皆さんこんにちは。
進光ゼミナール西川田教室の岩崎です。
夏の暑さも遠のき、本格的な秋の到来が近づいてまいりました。
そこで、本日は、よく耳にする「読書の秋」についていくつかご紹介したいと思います。

1. なぜ「読書の秋」と言われるのか?
「読書の秋」という言葉は、実はいくつかの理由から生まれたと言われています。
• 気候: 秋は夏のような暑さが和らぎ、冬のような寒さもないため、集中して読書をするのに最適な季節です。
• 文化: 中国の唐の時代の詩人、韓愈(かんゆ)が「灯火親しむべし」(夜、灯りをともして読書するのに適している)という詩を詠んだことが由来の一つとされています。
この「読書の秋」は、ただの慣用句ではなく、私たちが読書に集中しやすい時期であることを示しています。この時期をうまく活用しない手はありません。

2. 「読書の秋」を活用する方法
a. 読書の「目的」を意識する
ただ漫然と本を読むのではなく、「なぜこの本を読むのか」を考えてみましょう。
• 知識を広げる: 科学や歴史、社会問題など、学校の授業で興味を持った分野の本を読んでみる。
• 表現力を磨く: 小説やエッセイを読んで、作者の言葉の使い方や感情の表現方法に注目してみる。
• 視野を広げる: 普段読まないジャンルや、海外の文化を扱った本を読んでみる。
目的を持つことで、読書がより有意義な時間になります。

b. 読書を「習慣」にする
読書は筋トレや運動と同じで、いきなり長時間やるのは難しいものです。
• 1日10分から始める: 毎日寝る前や、通学の電車の中で10分だけでも本を開く習慣をつけましょう。
• 読書記録をつける: 読んだ本のタイトルや感想をノートやアプリに記録する。自分がどれだけ本を読んだか可視化することで、モチベーションが上がります。
• 家族や友人と「読書会」を開く: 読んだ本について話す機会を持つことで、新たな発見があったり、読書の楽しさを共有できます。

c. ジャンルの選び方
「どんな本を読んだらいいかわからない」という小中学生は多いはずです。
• 映画やアニメの原作を読む: 好きな作品の原作小説を読んでみると、映像とは違う魅力を発見できることがあります。
• ベストセラーや話題の本を読んでみる: みんなが読んでいる本には、それだけの理由があります。まず手に取ってみるのも良い方法です。
• 図書館を活用する: 図書館には司書さんという本のプロがいます。自分の興味や悩みを伝えて、おすすめの本を紹介してもらいましょう。

3. なぜ読書が大切なのか
小中学生という時期は、これから社会に出るための土台を築く大切な時期です。読書は、その土台をより強固なものにしてくれます。
• 語彙力・表現力が向上する: たくさんの本を読むことで、知らない言葉や表現に出会います。これらは作文やスピーチ、さらには将来の仕事でも役立ちます。
• 思考力が深まる: 本を読むことは、ただ情報をインプットするだけではありません。登場人物の気持ちを考えたり、物語の展開を予測したりすることで、論理的な思考力や想像力が鍛えられます。
• 多様な価値観に触れる: 本の中には、自分とは違う考え方や生き方をする人々がたくさん登場します。読書を通して、多様な価値観に触れることで、物事を多角的に捉える力が養われます。
「読書の秋」は、私たちに読書の楽しさや大切さを改めて教えてくれる、良いきっかけです。この秋、一冊でも多くの本と出会い、新しい自分を発見してみましょう。