みなさんこんにちは

本日は、少し視点を変えた話題をお届けいたします。

先日、生徒から「今週末、サッカーの試合があるので、もしよかったら見に来てください」と声をかけられました。普段の授業では控えめながらも、芯のある受け答えが印象的な生徒です。

定期テストも終わり、「学び」は教室の中だけでは完結しないと考え、試合を見に行くことを決めました。

当日は晴天に恵まれ、多くの保護者や仲間たちが見守るなか、試合が始まりました。ピッチ上では驚くほど活発に声を出し、周囲に的確な指示を出しながら、攻守両面に貢献していました。

その姿は、教室で見せる慎重で静かな印象とはまるで異なっていました。
「教室の中だけでは、生徒のすべては見えていないのだ」と、改めて気づかされました。

教育の現場では、「主体的な学び」が重視されています。しかし、それは単に授業中に積極的に発言することを指すのではなく、環境に応じて自らの役割を理解し、責任ある行動を取れる力のことでもあります。

彼のサッカーにおける振る舞いは、まさにその「主体性」が育っている証でした。
ピッチの状況を読み取り、自分がどう動くべきかを瞬時に判断し、実行する。これは、学習面でも非常に重要なスキルです。

私たちは、つい「学力」や「成績」のみに目が行きがちですが、生徒の「思考力」や「判断力」、「協調性」といった力は、教室外の活動のなかでもしっかりと培われていることを忘れてはならないと思いました。

今回の試合観戦を通じて、私の中でひとつの認識が深まりました。
それは、塾講師の役割が単なる「知識の提供者」ではなく、「生徒の多面的な成長を支える存在」であるべきだということです。

受験という短期目標のみに注目するのではなく、生徒一人ひとりが“どんな人間に育っていくか”という長期的な視点を持つことで、我々の関わり方も変わってきます。

生徒にとって「塾の先生が見に来てくれた」という事実は、それだけで一つの大きな励みとなり、自信や責任感につながります。
そして私たち講師にとっても、それは「指導」以上に大切な“関係性の構築”であり、“人を育てる”という教育の根幹に直結する営みだと感じました。

IMG_1171


 

夏期生募集中!!

①授業料2か月分無料

②夏期講習 入門コース無料

③入塾金無料

④年間教材費半期分無料、とも割など

さらに進光ゼミナール20周年を記念した学習応援も実施中です!

詳しくはお気軽に教室までお問い合わせください!

TEL 028-680-6337  ☏