文系大学の入試科目、「数学」が必須になる⁉
こんにちは
若松原教室の阿部です
大学入試共通テストも終わり、私立大学入試が始まりました。
慌てて私立大学の出願をしている生徒もちらほらいるみたいです。
思うような結果が出せなかったみたいです(特に数学)。
昨年、早稲田大政治経済学部の入試において、志願者が前年比で約7割に減少しました。
入試科目において数学が『必須』になったことが原因ではないか、と言われました。
実は、私大の文系学部で数学を重視した入試を実施している大学が増えています。
例えば、慶應義塾大経済学部、立命館大経済学部経済学科、上智大の経済学部経済学科などの経済(経営)学部が中心です。
では、なぜ、数学が『必須』なのでしょう?
経済は、消費者と企業が市場で取引することによって決まります。
実際に起きている経済の動きを解析し将来を予測するためには、価格や取引量などのデータから両者の意思決定を読み解く必要があります。
そのときに数学が不可欠になるのです。
そして、中学3年生の公民で学習する「需要と供給」の需要曲線と供給曲線の理解です。
実は、この二つの曲線を正確に理解するためには、『微分』の知識が必要なのです。
経済学部に入学後は、数学が必須です。
高校卒業時には、大学の授業についていける学力が必要なのです。
だから、入試科目の数学が『必須』化されるのです。
ちなみに、心理学部に入学後も数学が必須です。
それは、心理学には確率・統計の知識が必要だからです。
「数学が苦手」というだけで、可能性や選択肢の幅を狭くしないで欲しいと思います。
高校生には数学を諦めて欲しくありません。
高校生の集中力と忍耐力があれば、数学はやれば絶対にできるようになると思います。
中学生や小学生でも、「算数」「数学」を諦めずに頑張りましょう!!
それが、キミたちの可能性を広げる術だと思います。