進光ゼミナールでは、来たる夏期講習に備え、全講師を対象とした研修を実施しました。
夏休みは、年間を通じて最もまとまった学習時間が確保できる特別な期間です。この時間をどう過ごすかによって、夏休み以降の学習成果に大きな差が生まれます。とりわけ受験を控えた中学3年生にとっては、苦手の克服、基礎の徹底、そして応用へのステップアップという3つの課題を同時に解決していく必要があり、講師側の的確な導きが不可欠です。
今回の研修では、各教科のカリキュラム確認や授業の進行計画のすり合わせに加え、講習全体の指導方針についても共有を行いました。どの学年・どのレベルの生徒に対しても、「この夏をきっかけに自信を持たせる」ことを最終的な目標とし、成績の向上だけにとどまらず、学習姿勢そのものの改善や、勉強習慣の定着といった点にも重きを置いて取り組む方針です。
また、研修の中では、これまでの指導事例を振り返りながら、成功体験の共有や、つまずきをどう乗り越えたかといった実践的な内容についても意見を交わしました。「どこでつまずいているかを見抜き、本人の言葉で『わかった!』が引き出せるまで、どう粘るか」というテーマでは、ベテラン講師と若手講師の間で活発なやりとりが見られ、全体として非常に有意義な時間となりました。
生徒たちはそれぞれ異なる目標や課題を抱えています。模試や定期テストの結果に焦りを感じている生徒もいれば、今のうちにしっかりと先取りを進めたいという前向きな気持ちで講習に臨む生徒もいます。その多様なニーズに対して、私たち講師がどこまで一人ひとりに寄り添えるか。その姿勢が、生徒の成長に大きな影響を与えると私たちは考えています。
「ただ教える」のではなく、「自分で解けるように導く」こと。そして、「自分で勉強しようと思えるように支える」こと。この2つを徹底することが、私たちの使命です。
夏期講習本番を前にして、講師一同、改めてその原点に立ち返り、生徒にとって意味のある夏にできるよう、準備を進めています。
この夏も、進光ゼミナール泉が丘教室は、生徒一人ひとりと真正面から向き合い、確かな学力と自信を育ててまいります。