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#60: 運の”カラクリ”

鶴田北教室室長の新井です。私立受験の結果が届き、教室で喜びを爆発させているこの時期に、私事ですがもう1つ良い知らせを聞くことができました。
私の大学生時代の友人から連絡がきたのです。今回はその話をさせてください。

その友人からの連絡は、夢の実現に向けた試験を無事合格できたというものでした。すぐさま私は電話をかけ
「おめでとう!!」と声をかけました。

「ありがとう! 嬉しいよ!」と返事をくれ、その後少し雑談をしました。

その雑談の中で、「試験に合格できたのは自分がよく復習していたところが出たので『運が良かった』からだ」と言っていましたが
「それは違う」と私は声をかけました。
以下では、その時の電話の内容です。(※一部、私のセリフをカッコよくしています)
―――――
友人:えっ? それは違うってどういう意味?

私:『運は偶然じゃない』ってこと

友人:……はぁ

私:どうした?

友人:いや、ちょっと意味が分からなくて。

私:例えば、歩いている時に鳥の糞が肩に落ちてきたら、「運が悪い」の一言で片づけるのか?

友人:まぁ、最悪だし、どこに落ちてくるかなんて分からないでしょ。

私:洗濯物を干したのに、午後から雨が降ってきて、服はびっしょりになっても、「運が悪い」のか?

友人:……?

私:ワールドカップの決勝で、メッシが延長後半に決めた得点は、キーパーが弾いたこぼれ球をつめて取ったものだけど、それもメッシがたまたま偶然そこにいたから決められた『運』がいいものだったのか?

友人:いや、あれは『メッシがこぼれ球に反応できる位置に走りこんでいた』から、決められたものだろ。メッシの実力だ。

私:そう。それなんだよ。運の『カラクリ』は。

友人:んっ?

私:メッシは味方がボールを持つ位置などを考えて、自分へのパスがないと判断したから、パスを受けるスペースにいるのではなく、こぼれ球に反応できる位置に走りこむことにしたんだ。

友人:なるほど。

私:前に挙げた2つの例もそう。「この電柱付近は鳥の糞がよく落ちてくるんだよな」って分かれば、そこを離れればいい。天気予報アプリで降水確率を見れば、「これから雨が降るかもしれないから、洗濯は明日まとめてにしよう」って思えるかもしれないだろ。

友人:確かにね。

私:これが運の『カラクリ』だよ。運はそれを予期して、準備してきた者のところにしか舞い降りないんだよ。だから、過去問演習や問題集で勉強をしてきたからこそ、できるところが増えて、出題されても対応できる問題数が多くなったんだ。その結果、試験に受かったんだ。

友人:…なんか、照れるな。
ー----

これはどの出来事にも当てはまります。
生徒たちには運を手繰り寄せるための準備を徹底してもらえればと思います。
そのために必要なことはこちらで用意できればとも考えています。

#59: 学習記録ノートを見ろ

鶴田北教室室長の新井です。鶴田北教室の生徒たちは、全員第1回の私立受験を終えました。今は結果を待ちつつ、県立入試や第2回の私立入試に備える時間です。

生徒たちは一区切りついても、決して緩むことなく学習に取り組めており
「私の中学3年生の時よりもすごいな」と感心しています。

本日は、その私立受験に挑む前に生徒たちと話した内容についてお話します。

 

 

「明日が、私立本番の生徒は、帰る前に必ず一声かけてね」

 

 

私は全体にそう呼びかけ、生徒たちが帰る前に一人ひとりに合わせたエールを送りました。
受験に対して不安そうにしている者や、自信いっぱいの表情を浮かべている者
「あれ? 明日が試験だっけ?」と不思議そうにスケジュールを確認する者もいました。(たくさん声かけたはずなのに。。。)

十人十色の生徒たちですが、1つだけ共通している悩みがありました。
それは、「努力してきたことの成果が出せるかどうか」でした。

そんな生徒たちに私がかけた言葉は「学習記録ノートを見ろ」というものでした。

【※学習記録ノート:生徒たちのその日の授業の様子を講師が書く、連絡ノート】

続けて私が伝えた言葉は以下の通りです。

「やってきたことが生きるかどうか、努力の成果を出せるかどうか不安なら
学習記録ノートを見なさい。
そこには、入塾してから今までの努力の跡がある。
全員それは、何枚にも何十枚にも渡っているはずだ。
これほど積み重ねてきた努力が全く生かされないなんてこと、あるわけないだろ?」

生徒たちの顔が少し笑顔になりました。

私にできることは、不安な表情を少しだけ笑顔にするレベルのことだけなのかもしれません。
しかし、それでたった1%でも生徒たちの気持ちが軽くなるなら、私はそれを行っていきたいと思います。
次に生かせる反省は残ったとしても、取り返しのつかない後悔を残させないように。

#58: 中3生へ

鶴田北教室室長の新井です。いつも私の考えや想い、教室の雰囲気をお伝えするブログを書いていますが
この場を借りて、鶴田北教室の中学3年生へ、メッセージを書かせてください。

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鶴田北教室の中3生のみんなへ

いよいよ私立受験だね。
君たちのほとんどが、「受験」を初体験することでしょう。

本番の雰囲気に緊張すると思う。今まで重ねてきた成果が出せるかどうか不安だと思う。
そんなみんなに私の考えを伝えます。

緊張や不安と言った、いわゆる”プレッシャー”があるのは、”合格する自信があるから”なんだ。
合格する自信がない人は、「無理だ…」と思って、そもそもやる気が出ずにプレッシャーも感じないものだ。

果たして、みんなが抱えている不安な思いは、自信がないからなのかな。
そんなことはないはずだ。

確かに鶴田北教室の生活では、様々な壁にぶつかって苦戦してきたよね。

下野模試では、感じた手応えほど成果が出なかったこともあっただろう。
授業では、問題なく解けていたのに、テストでケアレスミスをしてしまったこともあっただろう。
どれだけ時間をかけても、一人では答えまでたどりつけなかった問題もあっただろう。

でも、よく思い出してほしい。
君たちのペンはその時からずっと止まったままだったかい?

そうではなかった。
君たちは厳しい壁にぶつかりながらも、ペンを動かし、問題を解き、困難を乗り超えてきたから、今があるんだ。

君たちはもう覚えていないだろうけれど
塾での最初の授業では、これから広がる可能性に期待して
私が「がんばろう」と声をかけると
君たちは「はい」と返事をして、微笑んでいたんだ。

さぁ、いこう。もう準備は整っているはずだ。
目の前にある一筋の光を掴んできな。

後は、楽しむだけだ。

鶴田北教室室長 新井より
~~~~~

#57: 鶴田北教室の今年の漢字は〇です

本日が今年最後の授業の日になります。

鶴田北教室は2022年3月1日に開校しました。
まだ1年も経っていませんが
こうして無事に年を越せることに心からよかったと思っております。
今年一年、本当にありがとうございました。

日本漢字能力検定協会が、今年の漢字は”戦”だと発表しましたね。
ウクライナ侵攻、北朝鮮の相次ぐミサイル発射により、「戦」争を意識したこと
円安、物価高、電力不足に感染症といった生活に関わる身近な「戦」いがあったこと
当然、W杯もあったからでしょうか。今年にぴったりなこの漢字だと思います。

ただ鶴田北教室の今年の一年を振り返って、「鶴田北教室の今年の漢字」として、もっと適切なものがあるのではないかと思いました。

 

 

それは「絆」です。

 

何もなかったところから、一人、また一人とご縁を結ぶことができました。
生徒たちの日々の成長を間近で感じ、生徒たちとのコミュニケーションも日に日に濃くなっていきました。
気付けば、私が想像していたよりも、はるかに大きな絆ができていました。

塾人として、一人の教師として、こんなに嬉しいことはありません。
鶴田北教室の室長になれたこと、私の人生にとってとても大きな財産になりました。
感謝しかありません。本当にありがとうございました。

鶴田北教室室長
新井 翔太

#56: 1.01と0.99の差

鶴田北教室室長の新井です。突然ですが、数学の問題を3問出題させてください!

(1)1.01-0.99

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(1)は簡単ですよね? 答えは0.02です。
皆様は、0.02と聞くと「大したことはない、小さな差」だと思いませんか?

では、今度は続けて2問出題します!

(2)1.01の365乗

(3)0.99の365乗

携帯や電卓を使っても大丈夫です! 一度考えてみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(2)の答えは37.8です。

(3)の答えは0.03です。

 

どうですか? たった0.02の差だった2つの数に見える、この「大きな差」は。
(365乗しているのは、一年が365日のため、それを入れてみました)
小さな差であっても積み重ねれば、それは大きな力となります。
逆に少しずつサボると、やがて力はなくなっていくということです。

冬期講習会に入る前に、中学3年生対象の入試対策講座にて、この問題を出して、私は生徒たちに言いました。

「僕らがしないといけないことは、この1.01を積み重ねることである」と。

確かに毎日コツコツ、周りよりも努力することは、口で言うほど簡単ではない。
だが、「鶴田北教室のみんなはそれができるメンバーなんだ」と。
一緒に頑張ろうと話しました。

復習の積み重ねができる最後の機会として、本日より冬期講習が始まりました。
生徒の皆さんには、ぜひ1.01を目指していってもらいたいと考えています。

#55: W杯~努力は〇〇派~

鶴田北教室室長の新井です。先日W杯の決勝戦が終わり、4年に1度の祭典の幕が閉じました。

日本代表の大活躍は、私に元気をくれて、”できることを全力で取り組もう”と思わせる、すばらしいものでした。
私は、中学生までサッカー部に所属していた大のサッカー好きなので(今ではこんな体型ですが。。。)
日本代表の試合だけでなく、他の国々の試合も観ていました。

当然、決勝戦も観ました。優勝はアルゼンチン。本当にすばらしい、熱い試合でした。
フランスが勝ってもおかしくない試合内容でしたが、最後はアルゼンチンに軍配が上がりました。

アルゼンチンのエースにリオネル・メッシという選手がいます。今日はメッシのお話から「努力とは環境である」というお話をさせてください。

サッカーをあまり詳しくない人でも「リオネル・メッシ」の名前は聞いたことがあるのではないでしょうか。世界一のストライカーの一人であるメッシですが、実はメッシが少年期に難病指定の病気だったことは皆様ご存じでしたか?

メッシは5歳の頃に、父親がコーチを務めていた「ニューウェルズ・オールドボーイズ」という地元クラブに加入しました。その頃から世界一のサッカー選手の才能を発揮していたそうですが、10歳の時に、「成長ホルモン欠乏症」だと発覚したそうです。
この病は、簡潔に説明すると「身長が伸びなくなる病」でした。そのため、成長ホルモンの投与なしでは、身体が発達しないと診断されたのです。

難病指定されているもののため、治療費は高額で、「ニューウェルズ・オールドボーイズ」も匙を投げ、メッシの獲得を狙っていたアルゼンチンの強豪クラブ「リーベル・プレート」も獲得を諦めたそうです。

しかし、13歳の時に受験して合格した「バルセロナ」の加入テストにて、メッシに転機が訪れます。
当時の監督カルロス・レシャックがメッシのプレーを一目見て、小さな体に驚くべき才能と将来性が宿っていることを悟り、すぐさま合格を決めたのです。治療費はクラブが全額負担するといった好条件をつけて。

当時のメッシの身長は143cmでしたが、クラブチームでの投与治療を受けて、170cmまで伸びたそうです。

このように、メッシは「バルセロナ」の環境下にいたからこそ、成長することができて、世界一の選手にまで登りつめることができたのです。
よく「努力はただの努力だ」とか、「努力できることは立派な才能だ」との話を耳にしますが
私は「努力するための要素には環境も含まれる」と考えています。

「良い環境では良い結果がうまれやすいのではないか」と思うのです。
私の仕事は、まさにこれだと考えています。
生徒たちにとって、鶴田北教室が「良い環境」であること。その環境づくりこそが私の仕事であると。

さぁ、今日も明日も。生徒たちの環境を整えていくぞ。

#54: 言葉はまるで〇〇〇〇

鶴田北教室室長の新井です。突然ですが、今回はある歌詞の一部をブログのタイトルにさせていただきました。
〇〇〇〇に入る言葉は何だか分かりますか? ちなみに答えは”雪の結晶”です。

この曲は先月より放送スタートしている、ある木曜劇場の主題歌です。
このドラマが始まる時間は22時からで、私はこの時間帯教室にいます。
そのため先日の保護者面談で、あるお母様からお話を聞くまでは、このドラマの存在も知りませんでした。

「先生、このドラマ本当に良くて、娘にも観るように言ったんです。」
「そうなんですね。じゃあ、僕も観てみます!」

そんなお話を交わし面談を終え、お昼を食べながら、見逃し配信されている1話を観てみたのですが……

もうボロボロ泣いてしまいました。

1回観るだけでは、中々消化できない。色んな想いを感じ取り、共感し、共に悩めるようなドラマでとても良かったです。
今は3話まで観たのですが、4話以降のネタバレをある生徒にされて、かなりテンションが下がっています。
(その日、ネタバレした生徒の宿題はいつもの1.5倍にしました。)

そして、主題歌が入るタイミングもまたいい!!
ドラマの大切なポイントに絶妙なタイミングでかかるので、涙を止められませんでした。
(生徒には、「嘘だ」と言われますが、実は私は涙もろいです。)

そんな曲の歌詞の一部に、”正しさよりも優しさが欲しい”という詩があります。

これは、生徒たちとのコミュニケーションでも、よくあるシーンだなと思いました。
生徒とのコミュニケーション、特に進路について、正しい・現実的なことを伝えなければならないシーンは多くあります。
ですが、時としてその正しい・現実的なことをそのまま伝えることは、生徒の成長や目的意識にとってデメリットになることがあります。
その時私は、生徒に歩み、寄り添って”別の目標を立てたり”、”もっとよくなる上で取り組むことを伝えたり”します。

そうすることが、正しくもあり、優しくもあるような対応だと思って、行動しております。

私の生徒対応のスタンスは開校時と何も変わりません。
とことん寄り添う塾人を目指して、これからも邁進していきたいと思います。

#53: 小学校でインフル休業

鶴田北教室室長の新井です。最近一段と寒くなってきましたね。私もベットから出るのに一苦労な時期に突入しましたが、皆様はいかがですか? 寒さに得意ですか?

寒さというと、これからの時期に流行るものがありますよね。インフルエンザです。

実は、今月の7日。インフルエンザの感染者が複数確認されたとして、鹿沼市みどりが丘小1年生の1学級が学級休業になりました。休業期間は7日と8日の2日間ですので、もうすでに解消されています。

鶴田北教室では、安心してこれからも楽しく通えるように、喚起やアルコール消毒、検温等の感染対策を引き続き実施していきたいと思います。

#52: ルールを破って賞賛された話

鶴田北教室室長の新井です。進光ゼミナールは、現在保護者面談の期間中です。
保護者の皆様からお伺いできるお話は生徒たちと交流を深める上で非常に大切だと思っております。同時にご自宅では見られにくい生徒たちの良さをこちらからお伝えし、生徒たちへのアプローチを摺り合わせることも大切だと思っているので、点数には表れない話もたくさんしています。
今回は、鶴田北教室の保護者面談でのエピソードを1つお話します。

あるお母様のお悩みとして、「家でのルールを守らないことがあった」というものがありました。
ご事情をお伺いすると、そのご家庭では「勉強を1時間してから、ゲームを1時間することができる」というルールを定めていました。ですが、お子さんはある日「ゲームからやらせて! 絶対勉強もするから!」とルールを変えるだけでなく、ゲームが終わると、勉強をせず寝てしまったことがあったそうです。

塾での決まり事をしっかり守ってくれている生徒だったので、私は意外で非常に驚きました。
「こんなことは初めてだったので、これが習慣化する前に先生の方からご指導してもらえませんか?」と、お母様からのお願いを受け、その生徒が来た時に面談をしました。

私はお母様から先程のお話を聞いたことを伝え、
「その時、いったい何があったの?」と生徒に質問しました。

その生徒は
「友達が学校で嫌なことがあって落ち込んでいたので、ゲームをしながら話してスッキリしようと約束した。それで疲れてしまって、そのまま寝てしまった。」
と話してくれました。

私はものすごく感動してしまいました。
「友達のために行動できるなんて、本当に〇〇はいいやつだな」と言って、その生徒を承認しました。

私はその話をお電話でお母様にご報告しました。
お母様も「理由を聞いてあげればよかった。友達のための行動だったんですね。」と大変喜ばれていました。

確かにその子は「勉強を1時間してから、ゲームを1時間することができる」というルールを破りました。
ですが、私やお母様から賞賛を受けました。

それはなぜか。その生徒にとって勉強以外の大切なものはなんだったのか。

これを確認する非常に良い機会となりました。

#51: そろそろきますね。

鶴田北教室室長の新井です。私事ではございますが、先日研修のため、東京へ行ってきました。とても学びが深い研修でした。
研修から帰る前に、少しだけ寄り道をして湯島天満宮へ行ってきました。あいにくの雨でしたが、鶴田北教室の生徒たちが第一志望へ合格できるようにお祈りをさせていただきました。

ただ、受験生だけでなく中学1,2年生のこともしっかりと祈らせていただきました。なぜなら、もうそろそろ「中間テスト」がやってきますからね。

しっかりと生徒たちの目標へ向け学習指導していきたいと思います。

目の前の1点に一喜一憂するのではなく、目の前の1点をどう大きくできるのか。そのために必要な指導はなにか。しっかり考えていきたいと思います。