ネットNEWSで、とある国のとある学校での、校則を違反した学生へのプライバシー度外視の懲罰が記事になっていた。

簡単に内容をまとめると、とある学校の構内に「野蛮行為暴露所」と書かれた掲示板が出現し、”問題あり”と認定された学生たちの写真が掲示されたそうだ。

この懲罰については、学校の規則を守れない生徒の自制心の問題や、プライバシーを守らない学校の問題など、賛否両論、いろいろな意見があるだろう。ある社会集団の中で、「やっていいこと」、「やってはいけないこと」を判断し、適切な行動をとれるようになるためには、身近にいる大人の影響力が大きい。身近な大人が模範になるかどうか、大人次第で子どもたちは変わるだろう。

確かに、”問題あり”な行動をしてしまった生徒にも否はあるが、その生徒の写真を盗撮し、プライバシーを度外視して掲示してしまう大人の姿は、子どもたちの模範になるものだろうか?
問題児をさらし者にし、懲罰を与えるだけでは解決しない根深さを感じずにはいられなかった。