いよいよ明日がテストという中学生が多く、教室の空気がいつもより少しピリッとしています。今日も自習席はほぼ満席で、黙々とワークを解き直す子、最後の確認プリントにかじりついている子、それぞれが自分なりの「ラストスパート」を掛けていました。

この時期は寒さのせいか、集中力が続きにくかったり、逆に緊張しすぎて肩に力が入りすぎたりしがちですが、今夜は“やりすぎない”のも大事です。テスト前日の勉強は、詰め込みよりも「忘れてはいけないポイントの最終確認」。眠気と戦いながら深夜まで机に向かうより、しっかり寝て、明日万全の状態で臨むほうが確実に点数につながります。

今日教室で見ていて感じたのは、みんな最後の仕上げに対して素直に向き合えているということです。質問に来るときの目つきが、いつもより真剣でした。覚えきれていなかったところを数分でスッと理解して帰っていく様子を見ると、「ああ、ここまで積み重ねてきたんだな」と嬉しくなります。

そして、テスト前日になるとどうしても不安が膨らむものですが、これは頑張ってきた証拠でもあります。あとは落ち着いて、今までやってきたことをそのまま出すだけです。
明日は、朝の一言をつぶやくように問題文を読み、最初の計算ミスだけは絶対に避ける。その意識だけでも点数は変わります。

教室としては、今日までよく頑張ってきたみんなを、明日静かに見守るだけです。帰り際に「よし、いけるわ」と言っていた子たちの言葉を信じています。

明日、力を出し切れますように。
そしてテストが終わったら、しばらくゆっくりしてください。