・・・・約20%強
専門学校、短大などへ進学・・・約20%強
上記のように4年制大学の進学率は半数を超えており、専門学校などを入れると進学するのが当たり前の時代になっています。
高校生の大学受験に関して、以下のように思われている方が多いようです。
- 高校の成績を上げても大学入試には関係ない。
- 大学入試は一発勝負の一般受験が主流である。
- 大学受験といえば予備校だ。
でも実はこれらは全て正しくありません。
マスコミ等では大学入学共通テストの英語試験の業者移管の延期や、国語と数学の記述試験の延期などを話題にしていますが、これらは今の中3生には差し迫った問題ではありません。しかしこれからは高校1年生からの成績が入試にますます評価されるようになります。国公立大学も高校の成績を入学時の評価に加えることがわかっています。こうなると中学の内申点と同様ですね。また推薦入試やAO入試の割合も増すといわれており、こうなると現在の中学生にも深く関連してくることがよくわかると思います。
このあたりのことはまた折をみてこの場でご紹介したいと思います。