こんにちは
若松原教室の阿部です

中学生の中間テストも終わり、成績表が渡されました。
今年の中間テストの見て思うことは、「問題が難しくなった」ということです。
今年度のからの学習指導要領の改訂を受けて、テスト問題にもその難化が反映されたような気がします。

今年度のからの学習指導要領の改訂については、以前のブログでも書きました(2021年1月28日)。
その改定に伴い通知表のつけ方も変わります。
これまでは「関心・意欲・態度」を重視した通知表でした。
多少テストの点数が悪くても、「関心・意欲・態度」が評価されれば、高内申がもらえることもありました。
ただし、今年度から『テストの結果が重視』されるようになります。
では、どう評価されるのか?
既に小学校では、評価のされ方が変わっていますが、『知識・技能』『思考・判断・表現』で評価されるようになります。
今回の中間テストの答案用紙にも、「知識・技能」〇〇点「思考・判断・表現」〇〇点と、明記されるようになっています。
これが通知表の評価に直接結びつきます。
そしてこれまで重視されていた「関心・意欲・態度」は、『主体的に学習に取り組む態度』という表記に変わり、さほど重視されなくなります。

『知識・技能』は、漢字や文法、計算のルール、教科書の太字(重要語句)、英単語、英文法と言った暗記に近い知識を、テストに反映できているかで点数がつけられます。
そして『思考・判断・表現』は、覚えた知識を書いて表現できるかで点数化されます。
実際に、各中学校の問題を見てみると「記号問題」が大幅に減少していました。
理科・社会においては、資料問題が多くなり、書かせることを要求しています。
また、中学1年生の英語においては、アルファベットだけを書かせる問題や単語の穴埋め問題が減少しました。
こういったことが、高校入試の問題にも反映されることは間違いないでしょう。

次回の期末テストは、夏休み明けに実施されます。
この夏休みの過ごし方が、今後の成績を大きく左右することは言うまでもないと思います。
中間テストの解き直しをしっかり行い、自分の苦手単元と弱点分野を把握して、それを克服するための学習量を確保しましょう。
学校の授業が進まないこの夏休みを有効に使いましょう。
『夏を制する者は受験を制す』!!

夏期講習生受付中です。
お気軽にお問合せください。
http://sinkohseminar.com/summer20/