クリスマスプレゼントをより素敵に

あと少し経つと、子どもたちが、1年で1番楽しみにしているであろうクリスマスがやってきます。私も子どもの頃、毎年クリスマスを本当に楽しみにしていました。

昨日、教育関連の記事を読んでいたら、「社会性を育てることが親からのプレゼント!」という記事と出会ったので、皆様にご紹介したいと思います。(以下、原文のまま引用)

『子どもは親からプレゼントをもらうことが当たり前だと思っているこの時期だからこそ、親にとっても子どもにとっても学びの多い機会があるかもしれません。

例えば、親が「なんでも欲しいものを買ってあげる」と言って、お店に出かけるとします。「これがいい」と選んだ子どもに対して、「それよりこっちの方がいいでしょう。」とか「それはまだ、あなたには無理だから・・・」、「そんな高いもの・・・」と親が言うとします。

子どもはなんでも買ってもらえると思って選んだにもかかわらず、親からの待った!これでは、子どももちょっと不愉快になったりするものです。そこで、親の言葉に耐え切れなくなった子どもは、「もう、なんでもいいよ。」ということになるかもしれません。「折角お母さんが買ってあげると言っているのにその言い方は何?それじゃ買ってあげないからね!」なんてなるかもしれません。

子どもに喜んでもらいたいという気持ちの親と、期待に胸を膨らませた子どもだったはずなのに、あと味の悪い結果になってしまうケースがあります。

こんなことにならないように、今からしっかり子どもと話をしてみるとよいと思います。

「クリスマスにお母さんとお父さんからプレゼントを買ってあげようと思うのだけれど、何がほしい?」

「ただし、なんでもというわけにはいかないの。お金は、○○円以内のもので、あなたが大切にしてくれるものにしてほしいわ。」

すぐに決められなかったり、気の変わりやすい子だったら「ほしいものをクリスマスの前の日までに3個くらい考えておいて。そして、前の日にお母さんといっしょに1つ決めましょう。」そして、出かける前にもう一度プレゼントの最終確認をして、「もし、お店で目移りすようだったら、一回お店から出て(家に帰って)、もう一度考えましょう。」と約束しておきましょう。

買い物は、社会性を育てるチャンスです。手に入れようと思っているものが本当にほしいものなのか、家族に認めてもらえるものなのか、予算は適当かを十分検討した上で、出かけましょう。十分吟味した上でのクリスマスプレゼントは、子にとっても親にとっても納得できるものです。素敵なものになるはずです。』

私たち、親の何気ない行動、一言が子どもたちに与える影響はとても大きいです。常に、聖人君主のように振るまうことはできませんが、このような、ほんの少しの気づきと、子どもたちへの心遣いが、子どもたちの今後の生き方に大きな影響を与えるのかもしれません。クリスマスが、子どもたちにとって、また、保護者の皆様にとってお素敵な思い出になるように祈りつつ、今日のブログを書きました。

最後まで、ご覧いただきありがとうございました。

話しても通じていないかもしれない!

数年前、進光ゼミナールで保護者会を開催したことがあるのですが、その時、お越しいただいた、ゲスト講師が「子どものやる気を引き出す親のアプローチ」と題して、お話をしてくれたことを、ふと、思い出す機会がありましたので。少しだけお話をさせていただきます。

今回は、その講演の中で、「話せばわかる」ということについて書きたいと思います。

子育てはコミュニケーションです。それも、子どものセルフ・エスティームを上げることを目指すコミュニケーションです。ですから、この話は、最初にコミュニケーションについての説明がありました。

コミュニケーションは万能ではなく、発信者の意図は、簡単には受信者に100%伝わることはほとんどないことを理解してもらうところから話はスタートしました。

そのために、コミュニケーションにおいては、発信者よりも受信者の方が、力が強いことを実感してもらうために、最初に保護者の皆さんに絵を描いてもらいました。講師が言うことを参加者の皆さんに絵にしてもらって、どの絵も同じ絵にはならないことを実感してもらいます。

講師の言うことは、参加者全員が同じように聞いていたはずですが、それを絵にする皆さんは、講師の言うことを人それぞれの考えや経験で聞くのだということを実感してもらい、コミュニケーションもそれと同じなんだということを理解してもらいます。

これは、日常的に繰り返される「何度も同じことを言わせないでよ!」という怒りの感情が、実は不当なものなのだ!ということを言うための仕掛けなのですが、参加者のお母さんやお父さんは、この絵を描くことで、案外素直に反省してくれます。そうだったのか!と。

次に1円玉の実際の大きさを丸で書いてもらいました。大体の参加者は、実際の1円玉の大きさよりも小さく書いてしまうものですが、それは、実際の価値が小さいからなのです。日頃の先入観が、実際のものを素直に見せないことを実感してもらうために行うワークです。

自分の息子や娘は、「こういう子どもだから」と決め付けて、実際の息子や娘のありのままの姿を見落としてしまうことを警告するために行うものです。

コミュニケーションの説明の最後は、魚の絵を描いて文化的な思い込みについて実感してもらいました。大体魚の絵は、左を頭にして、尻尾は右に書くものですが、参加者の98%以上の人が、そう描くそうです。右向きの魚は殆ど居ないものです。

親のこの文化的な思い込みと子どもの文化的な思い込みには、大きなギャップがあるものですから、それを意識しないで、コミュ二ケーションを取ると、子どものまだ何も染まっていない自由な発想を否定してしまったり、上手く話が通じないことがあるものです。そのために、魚の絵を例にして、注意を促しました。

こんなコミュニケーションの話をして、次に子どものやる気を引き出すための、承認する視点のお話がありました。

コミュニケーションは、受信者の側(=子ども)に大きな権利があるのだということを自覚しながら、私たちは子育てをすることです。自分の言っていることを子どもがどう受け止めるのか、そのことを親として考えて、コミュニケーションを取ることが重要なことなのです。そうしなければ、話しても何も通じない結果になってしまうかもしれません。

はじめが肝心

こんにちは☁️西川田教室の岸井です!

私は先週お休みがあったので、友人とディズニーランドへ行ってきました。コロナ禍でのパークは、スタンバイの列で間隔を空けたり、アトラクションに乗るときは、1列ずつ開けて案内されたりと、スペシャルバージョンでした。

間隔を空けて並んでいるので、列はとてつもなく長いのですが、待ち時間がどれも30分しないくらいで、好きなアトラクションをたくさん体験できました✨

ディズニーランドといえば、スプラッシュ・マウンテン、ビッグサンダー・マウンテン、スペース・マウンテンの、三大マウンテンですが、私はビッグサンダー・マウンテンの隣にある「シューティングギャラリー」という射的場が好きで、ランドへいくと必ず寄ります。

今回は一緒に行った友人が初めてだということで、「お手本をみせてほしい」と言われ、少し緊張しましたが打ち始めてみました。

大事な最初の一発。我ながらうまく的を当てられ、次も的中、10彈すべてを的に当てることができました。

その後友人が打っているのを隣で見ていると、隣の銃が空き、キャストの方が「もう一回打ちますか?」と声をかけてくださいました。「いいんですか!?」と(たぶん食い気味に)お返事をして、また始めました。

まず一発目。前回の成功による慢心からか不発、次も×。結局10発中5発的中という結果に終わりました。

心の状態、特に良くできた後の慢心は恐ろしいなと思いました。

2回目では1発目が不発だったことで「満点はとれない」という無駄にプライドの高い妥協が入り込み、燦々たる結果になってしまいました。

「始まりが肝心」

なにごとも始まった瞬間の緊張感をしっかり持ち、取り組みたいものです。

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p.s.満点バッジは、クリスマススペシャルのウッディでした。一緒に行った友人は、満点かつラッキーの的にも当てられたらしく、1回の射的でバッジを2つもらっていました。悔しいぃ(笑)メンタルケアが大事ですね。

 

テスト終了後の過ごし方

こんにちは☁️西川田教室の岸井です!

早くも12月になりました。宇都宮市内の中学校の多くでは、先月定期テストがありましたね。西川田教室に通ってくれている中学生たちもテストに向けて一生懸命勉強をしていました。

そしてちょうど今ごろ、全教科が返ってきたのではないかと思います。思うような点数がとれたでしょうか。

今年この時期のテストは、内容の難しさ、範囲の広さからも、点数が落ちやすいと言われていました。

今回のテスト範囲は、数学・英語は特に重要単元です。点数を見て一喜一憂して終わるのではなく、できなかった問題を解き直しして自分をレベルアップさせましょう!

教室で授業があるときに持ってきてもらえれば、授業の時間で先生に分からない問題を教えてもらうこともできます。

テストは終わってからが肝心。できることをすべてやって、年明けの次のテストに備えましょう!

はじめての授業!

昨日、初めて授業を担当した生徒のお話。
その生徒は、どこか自信がなさそうで、つねに間違えることを恐れていた。
いつも慎重に考え、何度も計算をし直し、答えが求められても、
「どう?自信ある?」と聞くと、小さな声で「自信はありません」と答えた。

間違えたっていいんだぞ。
作家の伊坂幸太郎さんが言っていた
「人生については誰もがアマチュアなんだ。誰だって初参加なんだ。
はじめて試合に出た新人が失敗して落ち込むなよ。」

大切なのは失敗しないことじゃない。
失敗することは当たり前のことだ。
本当に大切なのは、失敗からいかに立ち直るかだ。

だから、生徒たちよ!
勇気をもってたくさん失敗し、たくさん成長してくれ!

家族の雰囲気を考えよう!

今回は、家族の雰囲気について考えたいと思います。子どもの成長環境を考える時に、家族の雰囲気が重要なことは、言うまでもありません。家族の雰囲気を形成するのは、母親と父親の関係、親の人間観、親の価値観です。

家族の雰囲気で代表的なものは、開放的─閉鎖的・楽観的─悲観的・対等─服従・民主的─独裁的などです。開放的─閉鎖的とは、家族で話し合うか、話し合わないかということ。楽観的─悲観的とは、問題があった時の対処や受け止め方。対等─服従は、親子関係が対等で尊重し合っているのか、親が子どもを服従させようとしているのかということ。民主的─独裁的とは、家族みんなで決定するか、親が勝手に決めてしまうかということ。

当然、子どもの成長環境を考えてみると、前者の方が好ましいことはお分かりだと思います。子どもが活き活きした大人に成長するためには、子どもが家族の中で尊重されていることが重要なことなことです。家族で何かを決める時、親と対等に話しが出来るとか、何か問題が起きた時、親が楽観的に受け止めて、子どもにアドバイスが出来るとか、そういう環境に子どもがいるということが、子どもにとっては、自分が尊重されていると実感できるのです。つまり、子どものセルフ・エスティームが向上する条件になるのです。

家族の雰囲気の大半は、親が作っているのです。どんな雰囲気なのかを振り返って、少しでも、子どもの成長環境を良好なものにしていきたいものです。

ステージの魔物

こんにちは⛅西川田の岸井です🍀

お会いしたことがある方はご存じだと思いますが、私はショートヘアで、1ヶ月前後に一回美容室へ行きます。いつもきれいにしてくださる、いわゆる「推し」の美容師さんがいらっしゃって、その方にいつもお願いしています。

今月いつものように美容室へ行きました。いつも自分の読んでいる本を持っていき、切っていただいてる間に読むことがあるのですが、その日は忘れてしまい、

コロナ感染症拡大予防のため、雑誌の提供をお休みしているとのことで、新しく取り入れたらしいタブレットを貸していただきました。

「いろんな雑誌が入ってますよ!」と教えていただいたのですが、特に興味をひかれる雑誌もなく、またひとつ選んだところで、タブレットの操作の仕方が分からず、わざわざ伺うのも面倒になったので、タブレットを置いて、切っていただいているところを見ていることにしました。

それにもちろん気づいた美容師さんから、「あれ、かたまっちゃいました?」と声をかけていただいたのですが、「あ、大丈夫です。髪が切られてくとこ見てます(笑)」と私が伝えたら、美容師さんは「え、なにそれ、緊張する!」と笑われました。

私は飽き性なので本を持ってきているときも、ときどき目をあげて切られていくところを見ています。それをいつもは伝えておらず、今回はそれを伝えた、それだけの違いです。それでも「見られている」「本番だ」ということを意識するだけで、気持ちは変わるものなんだなと思いました。

入試や検定、テストも同じです。「これが本番だ」と思うだけで、いつもならできることができなくなったり、ベストコンディションで挑めなかったりすることがあります。

私は中学生の時に吹奏楽部に属していたのですが、先生がよく「ステージには魔物がいるから、気を付けろ」「本番のように練習を、練習のように本番を。」と言っていました。まさにその言葉の通りだなと思います。

普段の勉強からテストの時のような緊張感を持ち、そしてテストの時は普段の勉強のような気持ちで臨む。それが「ステージの魔物」を撃退する方法なのです。普段の勉強で、机の上を整理してみたり、時間を測ってみたり、ちょっとした工夫をして進めてみましょう。

夢限列車

こんにちは☀️西川田の岸井です🍀

きょうはさわやかな秋晴れですね✨朝晩の冷え込みは厳しいですが、「読書の秋」「運動の秋」というように、昼間はなにをするにも心地よい時期だなぁと思います。

昨日私はお休みだったので、友人と出かけました。ショッピングをしたり、ごはんを食べたり、のんびり過ごしました。その友人が、アニメや漫画が好きなので、いま流行にもなっている「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」を観たいとのことで、一緒に観る予定でいました。

私は鬼滅の刃の漫画もアニメも読んだことも見たこともなく、ストーリーが全く分からなかったのですが、その話を前日(水曜日になります)に室長岩崎へ話したところ、あらすじを教えてもらえ予習をすることができました。

映画の内容は置いておき、

初めて鬼滅の刃を観たわけですが、とても人間の持つ感情や欲を生々しく描いている作品だな、と思いました。

よく「ロボットが感情を持つことはできるのか」などと言われますが、いまのところ自由に感情を持つことができるのは人間だけです。

ふだん忙しく生活していると、あまり自他共に感情に目を向けることができないことがあります。しかし、なにか人が関わる物事が起こったときに、そこには何かしらの感情があるはずです。

根拠や論理ばかり追いかけることなく、「ひと」の感情をよく考えたいと思いました。

創造的自己

アドラー心理学では、人間は一方的に環境や状況によって形成されるのではなく、
自分の意志で自分自身を形成していくものです。環境に影響されるのではなく、
環境を創り変えていくのです。だから、今の環境・状況は自分自身が創ったものとして受け止めることです。
自分で創ったものなのだから、現状を変革するのは、現状を創った自分だけです。
そう思って、創造的な自分自身でいること。自分自身を信じよう!

 

受験生のケア

子どもは受験が近くなればなるほど、どんどん不安が高まります。そして、その不安から、何をしたらいいのか分からなくなります。しかし、そんな子どもの状態を見ていると、ご両親はついつい「何やってんの!受験が近いのに!勉強しなさい!」なんて言ってしまいがちになるものです。

しかし、ここはご両親が子どもの不安に共感を示してほしいのです。「お母さんやお父さんはあなたの不安を理解していますよ。あなたが不安に思うのは受験生として当然のことですよ」という気持ちをもって、子どもにメッセージを送ってほしいのです。

不安は、何か得体の知れないものです。ですから、不安の解消には具体的な行動の指示が必要なのです。勉強についての具体的なことであれば、塾の先生にアドバイスをしてもらうと良いと思います。「勉強しなさい!」と思ってそれを言葉に出しても、皆さんが望む結果にはなかなかなりません。それよりは、じっと我慢して子どもを見守ってほしいのです。ガミガミ言えば言うほど、受験生の不安はどんどん大きくなっていくものです。保護者の皆さんの我慢も受験生ケアにとっては重要なことなのです。