今日は、雑誌「PRESIDENT」より、
本田技研工業創業者、本田宗一郎氏の言葉と記事を要約してご紹介します。

「チャレンジして失敗を恐れるよりも、何もしないことを恐れよ」(本田宗一郎)

幸福感は、挑戦するときに感じやすく、逆に今の状態を守ろうとすると抑うつ感情が芽生えやすいというのは、心療内科の世界でも定説です。要するに、不確実性を脳がどう捉えるかです。チャレンジ精神とは、簡単に言えばダメでもともと、うまくいけばラッキーということ。この場合、不確実性はプラスに働いています。ところが、現状の地位を失うのは嫌だと思うと、不確実性はマイナスに働き、恐怖心が芽生え、実力を発揮できないことがままあります。

 

自分自身の行動を振り返ってみても、一歩を踏み出す勇気がなく、
その場に立ち尽くしてしまっていることが多々あります。
迷った時ほど、不安を抱えながらも一歩を踏み出すべきだと強く思える言葉です。

思えば、本気でスノーボードをしていたあの頃も、新しい技にチャレンジするときは、
いつも恐怖心との戦いでした。ケガを恐れたり、いろいろ自分に言い訳をして、
恐怖心に勝てなかったこともたくさんありました。もし、あの時、
この言葉に出会い、勇気を持って一歩を踏み出していれば、
もう少しうまくなれていたかもしれません!(笑)

私たちは、日々の生活の中にたくさんの葛藤があると思います。
生徒たちが葛藤し、一歩を踏み出せずにいるとき、その背中を押し導くこと、
そして、残念ながらチャレンジに失敗したときに、そのチャレンジした勇気を承認することが、
私の使命であると感じました。
どんなに失敗しても、何度も立ち上がり、前を向いて突き進める人になって欲しい。