「あー、またテスト期間か…めんどくさいな…」
今週から教室でそんな声が聞こえてきます。こんにちは!進光ゼミナールの井田です。
部活も、友達付き合いも、趣味も忙しい高校生にとって、定期テストは正直、頭の痛い存在だと思います。そして多くの生徒が、テスト前夜にエナジードリンク片手に「一夜漬けの儀式」を執り行い、翌朝、記憶がリセットされた頭でテストに挑む…なんてことを繰り返していないでしょうか?
気持ちは痛いほどわかります。でも、断言します。そのやり方は一番効率が悪くて、一番しんどい。
テスト勉強で一番陥りがちなのが、「教科書や参考書を読んでわかった気になってしまう」こと。いいですか、「わかる」と「テストで点が取れる(=できる)」は全くの別物です。
そのギャップを埋めるのが「アウトプット(実際に問題を解く)」の練習です。
- 学校のワークや問題集を「答えを見ずに」解く: まずは自力で一周します。この時、「完璧に解けた問題(◯)」「自信がない問題(△)」「全くわからなかった問題(✕)」の3種類に印をつけましょう。
- 「△」と「✕」を徹底的に潰す: 勉強時間のほとんどは、この「△」と「✕」を「◯」に変えるために使います。解説を読み込み、理解できたらもう一度、何も見ずに解いてみる。これを繰り返すのです。
勉強とは、頭に知識を入れるインプット作業ではなく、頭から知識を引き出すアウトプット作業のことだと覚えておいてください。
定期テストは、みなさんの価値を決めるものではありません。今の自分の理解度を測るための、いわば「学力の健康診断」のようなものです。
結果が良ければ自信になるし、悪ければ「ここが弱点だったのか」と次への課題が見つかる。それだけのことです。
毎回「一夜漬け」という名の無謀な戦いに挑むのではなく、計画的に準備を進めて、スマートに乗り越えていきましょう。その方がずっと楽だし、結果もついてきます。
もし一人で計画を立てるのが難しかったり、どうしてもわからない問題があったりしたら、いつでも塾に相談に来てください。ベストを尽くせるよう、先生たちは全力でサポートします!
頑張れ、高校生!