保護者がさせたい習い事

「2020年、保護者間で話題になった子どもの習い事は何か」との質問で、もっとも多い回答は「英語・英会話スクール」、次点が「プログラミング教室」でした。新型コロナウイルスによる生活習慣の変化があっても2019年と同様の結果となったのは、2020年度から公教育で英会話やプログラミング学習が実施されたことで注目が集まったと思われます。「2021年、子どもに何の習い事をさせたいか」という質問でも、「英語・英会話スクール」と「プログラミング教室」が群を抜いて多い結果となりました。

習い事をさせたい理由は「将来のためになると思ったから」がもっとも多く、コロナ禍で先行きの見えにくい現状を受けて、将来を見据えたスキルを育む習い事を視野に入れていると推測されます。「新型コロナウイルス流行から約1年経ち、子どもの学習に対する意識は変わったか」との問いでは、4人中3人が「変化した」と回答しました。

保護者の意識としては、従来の勉強はもちろんのこと、社会に出ても使えるスキルを身につけさせたいという意識の表れではないでしょうか。

あけましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。

昨年はコロナ禍にあって、世の中が大変混乱した年となってしましました。

今年は皆さんへ幸福が訪れるように願っております。

受験生においては年が明ければ本当の勝負の時期となりますので、体に気を付けて

しっかり頑張りましょう。

 

年末の帰省

東京・神奈川在住で関東地方以外に実家があるママに、2020年の年末の帰省予定を聞いたところ、36.4%が実家へ帰省を予定しており、51.6%が帰省はしないと回答した。前年の2019年末の帰省について聞いたところ、66.6%が実家へ帰省をしたと回答し、2020年の年末帰省実施率は、2019年と比較し30.2ポイントも減少することがわかった。

帰省をしない理由でもっとも多かったのは、「新型コロナウイルス感染予防のため」81.6%となった。そのほか、「新型コロナに関する実家の近隣住民への配慮」「移動時での混雑を避けるため」などがあった。

また、2020年のお盆や夏休みの帰省状況について聞いたところ、73.6%が帰省をしていないと回答した。両親と子どもが直近で対面した時期について聞いたところ、27.2%が「12か月以上前」と回答し、約3割の家庭で祖父母と孫が1年以上会えていないことがわかった。

帰省をしない場合、どのようなことをすると両親が喜んでくれるかについて聞いたところ、「孫の写真を送る」が最多の60.1%。ついで「オンライン帰省」「家族写真を送る」と続いた。さらに、両親・義両親に対する子どもの写真を送る頻度について聞いたところ、両親に対する最多回答は「週に1回」(17.0%)。一方、義両親に対する最多回答は「数か月に1回」(22.6%)となり、両親に対する子どもの写真を送る頻度と比較すると、義両親は少ない傾向にあることがわかった。

 

トヨタが理系大学推薦廃止、自由応募に一本化

タイトル通り、トヨタが理系大学推薦廃止して自由応募に一本化するようです。

トヨタでは20年4月、高卒などを含め約1200人を採用し、このうち約3割が大卒・院修了の技術職でした。自動車や電機、重工などの大手メーカーは、技術的な基礎知識を備えた理系学生を確実に採用するため、学校推薦を重視する傾向があり、トヨタでも技術職の大半は大学・大学院の研究室などの推薦を得て入社しており、自由応募は一部にとどまっていました。
それを、「100年に1度の大変革」でCASE(つながる、自動運転、シェアリング、電動化)に挑戦するトヨタでは、今後は自由応募に一本化し、自動車関連以外の技術や知識を持つ学生を広く募集するようです。

自動車業界は世界的に再編が行われる中で、より優秀な人材を確保するために門戸を広げるということでしょうが、果たして吉と凶どちらにでるのでしょうか。

大学数と大学生数

日本の人口が減少し始めてから久しいですが、大学生の数はどうなっているのでしょうか?

この50年間の学生数・学校数の推移をみると、大学の学生数は1971年度146万9,000人から2020年度291万6,000人へ倍増(198.6%)しています。設置者別では、国立大学生28万3,000人(189.3%)、公立大学生10万9,000人(320.8%)、私立大学生105万6,000人(195.8%)とそれぞれ増加しています。

学校数も増加を続けており、1971年度389校から2020年度795校と、約2倍(204.4%)に増えています。設置者別では、国立大11校、公立大61校、私立大334校の増加。さらに2019年度から誕生した専門職大・短大(公私立で11校が開設)も今後増える予定があるようです。

大学進学率は、1971年度の19.4%から1976年度の27.3%まで上昇し、その後多少のアップダウンを経て1990年度の24.6%まで下降。 1991年度からは2012年度と2013年度を除き、上昇を続け、2019年度は53.7%となりました。短大進学率は1994年度の13.2%をピークに2019年度の4.4%まで下降を続けています。

ただ、大学(学部)はこれまで学生数の増加に支えられてきましたが、18歳人口の減少などにより、入学者の減少傾向が恒常化しつつあり、大学・短大の生き残り競争は熾烈を極めているようです。これまで入学者増加の波に乗ってきた大学をはじめ高等教育機関への進学率も、各種の奨学金制度の導入などの施策が講じられてはいますが、今後は減少に転じる可能性もあるようです。2020年がターニングポイントになる年と予測される向きもあります。

子どもの将来への新型コロナの影響

「Withコロナ時代における子どもたちの将来に関する調査アンケート」の結果、保護者の4人中3人が子どもの将来への影響を不安視していることがわかりました。

「新型コロナウイルスを受けて子どもの進路を変えたか」という質問には、約9割が「いいえ」と回答。一方で、4人中3人が「新型コロナウイルスは子どもの将来に影響があると感じる」と答えています。新型コロナウイルスによって勤務形態や学習様式が変化したことで進路は変更しないものの、長期的な視点では子どもたちの将来に新型コロナウイルスの影響があると感じていることが明らかになりました。

「新型コロナウイルスを受けて子どもに対して新たに資格を取らせたいと感じたか」という質問には、約6割が「はい」と回答しました。取らせたい資格は、「実用英語技能検定」がもっとも多く、僅差で「ジュニア・プログラミング検定」が並んだおり、新型コロナウイルスによって先行きが不透明な時代であるため、英語やプログラミングなど社会に出てからも使えるような能力を身に付けられる資格に注目が集まっていると考えられるようです。

都道府県魅力度ランキング

ブランド総合研究所が年1回実施している「地域ブランド調査」は、2020年で15回目を迎えますが、その結果、都道府県魅力度ランキングで栃木県は初めて最下位になりました。「北海道」が、12年連続で1位となり、2位「京都府」、3位「沖縄県」、4位「東京都」、5位「神奈川県」の順です。このランキングは認知、魅力、情報接触、観光意欲、居住意欲、情報接触経路、地域コンテンツの認知、訪問経験、地域資源評価、まちのイメージ、産品購入意欲、産品想起率など、計84項目をインターネット調査で31,734人の回答の結果で算出されているようです。

この結果を踏まえて各所から様々なコメントが出されていますが、個人的にはこんなランキングに一喜一憂する必要は全くないと思います。これをもって栃木県が全く魅力のない県だとは思いませんし、実際に日光や那須といった観光地はたくさんの観光客が訪れていることに変わりはないからです。

ただ「栃木県」という名前が全国的に知られていないことは事実であり、それがランキングを下げている原因であることは確かなので、知名度を高める努力は必要でしょう。

 

 

ネット・ゲームとストレス

コロナ禍のなかで子供たちが家にいてネットやゲームに費やす時間が長くなっていると思います。

そこで兵庫県で、「新型コロナウイルス感染症の影響に関する心のケアアンケート第1回調査結果」を7月に行いその結果を発表しました。この調査は、長期間にわたる新型コロナウイルスへの対応が想定される中で、精神的に不安定な状況にある児童生徒の状況を把握し、その心の理解とケアへの取組に資することを目的として行ったようです。

細かいデータは割愛しますが、相関関係がみられたのは、「困ったことがあったとき、人に助けをもとめる」と「心とからだのストレスについて」等(ストレス反応)の関連で、「困ったことがあったとき、人に助けをもとめる(相談希求)」と回答した児童生徒ほど、ストレス反応が低いことがわかりました。

また、 「ゲーム・SNS・動画など、ネットを使っている時間は1日あたり、どのくらいか」と「心とからだのストレスについて」等(ストレス反応)の関連にも相関関係がみられ、ゲーム・SNS・動画など、ネット使用時間が長い児童生徒ほど、ストレス反応が高いこともわかりました。

とかく孤立しがちな現在の状況の中で、他人との関わり合いがストレスを軽減することにつながることがデータとして明らかになりました。

大学入試の面接

大学入試は以前の一般試験が大半という時代から、推薦入試などの割合が増加している時代に変わってきています。

それには高校時代の学校の成績が影響するのは当然として、入試の際に行われる面接が重要視されます。

大学入試の面接では以下のようなことが聞かれているようです。

面接は個人面接、グループ面接(集団面接)の2つに大別される。個人面接の傾向として、時間は10分程度、面接官は3人前後が一般的。面接前にアンケートなどの記入がある場合は、その内容を中心に進行する。よく聞かれる一般的項目は、「大学・学部・学科の志望理由」「将来(卒業後)の希望進路、希望職業」で、受験する大学の特色、沿革などを踏まえたうえで、なぜその大学に入学したいのか、 将来、どの方面で活躍したいのかを自分なりにまとめておくことが必要。そのほか、「入学後にやりたいこと」「高校時代の課外活動(クラブ、生徒会、ボランティアほか)」「時事問題」など。

対策として、面接時間は比較的短く、質問も一般的な内容が中心だが、よく聞かれる項目について自分なりの回答を準備しておくことが大切。時事問題については、「自分が興味を持っている問題」を問われるケースもあるが、特定のテーマについて知識や意見を問われるケースもかなりある。また環境問題、少年犯罪、格差社会、インターネット、少子化といった一般的な用語に加えて、志望学部の関連用語まで押さえておきたい。

入試にはいろいろな方法があるので、早い段階で自分の志望する大学はどんな入試があるのかを調べておく必要があるでしょう。

子供のネット依存

最近の子供たちはスマホやパソコンを利用してインターネットに触れる機会が多く、それに伴いネット依存に陥る子供たちが増加しています。

ある大学で小学4年生から中学1年生までの約5000人を対象に2年間にわたって追跡調査をあいたところ、調査開始時点でネット依存だった子供の約半数は2年後もネット依存の状態が続いていることが分かりました。

さらに高学年になるほどこの傾向が維持されやすことも同時に分かりました。

またこの調査の開始時点でネット依存でなかった子供が新たにネット依存になったのは約11%でした。

ネットは便利で生活に欠かせないものですが、依存症となってしまうと逆に生活に支障をきたしてしまうことがあるので、くれぐれもそうならないように注意していことが大切です。